ジャック・ティーガーデン 1934年

Jack Teagarden 1934

ジャック・ティーガーデンの1934年最初の録音は、フランキー・トランバウアーの楽団に参加してものである。トランバウアーは久しぶりの登場で、1929年のビックス・バイダーベックとの録音以来の登場ではないだろうか?その後も音楽活動を続けていたことは知っていたが、何故か再び登場すると少しばかり驚いてしまう。
"Jack Teagarden/King of the blues trombone"には、1月と2月に吹き込んだ2曲が収録されている。その2曲はどちらも軽快なアップ・テンポのナンバーで、どちらも手の込んだアレンジが施されているのは時代的な背景もあるのだろう。

<Date&Place> … 1934年1月12日 録音

<Personnel> … フランキー・トランバウアー・アンド・ヒズ・オーケストラ(Frankie Trumbauer and his orchestra))

Bandleader , C-melody and alto saxフランキー・トランバウアーFrankie Trumbauer
Trumpetナット・ナトリNat Natoliチャーリー・ティーガーデンCharlie Teagarden
Tromboneジャック・ティーガーデンJack Teagarden
Alto saxベニー・ボナシオBennie Bonacioチャールズ・ストリックファデンCharles Strickfadden
Tenor sax & Clarinetジャック・コルダロJack Cordaro
Pianoロイ・バーギーRoy Bargy
Guitarカール・クレスCarl Kress
Bassアート・ミラーArt Miller
Drumsハーブ・クィグリーHerb Quigley

<Contents> … "Jack Teagarden/King of the blues trombone"(Epic JSN 6044)

Record2 B-1.[ブレイク・イット・ダウン(Break it down)
顔見世的にTb、As、Ts、Pなどのソロが聴かれるがさすがにトランバウアー、ティーガーデンのソロが見事である。そして意外に(失礼)に面白いのはクレスのGtソロで、見事なコード・ワークのソロを披露する。

<Date&Place> … 1934年2月23日 録音

<Personnel> … フランキー・トランバウアー・アンド・ヒズ・オーケストラ(Frankie Trumbauer and his orchestra))

1月12日録音から移動のみ記す。

Trumpetナット・ナトリOUT
Alto saxベニー・ボナシオOUTチャールズ・ストリックファデンOUT
Violinミーシャ・ラッセルMischa RussellIn

<Contents> … "Jack Teagarden/King of the blues trombone"(Epic JSN 6044)

Record2 B-2.[チャイナ・ボーイ(China boy)]
最初に出てくるトランバウアーのソロが聴き応えがあるが、少し芸風が変わった感じがする。アンサンブルが凝っていて複雑だが、さすがに見事にこなしている。
”Benny Goodman collector's gems 1929-45”2枚組BOXジャケット

<Date&Place> … 1934年5月14日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ベニー・グッドマン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Benny Goodman and his orchestra)

 
Clarinet & band leaderベニー・グッドマンBenny Goodman
Trumpetチャーリー・ティーガーデンCharlie Teagardenジョージ・ソウGeorge Thow
Tromboneジャック・ティーガーデンJack Teagarden
Tenor saxハンク・ロスHank Ross
Pianoテディ・ウィルソンTeddy Wilson
Guitarベニー・マーテルBenny Martel
Bassハリー・グッドマンHarry Goodman
Drumsレイ・マッキンレイRay Mckinley

<Contents> … "Jack Teagarden/King of the blues trombone"(Epic JSN 6044)&「新たなる宝庫・黄金時代のベニー・グッドマン」(Columbia CSM 890〜1)

JT-Record2 B-3.エイント・レイジー、アイム・ジャスト・ドリーミンAin't lazy , I'm just dreamin’
JT-Record2 B-4、BG-record1 B-3.生きている限りAs long as I live
JT-Record2 B-5.ムーングロウMoonglow
BG-record1 B-4.ブレックファースト・ボールBreakfast ball
1934年5月14日の録音は、"Jack Teagarden/King of the blues trombone"に3曲、「新たなる宝庫・黄金時代のベニー・グッドマン」に2曲収録されている。そしてそのうち1曲(「生きている限り」)が被るので、トータル4曲の音源がある。後に黒白混合コンボの先駆けとなったベニー・グッドマンとテディ・ウィルソンとの初顔合わせのレコーディングであった。
JT-Record2 B-3.[エイント・レイジー、アイム・ジャスト・ドリーミン]
ティーガーデンのヴォーカルからソロ、そしてBGのソロと豪華な展開で聴き応えがある。
JT-Record2 B-4、BG-record1 B-3.[生きている限り]
ハロルド・アーレン作のヒット曲。覚えやすいメロディーでヴォーカルとTbソロはジャック・ティーガーデン、Tpソロはチャーリー・ティーガーデン、BGのソロは短いがテディのPソロは24小節もある。
JT-Record2 B-5.[ムーングロウ]
同年9月にはデューク・エリントンも吹き込んでいるが、こちらの方が先の録音である。当時のヒット曲であろう。少しテンポを落としてメロウな感じを出している。ヴォーカルはなしで、ソロはティーガーデン、BG、Tp、P、Tsとソロが続く。ティーガーデン、BG、ウィルソンのソロが聴き応えがある。
BG-record1 B-4.[ブレックファースト・ボール]
ソロはBG、ティーガーデン兄弟が中心となっている。

<Date&Place> … 1934年9月18日にて録音

<Personnel> … ジャック・ティーガーデン・アンド・ヒズ・オーケストラ (Jack Teagarden and his Orchestra)

Bandleader , Trombone & Vocalジャック・ティーガーデンJack Teagarden
Trumpetチャーリー・ティーガーデンCharlie Teagarden
Clarinetベニー・グッドマンBenny Goodman
C-melody saxフランキー・トランバウアーFrankie Trumbauer
Harpキャスパー・レアダンCasper Reardon
Pianoテリー・シャンドTerry Shand
Bassアート・ミラーArt Miller
Drumsハーブ・クィグリーHerb Quigley

<Contents> … "Jack Teagarden/King of the blues trombone"(Epic JSN 6044)

Record2B面6曲目ユア・ゲス・イズ・アズ・グッド・アズ・マインYour guess is as good as mine
Record2B面7曲目アラバマに星落ちてStars fell on Alabama
Record2 B-6.[ユア・ゲス・イズ・アズ・グッド・アズ・マイン]
短いイントロからティーガーデンのヴォーカル、ミュートTp、BGとソロが続き再びヴォーカルとなって終わる。
Record2 B-6.[アラバマに星落ちて]
1週間前の9月11日にBGは吹き込んだばかり、但し名義はヴィンセント・ローズ楽団でティーガーデンは加わっていない。ティーガーデンはヴァースから丁寧に歌っていて、同曲のヴォーカルものとしてはベストの一つに数えられるのではないかと思う。
ソロはトランバウアーが取っているが、ヴォーカルの素晴らしさの聴き処であろう。

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