ズッティ・シングルトン (ドラムス)

Zutty Singleton (Drums)

1898年5月14日ルイジアナ州バンキー生まれ。
1975年7月14日ニューヨークにて死去。

少年時代ニューオリンズで多くのジャズメンの演奏を聴いて育ち、1915年プロのドラマーとしてスティーヴ・ルイスのバンドでプロとしてデビューし、
次々とジャズのパイオニアたちと共演する機会を得、腕を磨いていった。
1925年シカゴに赴きジミー・ヌーンらと共演、27年にはキャロル・ディッカーソン楽団でルイ・アームストロングやアール・ハインズと共演した。
1928年ニューヨークに出てアームストロングの楽団に加入、30年代は再びキャロル・ディッカーソン、ロイ・エルドリッジ、メズ・メズロウなど多くの
スモール・コンボに参加したほかシドニー・ベシエを含むコンボを結成したりした。
41年カリフォルニアに移住、ここでも多数のスモール・コンボで演奏。
50年代の初めにはメズロウらと渡欧、帰米後は一時ウィルバー・ド・パリス楽団に入った他、ニューヨークの各クラブなどで演奏していた。
ベイビー・ドッズと並ぶ偉大なトラディショナル・ドラーマーとして名声を確立している。

レコード・CD

「ルイ・アームストロング傑作集 第3集」(Odeon OR-8004)
「黄金時代のルイ・アームストロング」(EMI TOCJ-5221-28)
"Archive of Jazz/Jack Teagarden & Pee Wee Russell"(BYG 529 066)
{ザ・パナシェ・セッションズ」(Victor VRA-5015)
「メズ・メズロウとトミー・ラドニア」(RCA RA-5324)
「ジャズ・クラシックス・オブ・ジェリー・ロール・モートン」(RCA RA-9〜12)
「ライオネル・ハンプトン/オール・スター・セッション」(RCA RA-90〜95)
「MCAブルースの古典」ビクター VIM-21
「MCAジャズの歴史」VIMI-17