「デルタ・ブルースの父」と呼ばれるチャーリー・パットンは1930年ウィスコンシン州のグラフトンのスタジオでParamount recordsに4曲の吹き込みをしているという。そのうちの3曲が収録されている。
| Guitar & Vocal | … | チャーリー・パットン | Charlie Patton |
| Guitar | … | ウィリー・ブラウン | Willie Brown |
| record1A-4. | ムーン・ゴーイング・ダウン | Moon going down | Paramount 13014-A |
| record2A-3. | ドライ・ウェル・ブルース | Dry blues blues | Paramount 13070-B |
| record2A-8. | バード・ネスト・バウンド | Bird nest bound | Paramount 13070-A |
record1A-4.[ムーン・ゴーイング・ダウン]
Webのディスコグラフィーではこの日の録音には、ギターのウィリー・ブラウンが加わっているとあるが、レコード裏面のデータにはパットン単独と記載されている。しかしギターの音が分厚いのと随所に掛け合いのようなヴォーカルが入っているのが、ブラウンとすればWebの表記は辻褄が合う。ともかくパットンのヴォーカルの迫力がすごい!ギターのコードを叩きつけ枯れた声でこれでもかとたきつけてくる。これがブルースというものだろう。
record2A-3.[ドライ・ウェル・ブルース]
こちらは少しテンポをゆったり目に取り、自分でも噛みしめるように歌い込んでいる。リズムをギターでとって歌うパットンにブラウンがギターでオブリガードを付ける。やはりこの人の歌は力がある。
record2A-8.[バード・ネスト・バウンド]
この曲もテンポはゆったり目である。ブラウンのギターの絡みと歌の絡みが何とも言えない雰囲気を作り出す。この日のパットンの声はことのほか荒れているように聴こえる。途中でパットンは、ギターを叩きながら歌うが、ブラウンがしっかりとフォローしている。