ベッシー・スミス 1933年

Bessie Smith 1933

油井正一氏によれば、ベッシー・スミスはこの年1933年は、全部で4曲の吹込みがあり、その後吹込みはないそうです。そのうち2曲が“Bessie Smith The collection”というCDに収録されています。これらは11月に吹き込まれ、翌年オーケー・レコードから発売されたようです。

[The collection]CD・ジャケット

<Date & Place> … 1933年11月24日 ニュー・ヨークにて録音

<Personnel> … ベッシー・スミス(Bessie Smith)

Trumpetフランキー・ニュートンFrankie Newton
Tromboneジャック・ティーガーデンJack Teagarden
Clarinetベニー・グッドマンBenny Goodman
Tenor saxチュー・ベリーChu Berry
Pianoバック・ワシントンBuck Washington
Guitarボビー・ジョンソンBobby Johnson
Bassビリー・テイラーBillyTaylor

何といっても目を惹くのは売り出し中の2人の白人ミュージシャン、ベニーグッドマンとジャック・ティーガーデンの参加である。またテナーのチュー・ベリーの最も早い時期のレコード吹込みの一つとしても貴重である。
BGについてはビリー・ホリデイの自伝によると、1930年代前半ラジオなどの仕事が終わると、ジャズ・クラブに現れ黒人たちとのジャム・セッションに参加していたというので、分からないでもないが、ティーガーデンという人はほとんどプライヴェートの記述がないのでよくわからない。ただ1929年サッチモと共演するなど黒人ミュージシャン達にもその実力は伝わっていたのではないかと思われる。それにしても大胆な布陣ではある。

<Contents> … “Bessie Smith The collection”(Columbia CK44441)

15.ドゥ・ユア・デューティDo your duty
16.ギミ・ア・ピッグフットGimme a pigfoot

15.[ドゥ・ユア・デューティ]
ブルースではない。スミスのヴォーカルの後Tp、P、チュー(Tp)、ティーガーデン(Tb)と8小節ずつソロを繋ぎ、再びスミスのヴォーカルとなって終わる。ただニュートンのソロが始まったところでBG突然吹き出し、次のワシントンのPソロのスタートの部分がソロらしくないので誰かが間違えたのかもしれない。
16.[ギミ・ア・ピッグフット]
これもブルースではない。ピアノのイントロからスミスのヴォーカルとなる。ソロはTpくらいで、スミスの圧倒的なヴォーカルが前曲同様聴き処である。

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