グレン・ミラー 1931年

Glenn Miller 1931

<Date&Place> … 1931年1月16日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … レッド・ニコルス・アンド・ヒズ・ファイヴ・ぺニーズ(Red Nchols and his five pennies)

Trumpet & Band leaderレッド・ニコルスRed Nichols
Trumpetルビー・ウェインシュタインRuby Weinsteinチャーリー・ティーガーデンCharlie Teagarden
Tromboneジャック・ティーガーデンJack Teagardenグレン・ミラーGlenn Millerジョージ・ステルGeorge Stell
Clarinetベニー・グッドマンBenny Goodman
Alto saxシド・ストーンバーンSid Stoneburn
Flute & Tenor saxラリー・ヴィニョンLarry Binyon
Pianoジャック・ラッシンJack Russin
Bassアーティー・ミラーArtie Miller
Drumsジーン・クルーパGene Krupa
Vocalハロルド・アーレンHarold Arlen

<Contents> … “Red Nchols and his five pennies”(Ace of Hearts AH-63)

AH-B面6曲目スィート・アンド・ホットSweet and hot

楽曲を提供しヴォーカルも担当しているのは若きハロルド・アーレンである。ハロルド・アーレンは、「虹の彼方に(Over the rainbow)」でつとに有名な作曲家であるが、元はミンストレル・ショウで歌っていた歌手でもあった。前年”Get happy”で注目されるようになる。レッド・ニコルスはファイヴ・ぺニーズで”Get happy”も録音しているので、それも聴いてみたい感じがするが残念ながら収録されていない。
曲はハッピーな曲調である。古き良きアメリカという雰囲気で、アーレンのヴォーカルも堂に行っている。

AH盤B-5「アイ・ガット・リズム」及びB-6「スィート・アンド・ホット」などは完全にディキシーではなくスイングである。これまでディキシー⇒スイングの移行についてガーシュインやアーレンのような作曲家の貢献はあまり言及されてこなかった感じがするが、検討に値する課題だと思う。

タイムライフ社Giants of jazzシリーズ「ベニー・グッドマン」3枚組ケース表面

<Date&Place> … 1931年2月9日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ザ・チャールストン・チェイサーズ(The Charleston chasers)

Trumpetルビー・ウエィンシュタインRuby Weinsteinチャーリー・ティーガーデン
Trombone & Arrangeグレン・ミラーGlenn Miller
Trombone & Vocalジャック・ティーガーデンGlenn Miller
Clarinetベニー・グッドマンBenny Goodman
Alto saxシド・ストーンバーンSid Stoneburn
Tenor saxラリー・ビニヨンLarry Binyon
Pianoアーサー・シャットArthur Schutt
Guitarディック・マクドノフDick McDonough
Bassハリー・グッドマンHarry Goodman
Drumsジーン・クルーパGene Krupa

<Contents> … “Giants of Jazz/Benny Goodman”(Time-Life)

record1 B-1.
ベイズン・ストリート・ブルースBaisin street blues

この録音は「ザ・チャールストン・チェイサーズ」によるものだが、そもそもこの「ザ・チャールストン・チェイサーズ」って何だろう?英語版ウィキペディアによると1925年〜30年にかけてのコロンビア・レコードにおけるスタジオ・アンサンブルとある。よく分からないが固定のバンドではなく、何人かのミュージシャンがメンバーとして登録されており、その都度ピックアップされて録音を行ったものであろう。
曲はスペンサー・ウィリアムズが作曲した超有名曲で、冒頭の”Won't you along with me / to the Mississippi〜”という有名なヴァースはこの録音でグレン・ミラーが作り出したもので、この後この曲を取り上げる時は当然のように付け加えられるようになったという。ヴォーカルはジャック・ティーガーデンで実にいい声で味のあるヴォーカルを聴かせてくれる。
ヴォーカルの後BGの1回目のソロが入るが3度、7度をフラットさせたブルーノートを使い時折ダーティー・トーンを混ぜたソロを展開する。その後ティーガーデンのTbソロを挟み再びBGのソロとなるがこちらは原曲に沿った節回しをする。それぞれ聞き応えのあるソロである。BG自身これは全くいいレコードだと自賛しているようだが、確かにスマートでモダーンな出来上がりだと思う。

「ベニー・グッドマン/新たなる宝庫」ジャケット

<Date&Place> … 1931年9月18日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ベニー・グッドマン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Benny Goodman and his orchestra)

Band leader , Alto sax & Clarinetベニー・グッドマンBenny Goodman
Trumpetチャーリー・ティーガーデンCharlie TeagardenUnknown
Tromboneグレン・ミラーGlenn Miller
Alto saxシド・ストーンバーンSid Stoneburn
Tenor saxラリー・ビニヨンLarry Binyon
Pianoアーヴィング・ブロドスキーIrving Brodsky
Drumsジョニー・ウィリアムスJohnny Williams
GuitarBassUnknown
Vocalスミス・バリューSmith Ballew

<Contents> … 「ベニー・グッドマン/新たなる宝庫」(Columbia CSM890〜891)

record1 A-2.ヘルプ・ユアセルフ・トゥ・ハッピネスHelp yourself to happiness

BGが初めて自楽団の名前で行った4曲の録音の中の1曲という。ミュージカル「1931年のジーグフェルド・フォリーズ」の中の1曲でグレン・ミラーが編曲構成を行い、ジャック・ハーレイの協力(?)によったものという。ヴォーカルは「歌うカウボーイ」スミス・バリューで、彼は以前エリントンの録音でも歌っていた。
チャーリー・ティーガーデンのトランペットとBGのクラリネットのロング・ソロが聴けるが、なかなかの力演である。Tpソロの出だしの所で短いミラーのTbソロが入るのが珍しい。

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