ハリー・ブルーストーン(ヴァイオリン)

Harry Bluestone (Violin)

ハリー・ブルーストーン

1907年9月30日イギリス生まれ。
1992年12月22日カリフォルニア州スタジオ・シティにて死去。

『ジャズ人名辞典』未収録
少年時代にニューヨークに行ったようで、幼い頃にヴァイオリンを始め、
わずか7歳の時にブルッフ(?Bruch)のト短調ヴァイオリン協奏曲を演奏し、批評家から高い評価を得たという。
10代の頃、彼は海外在住の歌手ジョセフィーヌ・ベイカーのサポートのため、小さなジャズグループとともにパリへ楽旅を行った。
ハリーは音楽芸術研究所 (後にジュリアード音楽院に改名) を卒業し、1930年代フリーランスとしてビックス・バイダーベック、ドーシー兄弟、
ベニー・グッドマン、アーティ・ショウ、バニー・ベリガン、レッド・ニコルズらと共演したという。
その後1935年にレニー・ヒューレット・オーケストラとともにハリウッドに移住した。
その後自身の15分間のラジオ番組を持ち、パラマウント・スタジオにコンサートマスターとして雇われた。
彼は1942年に空軍に入隊し、曹長に昇進し、陸軍空軍管弦楽団と陸軍空軍訓練指揮管弦楽団の両方を組織した。
戦後はジョー・スタッフォードとダイナ・ショアをサポートする独自のオーケストラを設立した。
その後音楽出版社の設立に尽力した。またヴァイオリン、ギター、トランペットの演奏に関する教則本も執筆した。
1992年にパーキンソン病の合併症で亡くなった。
1940年のアーティ・ショウの吹込みに名前が見える。

レコード・CD

「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ11/ザ・サウンド・オブ・スイング」(RCA RA-63)