チック・ウエッブ 1937年

Chick Webb 1937

チック・ウエッブの楽団はエラ・フィッツジェラルドという希代の女性シンガーを手に入れたためか、ほとんどの録音はエラのヴォーカルが中心となる。

[Cab - Ella & Chick]レコード・ジャケット

<Date&Place> … 1937年3月24日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … チック・ウエッブ・アンド・ヒズ・オーケストラ(Chick Webb and his Orchestra)

Band leader & Drumsチック・ウェッブChick Webb
trumpetマリオ・バウザMario Bauzaボビー・スタークBobby Starkタフト・ジョーダンTaft Jordan
Tromboneサンディ・ウィリアムスSandy Williamsナット・ストーリーNat Story
Clarinet & Alto saxチャウンシー・ホートン Chauncey Haughton
Alto saxルイ・ジョーダンLouis Jordan
Tenor saxテディ・マクレーTeddy McRaeウェイマン・カーヴァ―Wayman Carver
Pianoトミー・フルフォードTommy Fulford
Guitarボビー・ジョンソンBobby Johnson
Bassビヴァリー・ピアBeverly peer
Vocalエラ・フィッツジェラルドElla Fitzgerald

前録音1936年10月29日との変更
Trombone … クロード・ジョーンズ ⇒ ナット・ストーリー(Nat Story)
Clarinet & Alto sax … ピート・クラーク ⇒ チャウンシー・ホートン(Chauncey Haughton)
Alto sax … エドガー・サンプソン ⇒ ルイ・ジョーダン(Louis Jordan)
Piano … ジョー・スティール ⇒ トミー・フルフォード(Tommy Fulford)
Guitar … ジョン・トルーハート ⇒ ボビー・ジョンソン(Bobby Johnson)

<Contents> … "Cab - Ella & Chick"(Bandstand records 7125)

B面4.クライン・ムードCryin' mood
ミディアム・スローの曲でエラはじっくり歌いこんでいるが、この落ち着きぶりはどうだろう。堂々たるものである。

僕の持っている次の録音は半年以上空いて10月の末になる。本来BGと有名なバンド合戦を繰り広げた直後辺りの録音が欲しいところだが、残念ながら保有していない。
この日(10月27日)録音された音源は3曲で2枚のレコードの分散収録されている。

[Princess of Savoy]レコード・ジャケット

<Date&Place> … 1937年10月27日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … チック・ウエッブ・アンド・ヒズ・オーケストラ(Chick Webb and his Orchestra)

レコードにおけるパーソネルは同じ。3月24日録音と異なる点
Trombone … ジョージ・マシューズ(George Mattheews) ⇒ In
Clarinet & Alto sax … チャウンシー・ホートン ⇒ ガルヴィン・ブッシェル(Garvin Bushell)
Alto sax … ルイ・ジョーダン ⇒ ヒルトン・ジェファーソン(Hilton Jefferson)

<Contents> … "Chick Webb with Ella Fitzgerald/Princess of the savoy(MCA-1348)&"Chick Webb/Ella swings the band"(MCA-1327)

[Ella swings the band]レコード・ジャケット
曲名原題レコード個所
アイ・ガット・ア・ガイI got a guy“Princess of the savoy”A面5.
ジャスト・ア・シンプル・メロディーJust a simple melody“Ella swings the band”A面5.
ホリディ・イン・ハーレムHoliday in harlem“Ella swings the band”A面6.
[アイ・ガット・ア・ガイ]
エラのヴォーカルの後、短いがマクレーのTsソロが良い雰囲気を伝えてくれる。
[ジャスト・ア・シンプル・メロディー]
ミディアム・アップ・テンポのナンバーで、エラのスキャットを交えたヴォーカルも入るが、アンサンブル中心の曲。
[ホリディ・イン・ハーレム]
ミディアム・アップ・テンポのナンバー。これもエラのヴォーカル、短いClソロ以外はアンサンブルのナンバー。
[Ella Fitzgerald with Chick Webb's band]レコード・ジャケット

<Date&Place> … 1937年10月27日〜11月2日の間 ニューヨークにて録音

<Personnel> … チック・ウエッブ・アンド・ヒズ・オーケストラ(Chick Webb and his Orchestra)

10月27日と同じ。

<Contents> … "Ella Fitzgerald with Chick Webb's band"(Ace of hearts AH-36)

A面5.ロック・イット・フォー・ミーRock it for me
レコードのデータによれば1937年10月27日から11月2日の間にレコーディングが行われたという。若きエラの素晴らしい歌声が聴けるが、バンド演奏はアンサンブルのみであり、僕としては少しばかり物足りない。
[Bronzeville stomp]レコード・ジャケット

<Date&Place> … 1937年12月10日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … チック・ウエッブ・アンド・ヒズ・オーケストラ(Chick Webb and his Orchestra)

Alto sax … ヒルトン・ジェファーソン ⇒ ルイ・ジョーダン(Louis Jordan)

<Contents> … "Chick Webb/Bronzeville stomp"(Jazz archives JA-33)

B面7.ブロンズヴィル・ストンプBronzeville stomp
B面8.シーズ・トール・シーズ・タン・シーズ・テリフィックShe's tall , she's tan , she's terrific
B面9.ハニーサックル・ローズHoneysuckle rose

この3曲はサヴォイ・ボールルームからのラジオ放送を収録したもので、途中アナウンスが入ったりしている。
[ブロンズヴィル・ストンプ]
僕の持っているこの年のウエッブの唯一のインスト・ナンバー。テナーのマクレーの作だという。アンサンブル中心で本当に短いCl、Tp、Tb、Ts、Tpのソロが散りばめられている。
[シーズ・トール・シーズ・タン・シーズ・テリフィック]
エラのヴォーカル入り。「彼女はデカくて、大食いで、恐ろしい」という意味かな?英語版面白ソングなんだろうか?キャブ・キャロウェイがこの年の8月に吹き込んでいる。
[ハニーサックル・ローズ]
ご存知ファッツ・ウォーラー作のスタンダード・ナンバー。Tpソロの後エラの1コーラスのヴォーカルを挟んで、ClとTsのソロ交換、Asのソロ、リフを交えたアンサンブルが聴かれる。僕の持っている中ではこの年のベスト・トラック。
[Princess of Savoy]A面

<Date&Place> … 1937年12月17日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … チック・ウエッブ・アンド・ヒズ・オーケストラ(Chick Webb and his Orchestra)

12月10日と同じ

<Contents> … "Chick Webb with Ella Fitzgerald/Princess of the savoy(MCA-1348)

A面6.夢がかなったらIf dreams come true

この曲は、BGも同年12月3日に録音している。同日の録音には歌手マーサ・ティルトンがいたにもかかわらず、インストのみであった。こちらはエラのヴォーカル入り。


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