サイラス・サン・クレア (チューバ) 

Cyrus St.Clair (Tuba)

サイラス・サン・クレア

1890年メリーランド州ケンブリッジ生まれ。
1955年ニュー・ヨークにて死去。

『ジャズ人名辞典』未収録。
父親と叔父は両方ともチューバ奏者だった。始めはコルネットを吹いていたがチューバに転向した。
1925年にニュー・ヨークに移り、20年代の後半にキング・オリヴァー、ウィルバー・ド・パリ、チャーリー・ジョンソン、
クラレンス・ウィリアムズ、ベッシー・スミスらと共演した。
1930年コージー・コールと短期間仕事をした後、ウィリアムズのバンドに再加入し、1937年まで数多くのレコーディングに参加した。
その後、しばらくの間音楽を離れたが、1947年に復帰した時にはストリング・ベースを弾いた。
キング・オリヴァーの1928年の録音の中にその名が見える。

レコード・CD

”King Oliver's Dixie Syncopators 1926-1928”(MCA-1309)
”King Oliver/Sugar foot stomp”(Decca GRD-616)
「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ 第9巻 ザ・ビッグ・バンド・エラ 第1集」
「ベッシー・スミス物語第2集/エニィ・ウォーマンズ・ブルース」(CBS SOPB 55027)