ベッシー・スミス 1926年

Bessie Smith 1926

1926年ベッシー・スミスは前年ほどではないが、15曲ほどレコーディングを行っている。この年ベッシー・スミスが飛ばしたヒット曲は、年間チャートで44位にランクされた"Lost your head blues"(5月4日録音)がある。まずは順番に聴いていこう。

[Bessie Smith/Nobody's blues but mine]レコード・ジャケット

<Date & Place> … 1926年3月5日 ニュー・ヨークにて録音

<Personnel> … ベッシー・スミス(Bessie Smith)

Vocalベッシー・スミスBessie Smith
Pianoクラレンス・ウィリアムズClarence Williams

<Contents> … "Bessie Smith/Nobody's blues but me"(CG 31093)

record1 B-7.ゼム・「ハズ・ビーン」・ブルースThem "has been" blues
record1 B-8.スクイーズ・ミーSqueeze me
record2 A-1.ホワッツ・ザ・マター・ナウ?What's the matter now ?
record2 A-2.アイ・ウォント・エヴリィ・ビット・オブ・イットI want every bit of it
record1 B-7.[ゼム・「ハズ・ビーン」・ブルース]
僕が相性抜群と考えているコンビである。タイトルに「ブルース」と付いているが、ブルースではない。ピアノの伴奏はシンプルに徹している。ベッシーの「歌」一本勝負である。
record1 B-8.[スクイーズ・ミー]
これもブルースではなく、ポピュラー曲である。これもゆったりとしたナンバー。
record2 A-1.[ホワッツ・ザ・マター・ナウ?]、record2 A-2.[アイ・ウォント・エヴリィ・ビット・オブ・イット]
この曲もテンポはスロウで、ヴォーカルのバックでピアノがシンプルにバックに徹するという形式である。
[Bessie Smith/Nobody's blues but mine]レコード1枚目B面

<Date & Place> … 1926年3月18日 ニュー・ヨークにて録音

<Personnel> … ベッシー・スミス(Bessie Smith)

Vocalベッシー・スミスBessie Smith
Clarinetバスター・ベイリーBuster Bailey
Pianoフレッチャー・ヘンダーソンFletcher Henderson

<Contents> … "Bessie Smith/Nobody's blues but me"(CG 31093)

record2 A-3.ジャズボー・ブラウン・フロム・メンフィス・タウンJazzbo Brown from Memphis town
record2 A-4.ザ・ジン・ハウス・ブルースThe Gin house blues
record2 A-3.[ジャズボー・ブラウン・フロム・メンフィス・タウン]
迫力はあるが「声」の荒れが気になる。これ程はっきりバスター・ベイリーのプレイを聴いたの初めてかもしれない。
record2 A-4.[ザ・ジン・ハウス・ブルース]
突然ヴォーカルから始まるのは珍しいのではないかと思う。
[Bessie Smith/Nobody's blues but mine]レコード2枚目A面

<Date & Place> … 1926年5月4日 ニュー・ヨークにて録音

<Personnel> … ベッシー・スミス(Bessie Smith)

Vocalベッシー・スミスBessie Smith
Cornetジョー・スミスJoe Smith
Pianoフレッチャー・ヘンダーソンFletcher Henderson

<Contents> … "Bessie Smith/Nobody's blues but me"(CG 31093)

record2 A-5.マネー・ブルースMoney blues
record2 A-6.ベイビー・ドールBaby doll
record2 A-7.ハード・ドライヴィング・パパHard driving Papa
record2 A-8.ロスト・ユア・ヘッド・ブルースLost your head blues
record2 A-5.[マネー・ブルース]
これもブルースではない。こう聴いていくと実は彼女が歌った曲はブルースは少ないのではないかと思える。しかし彼女が歌うとブルースっぽく聴こえるのである。何を歌ってもブルースになる「ブルースの皇后」と言われる所以であろう。
record2 A-6.[ベイビー・ドール]
スミスのオブリガード、ソロともCorがほとんど目立たない。それだけベッシーのヴォーカルが強力ということであるが。
record2 A-7.[ハード・ドライヴィング・パパ]
これはブルースであるが、タイトルには付いていない。スミスのCorが歌っている。
record2 A-8.[ロスト・ユア・ヘッド・ブルース]
年間チャートで44位にランクされたヒット曲。ブルースである。ベッシーの歌唱、スミスのCorとも好調である。
[Bessie Smith/Nobody's blues but mine]レコード2枚目B面

<Date & Place> … 1926年10月25日 ニュー・ヨークにて録音

<Personnel> … ベッシー・スミス(Bessie Smith)

Vocalベッシー・スミスBessie Smith
Pianoフレッチャー・ヘンダーソンFletcher Henderson

<Contents> … "Bessie Smith/Nobody's blues but me"(CG 31093)

record2 B-1.ハード・タイム・ブルースHard time blues
record2 B-2.ハニー・マン・ブルースHoney man blues
record2 B-1.[ハード・タイム・ブルース]
ゆったりとしたナンバー。途中からブルースになる。しかしBメロなどもあり、構成がよく分からない。
record2 B-2.[ハニー・マン・ブルース]
伴奏が変わっているが、ブルースなのであろう。
「ベッシー・スミス/ザ・コレクション」CDジャケット

<Date & Place> … 1926年10月26日 ニュー・ヨークにて録音

<Personnel> … ベッシー・スミス・アンド・ハー・ブルー・ボーイズ(Bessie Smith and her blue boys)

Vocalベッシー・スミスBessie Smith
cornetジョー・スミスJoe Smith
Clarinetバスター・ベイリーBuster Bailey
Pianoフレッチャー・ヘンダーソンFletcher Henderson

<Contents> … "Bessie Smith/Nobody's blues but me"(CG 31093)&"Bessie Smith/The collection"(Columbia CK 44441)

record2 B-3.ワン・アンド・ツー・ブルースOne and two blues
record2 B-4、CD-9.ヤング・ウーマンズ・ブルースYoung woman's blues
record2 B-3.[ワン・アンド・ツー・ブルース]
これはしっかりとスミスがソロを吹いているのがうれしい。ベッシーのヴォーカルは言わずもがなで素晴らしい。
record2 B-4、CD-9.[ヤング・ウーマンズ・ブルース]
「若い女のブルース」という題だが、曲はブルースではない。先ずイントロのスミスが情感あふれる吹奏を示す。お気に入りのイントロを受けてベッシーもいつもながら力のこもった歌いっぷりで応える。聴き応えのある作品である。

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