ジャスパー・テイラー(ドラムス&ウッドブロック)

Jasper Taylor (Drums & Woodblock)

ジャスパー・テイラー

1894年1月1日アーカンソー州テクサカーナ生まれ
1964年11月7日イリノイ州シカゴにて死去

『ジャズ人名辞典』未収録
10代の頃、ワイルドウェストのレヴューやミンストレルショーに出演し、アメリカ南部とメキシコをツアーした。
彼は1913年にテネシー州メンフィスで、洗濯板、ドラム、ウッドブロック、木琴を演奏した。
1917年にシカゴに移り、そこがキャリアのほとんどの拠点としていた。
第一次世界大戦中にフランスの第365歩兵バンドで演奏したことがある。
1910年代後半から1920年代初頭にハンディ、マリオン・クック、シカゴ・ノヴェルティ・オーケストラ、
クラレンス・ウィリアムズらと共演した。
またウッドブロック奏者として、W.C.ハンディ、ジェリー・ロール・モートンのレコーディングに参加した。
1920年代後半はデイブ・ペイトンとフェス・ウィリアムズと共演した。
大恐慌の影響で演奏する機会が減少したため、1930年代は音楽界を辞し製靴業についていたという。
1940年代に復帰しフレディ・シェイン達と共演し、1950年代は、ナッティ・ドミニクのバンドで数年間プレイした。
その後、彼自身のクレオール・ジャズバンドを率いていた。
ジェリー・ロール・モートンの1924年の録音にその名がみえる。

レコード・CD

“Jelly Roll Morton 1923/24”(Milestone M-47018)
「ジャズ・ジャイヴ・アンド・ジャンプ」(MCA-3519〜20)