リー・モース(ヴォーカル) 

Lee Morse (Vocal)

リー・モース

本名:リナ・コリン・テイラー(Lena Corinne Taylor)
1897年11月30日オレゴン州コーヴ生まれ。
1954年12月16日ニューヨーク州ロチェスターにて死去。

『ジャズ人名辞典』未収録。
彼女は歌だけではなく、ピアノ、ギターも演奏し20年代後半から30年代前半まで大変な人気があったという。
音楽一家に生まれ育ち、ヴォードヴィル・ショウなどで経験を積み、1921年ミュージカル・レビューなどにも加わるようになった。
1923年ブロードウェイのレビューへの出演の機会を得、翌24年にはパテ・レーベルとレコーディング契約を結んだ。
彼女は大きな舞台で歌うことを好んだが、反面舞台恐怖症という側面もあり、アルコールの力を借りて乗り越えようとしていたという。
そのため過度のアルコール依存症にも陥り、30年代後半は健康を害し第一線からはほとんど退いていたという。
彼女は「ブルー・グラス・ボーイズ(The blue grass boys)」というバンドを率いたが、これはいわゆるカントリー系のブルー・グラス・ミュージック
とは全く関係のないバンドであったという。
1931年の録音にベニー・グッドマンが参加している。

レコード・CD

「ベニー・グッドマン/新たなる宝庫」(Columbia CSM890〜891)