アーティー・ショウ 1941年

Artie Shaw 1941

アーティー・ショウは前年1940年を通して西海岸で活動を行い、レコーディングを行っていました。そして年が明けてもしばらくは西海岸ハリウッドでレコーディング活動を行っています。

<Date&Place> … 1941年1月23日 ハリウッドにて録音

<Personnel> … アーティー・ショウ・アンド・ヒズ・オーケストラ(Artie Shaw and his orchestra)

Band leader & Clarinetアーティー・ショウArtie Shaw
Trumpetジョージ・ウエントGeorge Wendtジャック・キャスカートJack Cathcartビリー・バタフィールドBilly Butterfield
Tromboneジャック・ジェニーJack Jennyヴァ―ノン・ブラウンVernon Brownレイ・コニフRay Conniff
Alto saxレス・ロビンソンLes Robinsonニーリー・プラムNeely Plumb
Tenor saxバス・バッシーBus Basseyジェリー・ジェロームJerry Jerome
Pianoジョニー・ガルニエリJohnny Guarnieri
Guitarアル・ヘンドリクソンAl Hendrickson
String Bassジャド・デノウトJud DeNaut
Drumsニック・ファツールNick Fatool

Strings are
Violin … トルーマン・ボードマン(Truman Boardman)、テッド・クラーゲス(Ted Klages)、ビリー・ブロワー(Billy Brower)、B・モロウ(B Morrow)、アレックス・ベラー(Alex Beller)、ユージン・ラマス(Eugene Lamas)
Viola … アラン・ハーシュマン(Allan Harshman)、キース・コリンズ(Keith Collins)
Cello … フレッド・ゲルナー(Fred Goerner)
前回1940年12月17日からストリングス含めて以外移動無し。パーソネルにアニタ・ボイヤーの名前があるが、ヴォーカル・ナンバーはない。

<Contents> … "The complete Artie Shaw Vol.4 1940/41"(RCA AXM2−5572)&「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ11/ザ・サウンド・オブ・スイング」(RCA RA-64)

Record2 B-2.&Record5 B-3.ダンシング・イン・ザ・ダークDancing in the dark
Record2 B-3.アイ・カヴァー・ザ・ウォーターフロントI cover the waterfront
Record2 B-4.ムーングロウMoonglow
Record2 B-5.アロン・トゲザーAlone together
「ダンシング・イン・ザ・ダーク」
このナンバーは「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ11/ザ・サウンド・オブ・スイング」のショウの面にも収録されている。1931年のブロード・ウェイ・ミュージカル「バンド・ワゴン」のために書かれたヒット曲だという。ストリングス、ブラス、ホーンの各セクションを巧みにつないだり重ねたりしてこのバンドの特徴である大編成の威力を発揮しているので、この演奏が映画に使われたのではないかと思ってしまう。ショウのソロも見事である。
「アイ・カヴァー・ザ・ウォーターフロント」
現代でもよく歌われたりしているスタンダード・ナンバーだが、元は映画「アイ・カヴァー・ザ・ウォーターフロント」の主題歌。ビリー・ホリデイなども取り上げているこの時代からの人気曲。ストリングスも加えたゴージャス感のあるバックにショウがテーマを吹き、アンサンブルが曲を進行させていく。
「ムーングロウ」
抑え気味の弦も含めたアンサンブルをバックに、ショウがテーマを吹き、続いてアンサンブルがテーマを奏でる。これもゴージャスなサウンド感が際立つ。
「アロン・トゲザー」
これもアンサンブル中心の曲。こういうストリングスを含めたサウンド聴くと、ショウの狙いはポール・ホワイトマン楽団だったのではないかと思えてくる。

この1月の録音の後ショウはニューヨークに戻る。そして3月20日にニューヨーク帰還最初のレコーディングが行われる。

<Date&Place> … 1941年3月20日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … アーティー・ショウ・アンド・ヒズ・オーケストラ(Artie Shaw and his orchestra)

Band leader&Clarinetアーティー・ショウArtie Shaw
Trumpetビリー・バタフィールドBilly Butterfield
Tromboneジャック・ジェニーJack Jennyレイ・コニフRay Conniff
Alto saxレス・ロビンソンLes Robinson
Tenor saxジェリー・ジェロームJerry Jerome
Pianoジョニー・ガルニエリJohnny Guarnieri
Drumsニック・ファツールNick Fatool
Others不明Unknown

レコードのデータには上記のメンバーしか明らかではないと記載されている。この日は他に3曲レコーディングされたが、この1曲だけが収録されている。

<Contents> … "The complete Artie Shaw Vol.4 1940/41"(RCA AXM2−5572)

