ビリー・エクスタイン(ヴォーカル)

Billy Ecksteine (Vocal)

ビリー・エクスタイン

フルネーム:ウィリアム・クラレンス・エクスタイン William Clarence Ecksteine
1914年7月8日ペンシルヴァニア州ピッツバーグ生まれ。
1993年3月8日日死去。

ピッツバーグ生まれだが、育ったのは、ワシントンD.C.。アームストロング・ハイ・スクールを経てハワード大学を卒業した。
歌手及び司会者として身を立てるようになり、バッファロー、デトロイト、シカゴなどで仕事するようになった。
バッド・ジョンソンの口利きで39年アール・ハインズのバンドの歌手となり次第に人気を高めた。
当時ハインズのバンドには、チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピーなどが在団していた。
43年に独立しナイト・クラブで歌うようになった。
バップに強い興味を抱き47年伝説となった豪華なバンドを組織した。そこにはファッツ。ナヴァロ、ガレスピー、デクスター・ゴードン、
ジーン・アモンズ、アート・ブレイキーという大物が揃っていた。
歌手として商業的には成功したが、彼はあくまで自分はアーティストということに拘った。
独特の粘りを持った低音の歌唱は一時女性を中心に大変人気があった。
1度来日したが65年病に倒れ活動を停止していたが60年代末にカムバックした。
ミスター“B”の愛称で知られる。
その容貌からも女性にもてたようで、マイルス・ディヴィスの自伝にはその手のエピソードがたくさん出てくる。

アール・ハインズ・アンド・ヒズ・オーケストラの1940年の録音に名前が見える。

レコード・CD

「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ第10巻/ザ・ビッグ・バンド・イーラ Vol.2」(RCA RA-55)