ブルース・ピープル 1928年
Blues People 1928
音源は全て「RCAブルースの古典」(BMG BVCP-8733〜34)からです。
<Date & Place> … 1928年2月3日 メンフィスにて録音
<Personnel> … トミー・ジョンスン(Tommy Johnson)
| Vocal & Guitar | … | トミー・ジョンソン | Tommy Johnson |
| Guitar | … | チャーリー・マッコイ | Charlie McCoy |
<Contents>
| CD1-1. | ビッグ・ロード・ブルース | Big road blues |
ラルフ・ピアは1920年メイミー・スミスに『クレイジー・ブルース』を吹き込ませ、レイス・レコードの口を切った人物であるが、彼はヴィクターで1927年から南部へ出張録音をやり始めた。そこで発見されたミュージシャンは、ジミー・ロジャーズ、ザ・カーター・ファミリーなど、カントリー・ミュージックの大物もいたが、このトミー・ジョンスンやイシュマン・ブレイシーといった偉大なブルース・ミュージシャンもいた。
『ビッグ・ロード・ブルース』は彼の代名詞的なナンバーで、数限りないほどのカヴァー・ナンバーが生まれたという。「このビッグ・ロードを一人で行かなきゃならんのか」というどうしようもない孤独感、寂寥感がひしひしと感じられる。終わり近くにヨーデル風の歌唱も登場する。
<Date & Place> … 1928年8月27日 メンフィスにて録音
<Personnel> … ジム・ジャクスン(Jim Jackson)
| Vocal & Guitar | … | ジム・ジャクスン | Jim Jackson |
<Contents>
| CD1-9. | アイム・ワイルド・アバウト・マイ・ラヴィング | I'm wild about my loving |
この時代はまだブルースの形成期で、型の整った12小節のブルースではないという。古くから歌われたバラッドをジムなりに形を変えながら歌ったものであろうという。
<Date & Place> … 1928年8月28日 メンフィスにて録音
| Vocal & Guitar | … | ファリー・ルイス | Furry Lewis |
<Contents>
| CD1-10. | ドライ・ランド・ブルース | Dry land blues |
ファリー・ルイスは1893年ミシシッピ州に生まれたが、1917年鉄道事故で片足を失うという悲劇にあった。そこから本格的にミュージシャンを志し、メディスン・ショウなどで歌うようになったという。この曲は古くからある8小節スタイルのブルースだという。
<Date & Place> … 1928年8月30日 メンフィスにて録音
<Personnel> … フランク・ストークス(Frank Stokes)
| Vocal & Guitar | … | フランク・ストークス | Frank Stokes |
| Guitar | … | ダン・セイン | Dan Sane |
<Contents>
| CD1-11. | テイント・ノーバディズ・ビジネス・パート・2 | 'Taint nobody's business part 2 |
鈴木啓志氏は「RCAブルースの古典」の解説で、1903年W.C.ハンディ氏が出会って心を動かされたブルース弾きはこのストークスかもしれないと思わせるくらいの典型的なメンフィス・ブルース・マンであるという。この曲はベッシー・スミスも1923年に録音しているスタンだー的なナンバーで、「○○○○でもそれは'Taint nobody's business(誰にも関係ないことさ)」とつなげていく。この〇〇〇〇の部分はその都度状況によってアドリブ的に歌い込んでいくというもの。ギター・スタイルはフォーク・ソング的である。
<Date & Place> … 1928年8月31日 メンフィスにて録音
<Personnel> … トミー・ジョンスン(Tommy Johnson)
| Vocal & Guitar | … | トミー・ジョンソン | Tommy Johnson |
<Contents>
| CD1-2. | キャンド・ヒート・ブルース | Canned heat blues |
正にトミー・ジョンスンの人生を歌ったようなものだという。”Canned heat”とは酒の缶のことで、それに溺れる姿を歌っているという。
<Date & Place> … 1928年8月31日 メンフィスにて録音
<Personnel> … イシュマン・ブレイシー(Ishman Bracy)
| Vocal & Guitar | … | イシュマン・ブレイシー | Ishman Bracy |
<Contents>
| CD1-3. | トラブル・ハーテッド・ブルース | Trable hearted blues |
タイトル通りいかにもブルースを凝縮したような内容の曲でちょっと類型的すぎるという。
<Date & Place> … 1928年9月15日 メンフィスにて録音
<Personnel> … メンフィス・ジャグ・バンド(Memphis jug band)
| Harmonica | … | ウィル・シェイド | Will Shade |
| Kazoo | … | ベン・レイミー | Ben Ramey |
| Guitar | … | チャーリー・バ―ス | Charlie Burse |
| Guitar | … | ヴォル・スティーヴンス | Vol Stevens |
| Jug | … | ジャブ・ジョーンズ | Jab Jones |
<Contents>
| CD1-20. | ジャグ・バンド・ワルツ | Jug band waltz |
リーダーのウィル・シェイドはメディスン・ショウなどを経て、20年代この「メンフィス・ジャグ・バンド」を結成する。このナンバーはワルツというところが変わっているが、シェイドのハーモニカがブルース・ハープの初期のスタイルを伝える典型的なものとして有名で、お手本的な名演であるという。
<Date & Place> … 1928年9月20日 メンフィスにて録音
<Personnel> … キャノンズ・ジャグ・ストンパーズ(Cannon's jug stompers)
| Banjo & jug | … | ガス・キャノン | Gus Cannon |
| Vocal & Harmonica | … | ノア・ルイス | Noah Lewis |
| Kazoo | … | 不明 | Unknown |
<Contents>
| CD1-21. | ヴィオラ・リー・ブルース | Viola Lee blues |
メンフィス・ジャグ・バンド以上に評価が高いという。リーダーのガス・キャノンは一度1927年ブラインド・ブレイクとの共演盤を取り上げた。この曲はノア・ルイスのヴォーカル、そしてバンドの演奏能力共に優れ、彼らの代表作の一つだという。
<Date & Place> … 1928年10月17日 アトランタにて録音
<Personnel> … ブラインド・ウィリー・マクテル(Blind Willie McTell)
| Vocal & Guitar | … | ブラインド・ウィリー・マクテル | Blind Willie McTell |
<Contents>
| CD1-4. | ダーク・ナイト・ブルース | Dark night blues |
| CD1-5. | ラヴィング・トーキング・ブルース | Loving talking blues |
変わったギターの響きだがこれはいまではブルースであまり使われない12弦ギターだという。一時期アトランタでは12弦ギターが流行っていたのだという。バラッド色の濃い歌いっぷりに12弦ギター、彼の魅力が詰め込まれた2曲であるという。
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