ピー・ウィー・ラッセル(クラリネット)

Pee Wee Russell (Clarinet)

ピー・ウィー・ラッセル

本名:チャールズ・エルズワース・ラッセル Charles Ellsworth Russell
1906年3月27日ミズーリ州セントルイス生まれ。
1969年2月15日年ヴァージニア州アレキサンドリアにて死去。

セントルイスでプロ入りした後、メキシコ、ウェスト・コーストなどを遍歴、20年代の中ごろはセントルイスに戻って活動していた。
後ビックス・バイダーベック、フランク・トランバウアーなどと共演、20年代末から30年代初頭にかけてはレッド・ニコルスのバンドで活動した。
30年代、40年代を通じてボビー・ハケット、バド・フリーマン、エディ・コンドン、マグシー・スパニアらと共演する間に注目を浴びるようになり、
数多くのディキシー・グループに参加した。中でもエディ・コンドンのグループでの吹込みが最も注目されたという。
51年サン・フランシスコで大病を患ったが、奇跡的に回復、以後ボストン、ニュー・ヨークを中心に精力的に演奏活動を続けた。
60年代に入って、ニューポート・ジャズ・フェスティヴァルでセロニアス・モンクと共演したり、モダン派のジャズ・マンとも吹込みを行い注目された。
1964年エディー・コンドン・オールスターズとともに来日したこともある。
シカゴ派の巨匠だが、独特の濁りとうなりを含んだ音によるアドリブは不思議な魅力を持っているという。

レコード・CD

"Red Nchols and his five pennies"(Ace of Hearts AH-63)
「レッド・ニコルス物語」(MCA-3012)
『ビックス・バイダーベック物語』(CBS SOPB 55017〜19)
"An introduction to Bix Beiderbecke 1924-1930"(Best of jazz 4012)
"Jack Teagarden/King of the blues trombone"(Epic JSN 6044)
「シカゴ・スタイル・ジャズ」(Columbia ZL-1091)
「ザ・テディ・ウィルソン」(CBS SONP 50332〜50333)
「栄光のコンドン・ジャズ」(Mainstream Records XM-34-MSD)
"Eddie Condon/That's a serious thing"(History 20.3008-HI)
"Archive of Jazz/Jack Teagarden & Pee Wee Russell"(BYG 529 066)