エヴァ・テイラー(ヴォーカル)

Eva Taylor (Vocal)

エヴァ・テイラー

本名:アイリーン・ジョイ・ギボンズ(Irene Joy Gibbons)
1895年1月22日ミズーリ州セント・ルイス生まれ。
1977年10月31日ニュー・ヨーク州ミネオラにて死去。

『ジャズ人名辞典』未収録
3歳からヴォードヴィル・ショウのステージに立ち、10代になる前にニュー・ジーランド、オーストラリア、ヨーロッパをツアーしたという。
1920年までにニュー・ヨークに定住し、ハーレムのナイト・スポットでパフォーマーとしての地位を確立した。
ピアニスト兼プロデューサーのクラレンス・ウィリアムズと結婚、夫婦でラジオやレコーディングで一緒に仕事をしていた。
シドニー・ベシェやルイ・アームストロングのようなジャズ・ジャイアンツとも共演を行った。
1922年、黒人が所有するブラック・スワン・レコードで最初のレコーディングを行った。
ブラック・スワン・レコードは彼女を「ディキシー・ナイチンゲール」と呼んで売り出した。
彼女は1920年代から1930年代にかけて、オーケーとコロンビアに数十のブルース、ジャズ、ポピュラー・ナンバーを録音した。
1925年からはチャールストン・チェイサーズの一員となり、1930年までレコーディングに加わった。
1927年夫のクラレンス・ウィリアムズが脚本・プロデュースしたミュージカル『ボトムランド』のブロードウェイ・ショウに出演し、
1929年にはNBCに自身のラジオ番組を持った。
その後、ニュー・ヨークのラジオ局WORで長年働いた。1940年代には引退していたが夫の死後、60年代半ばに学界に復帰し、ヨーロッパ・ツアーなどを行った。

レコード・CD

「ベニー・グッドマン/新たなる宝庫」(Columbia CSM890〜891)