| Band leader & Banjo | … | エディ・コンドン | Eddie Condon |
| Cornet | … | マックス・カミンスキー | Max Kaminsky |
| Trombone | … | フロイド・オブライエン | Floyd O’Brien |
| Clarinet | … | ピー・ウィー・ラッセル | Pee Wee Russell |
| Tenor sax | … | バド・フリーマン | Bud Freeman |
| Piano & Arrangement | … | アレックス・ヒル | Alex Hill |
| Bass | … | アーティー・バーンスタイン | Artie Bernstein |
| Drums | … | シドニー・カトレット | Sidney Catlet |
| B面4曲目 | テネシー・トワイライト | Tennessee twilight |
| CD2-1曲目 | ザ・イール | The eel |
| CD2-2曲目 | マダム・ダイナマイト | Madam Dynamite |
| CD2-3曲目 | ホーム・カミング | Home coming |
僕がこの4曲を聴いて感じることは、これらの演奏はニューオリンズ・ジャズをモダン化したものだということである。ニューオリンズジャズをコンセプトとしながら、従来のニューオリンズとは異なる演奏ということである。例えばアンサンブルはあっても、集団即興はしないし、Tpソロにクラリネットが絡んでいくということも無い。あくまでTpはTpで、TsはTsでソロを取る。これはこれで存在感のあるスタイルなのではないかと思うが、今までいろいろなジャズ歴史本を読んできたがそのような指摘は見たことがない。コンドンがどこまで意識していたかは分からないが、これはディキシー⇒スイングという流れには属していない極めて独特なスタイルなのではないかと思う。
[テネシー・トワイライト]
25センチLP「シカゴ・スタイル・ジャズ」の最終曲。ピアノのアレックス・ヒルの書いたオリジナル・ナンバー。ゆったりとしたテンポで、フリーマンのTs、ラッセルのCl、カミンスキーのCor、オブライエンのTbなど実によく歌っている。
[ザ・イール]
アップ・テンポのナンバーで、何といってもテナーのバド・フリーマンが大活躍で、イントロからソロまで一気呵成に進む。続くラッセル、カミンスキーのソロも聴き応えがある。再びフリーマンのTsプレイに戻りエンディングに向かう。
[マダム・ダイナマイト]
完全にスイング・スタイルの演奏である。まずソロはラッセルのCl、ダーティー・トーンも交えた斬新なソロだ。続いてフリーマン、ヒル(P)そしてカミンスキーとソロは渡される。
[ホーム・カミング]
ミディアム・スロウのブルース・ナンバー。Clソロに絡むPや、Pのソロなどどう聴いてもディキシーとは、コンセプトが異なる。エンディングでは集団即興が行われるが、これも従来のディキシーとは異なるものである。
エディー・コンドンが率いて行われたこれら一連のセッションは、最近余り注目を浴びるということはないように見受けられるが、実はとてもユニークな試みがなされていたのではないかと感じる。