エルマー・スノウデン (バンジョー) 

Elmer Snowden (Banjo)

エルマー・スノウデン

フルネーム:エルマー・チェスター・スノウデン (Elmer Chester Snowden)
1900年10月9日メリーランド州ボルチモア生まれ。
1973年5月14日フィラデルフィアにて死去。

15歳のときからバンジョー奏者として無声映画の伴奏をしていたという。
1923年にニュー・ヨークに進出し、ハーレムで「ワシントニアンズ」を結成、そこには若きデューク・エリントンが参加していたことでも有名。
1923年からほぼすべてのニューヨークにあるレーベルでサイドマン、または伴奏者として数多くのレコーディングに参加した。
また優れたバンド・リーダーでもあり、そこには先のデュークのほか、 カウント・ベイシー、ジミー・ランスフォード、ババー・マイリー、
「トリッキー・サム」ナントン、フランキー・ニュートン、ベニー・カーター、レックス・スチュワート、ロイ・エルドリッジ、チック・ウェッブなどは皆彼のバンドで働いていた。
彼のバンドは人気がありワーナー・ブラザーズが短編映画化するほどだったという。
42年ジョー・サリヴァンとトリオを結成したり、50〜57年はカルテットを率いカナダや全米各地を楽旅した。
63年ニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演した後、カリフォルニア大学バークレー校で教鞭をとるためにカリフォルニアに移住した。
カリフォルニアではマーク・マーフィーらと組んで活動を続け、67年ベルリン・ジャズ・フェスティヴァルに出演し、好評を博したという。
68年フィラデルフィアに戻り、しばらく現地のミュージシャンと活動を続けていたという。
ベッシー・スミスの1925年、ルイ・ラッセルの1929年の吹込みにその名がみえる。

レコード・CD

"Luis Russell and his orchestra 1926-1929"(The chronological 588)
"Bessie Smith/Nobody's blues but me"(CG 31093)