Record2 B-6.「イフ・アイ・ハド・ユー」(If I had you)
これもほとんどアンサンブル中心の曲。ニューヨークに戻っての最初の録音は、ストリングスを加えたハリウッドでの録音を継続するようなサウンド作りが行われている。

この後ショウはバンドの・リーダー歴で3度目のお解散を行った。そして元ベルリン・オペラの指揮者であったハンス・バーンズに師事するのであった。そしてその期間中に2度に渡ってスタジオ・グループによるレコーディング・セッションを楽しんだ。それが次の3曲である。大好きなストリングスに黒人のスター・プレイヤー、ヘンリー・レッド・アレン、J.C.ヒギンバサム、ベニー・カーターを加えるという豪華なものとなった。しかし残念なことに、劣悪なレコード会社の仕儀により、録音データが記載されていない。そこでまたまたわかるものだけ記載するということになった。黒人と白人の混血美人シンガー、リナ・ホーンが加わっているとこが貴重である。

<Date&Place> … 1941年6月26日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … アーティー・ショウ・アンド・ヒズ・オーケストラ (Artie Shaw and his orchestra)

Band leader&Clarinetアーティー・ショウArtie Shaw
Trumpetヘンリー・レッド・アレンHenry Red Allen
TromboneJ.C.ヒギンバサムJ.C.Higginbotham
Alto saxベニー・カーターBenny Carter
Pianoソニー・ホワイトSonny White
Guitarジミー・シャーリーJimmy Shirley
Bassビリー・テイラーBilly Taylorフレッド・ジンマーマンFred Zimmerman
Drumsシェプ・シェファードShep Shepherd
Vocalリナ・ホーンLena Horn

Strings are
Violin … レオ・クルチェク(Leo Kruczek)、カート・ディーターレ(Kurt Dieterle)、マックス・シルヴァーマン(Max Silverman)、セルゲイ・コトラースキー(Sergei Kotlarsky)、ハリー・アーバント(Harry Urbant)、ルイ・エドリン(Louis Edlin)、リー・カーン(Lee Kahn)、デイヴ・ノーマン(Dave Norman)
Viola … バーナード・オッコ(Bernard Ocko)、ソル・ド・フランセッシュ(Sol D'Francetsch)
Cello … エイブ・ボロディン(Abe Borodin)、インシオン・シュミット(Incion Schmit)

<Contents> …「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ11/ザ・サウンド・オブ・スイング」(RCA RA-64)

Record5 B面4.コンフェッシンI'm confessin’
Record5 B面5.ラヴ・ミー・ア・リトル・リトルLove me a little little
Record5 B面6.ドント・テイク・ユア・ラヴ・フロム・ミーDon't take your love from me
「コンフェッシン」
ルイ・アームストロングが得意としたスタンダード・ナンバー。テーマをショウが吹きアンサンブルの後、ヒギンバサム(Tb)とカーター(As)、アレン(Tp)がかけ合うようにソロで登場する。締め括りはショウとアンサンブル。
「ラヴ・ミー・ア・リトル・リトル」
ベニー・カーターがテーマを吹奏する。バックはストリングス中心のアンサンブルである。そしてリナ・ホーンのヴォーカルが登場する。そしてショウのソロと続く。
「ドント・テイク・ユア・ラヴ・フロム・ミー」
アレンがイントロを吹きゴージャスなアンサンブル、Gt、Clのソロ、アンサンブルと続きリナ・ホーンのヴォーカルとなる。

 

<Date&Place> … 1941年9月3日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … アーティー・ショウ・アンド・ヒズ・オーケストラ(Artie Shaw and his orchestra)

Band leader&Clarinetアーティー・ショウArtie Shaw
Trumpetホット・リップス・ペイジHot Lips Page
Tromboneレイ・コニフRay Conniff
Tenor saxジョージ・オウルドGeorge Auld
Pianoジョニー・ガルニエリJohnny Guarnieri
Guitarマイク・ブライアンMike Bryan
Bassエド・マッキニーEd McKinney
Drumsデイヴ・タフDave Tough
StringsNine strings不明Unknown

<Contents> …「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ11/ザ・サウンド・オブ・スイング」(RCA RA-64)

ショウがバンドを解散した間に「楽しんだ」とされる2回のセッションの2度目。今回はTpにホット・リップス・ペイジを招いている。これが縁でペイジはこの編成されるショウのバンドに加わることとなったという。

Record5 B面7.「ビヨンド・ザ・ブルー・ホライゾン」(Beyond the blue horizon)
31年に出来た古いヒット・チューンだという。ここでもストリングスを加えたアンサンブルが中心で、ソロはブライアン(Gt)、ショウ、コニフ(Tb)、ペイジ(Tp)の順。

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