エディ・コンドン 1933年

Eddie Condon 1933

<Date & Place> … 1933年10月21日 ニュー・ヨークにて録音

<Personnel> … エディ・コンドン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Eddie Condon and his orchestra)

Band leader & Banjoエディ・コンドンEddie Condon
Cornetマックス・カミンスキーMax Kaminsky
Tromboneフロイド・オブライエンFloyd O’Brien
Clarinetピー・ウィー・ラッセルPee Wee Russell
Tenor saxバド・フリーマンBud Freeman
Piano & Arrangementアレックス・ヒルAlex Hill
Bassアーティー・バーンスタインArtie Bernstein
Drumsシドニー・カトレットSidney Catlet

<Contents> … "Eddie Condon/That's a serious thing"(History 20.30081〜82-HI)&「シカゴ・スタイル・ジャズ」(Columbia ZL 10291)

B面4曲目テネシー・トワイライトTennessee twilight
CD2-1曲目ザ・イールThe eel
CD2-2曲目マダム・ダイナマイトMadam Dynamite
CD2-3曲目ホーム・カミングHome coming

僕がこの4曲を聴いて感じることは、これらの演奏はニューオリンズ・ジャズをモダン化したものだということである。ニューオリンズジャズをコンセプトとしながら、従来のニューオリンズとは異なる演奏ということである。例えばアンサンブルはあっても、集団即興はしないし、Tpソロにクラリネットが絡んでいくということも無い。あくまでTpはTpで、TsはTsでソロを取る。これはこれで存在感のあるスタイルなのではないかと思うが、今までいろいろなジャズ歴史本を読んできたがそのような指摘は見たことがない。コンドンがどこまで意識していたかは分からないが、これはディキシー⇒スイングという流れには属していない極めて独特なスタイルなのではないかと思う。
[テネシー・トワイライト]
25センチLP「シカゴ・スタイル・ジャズ」の最終曲。ピアノのアレックス・ヒルの書いたオリジナル・ナンバー。ゆったりとしたテンポで、フリーマンのTs、ラッセルのCl、カミンスキーのCor、オブライエンのTbなど実によく歌っている。
[ザ・イール]
アップ・テンポのナンバーで、何といってもテナーのバド・フリーマンが大活躍で、イントロからソロまで一気呵成に進む。続くラッセル、カミンスキーのソロも聴き応えがある。再びフリーマンのTsプレイに戻りエンディングに向かう。
[マダム・ダイナマイト]
完全にスイング・スタイルの演奏である。まずソロはラッセルのCl、ダーティー・トーンも交えた斬新なソロだ。続いてフリーマン、ヒル(P)そしてカミンスキーとソロは渡される。
[ホーム・カミング]
ミディアム・スロウのブルース・ナンバー。Clソロに絡むPや、Pのソロなどどう聴いてもディキシーとは、コンセプトが異なる。エンディングでは集団即興が行われるが、これも従来のディキシーとは異なるものである。

エディー・コンドンが率いて行われたこれら一連のセッションは、最近余り注目を浴びるということはないように見受けられるが、実はとてもユニークな試みがなされていたのではないかと感じる。

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