html> ジャック・ティーガーデン Jack Teagarden 1940

ジャック・ティーガーデン 1940年

Jack Teagarden 1940

1940年第2回目のメトロノーム・オールスターズは2月7日に行われる。そのセッションに前年に引き続き参加することになった。このセッションでは、"Metronome All Star Band"名義のオーケストラ演奏で1曲<キング・ポーター・ストンプ>、そのピックアップ・メンバー9名による"Metronome All Star Nine"名義で1曲<オールスター・ストラット>(多分ヘッド・アレンジによるもの)の2曲が録音された。画期的なことはいずれにもベニー・カーターとチャーリー・クリスチャンが参加していることである。なぜ画期的かというと、前年1939年はポール・ウィナーにエラ・フィッツジェラルドとテディ・ウィルソンが選出されえているが黒人のためレコーディングには呼ばれなかった。しかしこの年は、オーケストラ、9重奏団ともにクリスチャン、カーターが参加しているのである。この実現の経緯なども知りたいところではあるが、記載した記事を見たことがない。
実はこの音源は未所有であるが、YouTubeで簡単に聴くことができる。

「メトロノーム・オールスターズ」1940年

<Date&Place> … 1940年2月7日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … メトロノーム・オールスターズ(Metronome Allstars)

Trumpetハリー・ジェイムズHarry Jamesジギー・エルマンZiggy Elmanチャーリー・スピヴァクCharlie Spivak
Tromboneジャック・ティーガーデンJack Teagardenジャック・ジェニーJack Jenny
Clarinetベニー・グッドマンBennyGoodman
Alto saxトゥーツ・モンデロToots Mondelloベニー・カーターBenny Carter
Tenor saxエディ・ミラーEddie Millerチャーリー・バーネットCharlie Barnet
Pianoジェス・ステイシーJess Stacy
Electric guitarチャーリー・クリスチャンCharlie Christian
Bassボブ・ハガートBob Haggart
Drumsジーン・クルーパGene Krupa
Arrangementフレッチャー・ヘンダーソンFletcher Henderson

<Contents> … ユーチューブ(YouTube)

「キング・ポーター・ストンプ」(King porter stomp)

TpがリードするアンサンブルからBGのCl、ミラーのTs、ティーガーデンのTs、カーター(多分)のAs、ステイシーのP、Tpと短いソロ回しが行われる。最後はカンサス風のリフのアンサンブルとなる。顔見世的演奏だがこれだけ役者が揃うと聴き応えはある。

「メトロノーム・オールスターズ」1940年

<Personnel> … メトロノーム・オールスター・ナイン(Metronome Allstar Nine)

Trumpetハリー・ジェイムズHarry James
Tromboneジャック・ティーガーデンJack Teagarden
Clarinetベニー・グッドマンBennyGoodman
Alto saxベニー・カーターBenny Carter
Tenor saxエディ・ミラーEddie Millerチャーリー・バーネットCharlie Barnet
Pianoジェス・ステイシーJess Stacy
Electric guitarチャーリー・クリスチャンCharlie Christian
Bassボブ・ハガートBob Haggart
Drumsジーン・クルーパGene Krupa

<Contents> … ユーチューブ(YouTube)

「オールスター・ストラット」(Allstar strut)

ヘッド・アレンジによると思われるブルース・ナンバー。ピアノのイントロからディキシー風のコレクティヴ・アンサンブルとなり、カーターと思われるAs、クリスチャンのGt、ティーガーデン、ステイシー、BG、ハガートのB、ジェイムズのTp、ミラーのTs、クルーパと短いソロ回しが行われ、再びディキシー風のコレクティヴ・アンサンブルとなって終わる。完全に顔見世曲。クリスチャンのソロはほぼ8分音符を使って行われる。

<Date&Place> … 1940年7月23日 録音

<Personnel> … バド・フリーマン・アンド・ヒズ・フェイマス・シカゴアンズ(Bud Freeman and his famous Chicagoans)

Bandleader & Tenor saxバド・フリーマンBud Freeman
Trumpetマックス・カミンスキーMax Kaminsky
Tromboneジャック・ティーガーデンJack Teagarden
Clarinetピー・ウィー・ラッセルPee Wee Russell
Pianoデイヴ・ボウマンDave Bowman
Guitarエディ・コンドンEddie Condon
Bassモート・スツールメイカーMort Stuhlmaker
Drumsディヴ・タフDave Tough

<Contents> … "King of the blues trombone"(Epic JSN 6044)

Record3B面5曲目マスクラット・ランブルMuskrat rumble
Record3B面6曲目フォーティセヴンス・アンド・ステイトForty-seventh and state
Record3B面7曲目アフター・アホワイルAfter awhile
Record3B面8曲目シ・ミ・シャ・ワッブルShi-me-sha-wabble

バド・フリーマンをリーダーに据えたシカゴアン達によるシカゴ・ジャズのセッションに参加したもの。

Record3B面5.「マスクラット・ランブル」
テイルゲイト・トロンボーンの大先輩キッド・オリー作のディキシー・ナンバー。イントロがテナーで始まるのは珍しいがフリーマンがリーダーだからであろう。まずラッセルが先達を務め、続いてフリーマン、ティーガーデン、再びラッセル、再度フリーマンとソロが展開され合奏で終わる。
Record3B面6.「フォーティセヴンス・アンド・ステイト」
ボウマンのピアノがフューチャーされるスインギーなブルース・ナンバー。続くフリーマンもテナーらしい音色のたくましいソロを取る。そしてラッセル、ティーガーデンとソロを繋ぎデキシーランド合奏でエンディングを迎える。
Record3B面7.「アフター・アホワイル」
ミディアム・テンポのナンバーで、フリーマンのテナーを全面的にフューチャーしている。その後ティーガーデン、ボウマン、再びティーガーデン、カミンスキーとソロが受け継がれる。
Record3B面8.「シ・ミ・シャ・ワッブル」
ディキシーランドの合奏の後フリーマン(Ts)、ラッセル(Cl)のソロとなり、合奏、ティーガーデン、そしてディキシーのアンサンブルで終わる。

<Date&Place> … 1940年10月21日 ジェリー・ニューマンが録音

<Personnel>

Trumpetチャーリー・ティーガーデンCharlie Teagarden
Tromboneジャック・ティーガーデンJack Teagarden
Clarinetダニー・ポロDanny Polo
Pianoデイヴ・ボウマンDave Bowman
Bass不明Unknown
Drums不明Unknown

<Contents> … "Harlem odyssey"(Xanadu 112)

A面5.「ベイズン・ストリート・ブルース」(Basin street blues)
かつて1931年ザ・チャールストン・チェイサーズで決定版を残しているジャックお得意のナンバー。ここでは渋い喉もさることながら卓越したテクニックを如何なく発揮したソロも素晴らしい。

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