ベニー・カーター 1935年

Benny Carter 1935

僕の持っているこの年のベニー・カーターの録音はウィリー・ブライアントの楽団に加わったものだけである。

「ザ・ビッグ・バンド・イーラ 第2集」

<Date&Place> … 1935年5月8日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ウィリー・ブライアント・アンド・ヒズ・オーケストラ(Willie Bryant and his Orchestra)

Band leader & Vocalウィリー・ブライアントWillie Bryant
trumpetベニー・カーターBenny Carterリチャード・クラークRichard Clarkエドガー・“プディング・ヘッド”・バトルEdger “Pudding head” Battle
Tromboneジョニー・ホウトンJohnny HaughtonR.H.ホートンR.H.Horton
Clarinet & Alto saxグリン・パクGlyn Paque
Alto sax & Baritone saxスタンリー・ペインStanley Payne
Tenor saxジョニー・ラッセルJohnny Russellベン・ウエブスターBen Webster
Pianoテディ・ウィルソンTeddy Wilson
Guitarアーノルド・アダムズArnold Adams
Bassルイ・トンプソンLouis Thompson
Drumsコジ―・コールCozy Cole

<Contents> … 「ザ・ビッグ・バンド・イーラ 第2集」(RCA RA-56)

record3.A面4.リガマロールRigamarole
record3.A面5.ロング・アバウト・ミッドナイト‘Long about midnight
record3.A面6.ザ・シーク The shiek
record3.A面7.ジェリー・ザ・ジャンカー Jerry the junker
A-4.[リガマロール]
演奏はストック・アレンジによるものだという。先ずアンサンブルがシャープであり、新加入のウエブスターのドライヴ感あふれるソロが聴きもので、ホウトン(Tb)、ウィルソン(P)、ホートン(ミュートTb)、アダムズ(Gt)、ウエブスター(Ts)、バトル(Tp)とソロが続く。
A-5.[ロング・アバウト・ミッドナイト]
ピアニストのアレックス・ヒルの作で、アレンジもヒルが手掛けている。アンサンブルからホウトンのオブリガードをを伴いながらブライアントが軽快に歌う。続いてバトルのミュートTp、ウエブスター張りに豪快に吹くラッセル(Ts)、ホートンの短いソロを経てアンサンブルで締める。
A-6.[ザ・シーク]
全ブライアント楽団の録音中1,2を争う出来映えを示す。ヘッド・アレンジによって演奏は進められ、ピアノのイントロから活き活きとしたリズムに乗って、ホートンのグロウルTbソロ、ウィルソン(P)、ウエブスター(Ts)のたくましいソロ、続いてドライヴ感溢れるラッセル(Ts)とアドリブが展開する。さらにバトルの歌心溢れるソロに続きラスト・コーラスはパク(Cl)がクライマックスへと盛り上げる。
A-7.[ジェリー・ザ・ジャンカー]
これは明らかにキャブ・キャロウェイの「ミニー・ザ・ムーチャー」や「キックイン・ザ・ゴーイング・アラウンド」の商業的成功を意識し、それにあやかろうとした作品。ブライアントとバンドメンのコーラスが同じような雰囲気を醸し出している。ソロはラッセル(Ts)、パク(Cl)、ウィルソン(P)と続く。パクのソロが秀逸。

ウィリー・ブライアントはこの後8月1日にもレコーディングを行っているが、それに加わっているという説と加わっていないという説があり判然としない。レコード記載のデータには書いていないのでここでは外しておいた。

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