ジョー・タート(ベース)

Joe Tarto (Bass)

ジョー・タート

本名:ヴィンセント・ジョゼフ・トルトリーロ (Vincent Joseph Tortoriello)
1902年2月22日ニュー・ジャージー州ニューアーク生まれ。
1986年8月24日ニュー・ジャージー州モリスタウンにて死去。

『ジャズ人名辞典』未収録
12歳からトロンボーンを演奏していたが、後にチューバに転向した。第一次世界大戦で陸軍のバンドで演奏していたが、負傷し、1919年に除隊した。
1920年代にサム・ラニン、ヴィンセント・ロペス、チャールストン・チェイサーズなどのバンドで働いたほかブロードウェイのピット・オーケストラでも演奏した。
編曲もこなしフレッチャー・ヘンダーソンやチック・ウェッブなどのバンドに提供した。
またビング・クロスビー、ボズウェル・シスターズ、エセル・ウォーターズ、エディ・ラング、ジョー・ヴェヌーティ、ミフ・モール、レッド・ニコルズ、
ドーシー・ブラザーズ、ビックス・バイダーベックなど数多くのレコーディングに参加した。
1930年代にはロジャー・ウルフ・カーンと長年演奏し、その後チューバとコントラバスの両方でセッション・ミュージシャンとして幅広く活動した。
他にも、ラジオ・アンサンブル、劇場、交響楽団でも演奏を行い、1980年代に入っても活躍を続け、晩年はディキシーランドのジャズ・リバイバル・グループで演奏していたという。

レコード・CD

「ベニー・グッドマン/新たなる宝庫」(Columbia CSM890〜891)