ウォルター・ピチョン (ピアノ&ヴォーカル) 

Walter Pichon (Piano & Vocal)

ウォルター・ピチョン

体形からかファッツ・ピション(Fats Pichon)と呼ばれる。
本名:ウォルター・ガブリエル・ピション(Walter Gabriel Pichon)
1906年4月3日ルイジアナ州ニュー・オリンズ生まれ。
1967年2月25日イリノイ州シカゴにて死去。

『ジャズ人名辞典』未収録。
幼少期からピアノを弾き始めた。
1922年頃に北に向かい、ニュー・ヨークやニュー・ジャージーの様々な場所で演奏していたが、ボストンに数年間定住し、ニュー・イングランド音楽院で学んだ。
1920年代半ばには様々なバンドでアメリカやメキシコをツアーした後、故郷のニュー・オーリンズに戻ってダンスホールやミシシッピ川のショウ・ボートで自身のバンドを
率いて演奏した。
ニュー・ヨークを訪れた際、ルイス・ラッセルや他のニュー・オーリンズのグループと歌手としていくつかの録音に参加した。
1930年代、ニュー・オーリンズで率いたバンドは当時ニュー・オリンズで最高のビッグ・バンドといわれたという。
1940年代には、フレンチ・クォーターのバーボン・ストリートで人気のクラブ、オールド・アブサン・ハウスでハウス・ピアニストとして働く傍ら、
国内だけではなく、ラテン・アメリカ、カリブ海諸国の他の地域などにも時折ツアーで回った。
1950年から1951年NBCのラジオ・コメディ“Duffy’s tavern”に出演した。
ルイ・ラッセルの1929年の録音に名前が見える。

レコード・CD

”Luis Russell and his orchestra 1926-1929”(The chronological 588)