僕の持っている唯一のブラインド・レモン・ジェファーソンのアルバム。大和田俊之氏は「1926年パラマウント・レコードはテキサス州出身のブラインド・”レモン”・ジェファーソンのレコードをリリースする。このギターの弾き語りによるうめくような歌声は、『カントリー・ブルース』の最初のレコードと言われている。」(『アメリカ音楽史』)と述べているが、それ以前にこのジェファーソンが最も古い「カントリー・ブルース」をレコーディングしたということを読んでおり、それで購入したレコード。
しかしポール・オリヴァー氏は『ブルースの歴史』の中で次のように述べています。「1923年11月シルヴェスター・ウィーヴァー(Sylvester Weaver)がギター・ソロを何枚か吹き込んでいたし、翌年4月にはアトランタでエド・アンドリュースという男が歌とギター演奏で『バレル・ハウス・ブルース』というレコードを出している。」何故この録音ではなくブラインド・レモン・ジェファーソンを初めてのカントリー・ブルース録音としたのかは分からない。1926年度のヒット・チャートを見ると”Long Lonesome blues”が75位にランクされるヒットとなっている。しかし"The Immortal / Blind Lemon Jefferson"には収録されていない。
| Guitar & Vocal | … | ブランド・レモン・ジェファーソン | Blind Lemon Jefferson |
| B面5曲目 | ブラック・ホース・ブルース | Black horse blues | Paramount 12367 |
| B面6曲目 | コリーナ・ブルース | Corinna blues | Paramount 12367 |
| B面1曲目 | ラビット・フット・ブルース | Rabbit foot blues | Paramount 12454 |
レコード裏面の録音データでは、アルバム収録全12曲中この3曲が1926年の録音となっているが、ディスコグラフィーを見ると先の”Long Lonesome blues”、このアルバムの”Black horse blues”、”Corinna blues”が1926年で、”Rabbit foot blues”は1927年となっている。但しこの日付が録音日か発売日が記載されていない。Wikiでは”Rabbit foot blues”も1926年となっている。またWikiではこれらブルースの前にスピリチュアルスを1925年に吹き込んでいるとなっている。
聴いての感想は、「ああこれが最も原初に近いブルースかぁ」というものである。ともかくギターがうまい。「ギターの伴奏で歌う」というよりも「ギターと掛け合いで歌う」のが「カントリー・ブルース」という思いを強くした。
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