ジェイムズ・P・ジョンソン 1939年

James P Johnson 1939

今回は大御所ピアニスト、ジェイムス・P・ジョンソンを取り上げよう。

<Date&Place> … 1939年1月13日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … フランキー・ニュートン楽団(Frankie Newton and his orchestra)

Band leader & Trumpetフランキー・ニュートンFrankie Newton
Clarinetメズ・メズロウMezz Mezzrow
Alto saxピート・ブラウンPete Brown
Pianoジェイムズ・P・ジョンソンJames P Johnson
Guitarアル・ケイシーAl Casey
Bassジョン・カービーJohn Kirby
Drumsコージー・コールCozy Cole

<Contents> … 「ザ・パナシェ・セッションズ」(Victor VRA-5015)

A-8.ロゼッタRosetta
B-7.フー?Who ?
B-8.世界は日の出を待っているThe world is waiting for the sunrise

本来はシカゴまで足を延ばして、ジミー・ヌーン、ジョニー・ドッズ、ベイビー・ドッズなどニューオリンズ・スターの録音も行う予定だったが、不幸にしてそれは実現せず、ニューヨークで最後のセッションを録音することになった。
パナシェ氏は、趣向を変えて一流のスイング・ミュージシャンを集めた。ニュートン、ブラウン、ケイシー、コール、カービーである。ピアノは大好きなジョンソンにしたのは、第1回セッションでソロを取っていなかったからである。クラリネットはメズロウ。彼はいつも非常に協力してくれた。6曲ほどレコーディングしたがその中で出来のよかった3曲をここに収めた。私は大変満足した、特にピアノのジョンソンには…。だがこのラスト・セッションは余りにも今日的過ぎ、前3回のようなオリジナリティに欠けるような気がすると述べている。

A-8.「ロゼッタ」
アール・ハインズ作の曲。アルト・サックスが入ったためかサウンドがかなりモダンなディキーランド・ジャズという感じの演奏となっている。まずソロを取るのはブラウン、続いてジョンソン。そしてニュートンがリードする合奏になりエンディングに向かう。
B-7.「フー?」
イントロはジョンソンの奏でるストライド・ピアノ。ピアノをバックにブラウンがメロディを吹き、ジョンソンのソロ、そしてケイシー、コール、ブラウンとソロが続く。その後ディキシー風の合奏となって終わる。
B-8.「世界は日の出を待っている」
これもニューオリンズ・スタンダード・ナンバー。ニュートンがミュートでメロディを吹き、ジョンソン、ブラウンとソロが続き、ニュートンのリードする合奏となって終わる。

「ストライド・ピアノの父/ジェイムス・P・ジョンソン」レコード・ジャケット

<Date&Place> … 1939年6月14日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジェイムズ・P・ジョンソン(James P Johnson)

<Contents> … 「ストライド・ピアノの父/ジェイムス・P・ジョンソン」(CBS 20AP-1474)

A-1.イフ・ドリーム・カム・トゥルーIf dreams come true
A-2.ファシネイションFascination
A-3.ロンサム・リベリーLonesome reverie
A-4.ミュール・ウォークThe mule walk
A-5.ブルーベリー・ライムBlueberry rhyme
A-1.「イフ・ドリーム・カム・トゥルー」
典型的な左手のストライド奏法に対して右手の華麗なプレイが素晴らしい。
A-2.「ファシネイション」
ラグ・タイムを感じさせる曲調だが、演奏はストライド奏法が主体である。
A-3.「ロンサム・リベリー」
これもラグ・タイムを感じさせる曲調で、左手の動きはストライド奏法を余り用いていない。
A-4.「ミュール・ウォーク」
ジョンソンの代表作の一つ。ラグタイムとストライド奏法を混ぜ合わせたようなナンバー。ジョンソンの指が快活に鍵盤上を動き回っている感じだ。
A-5.「ブルーベリー・ライム」
ミディアム・スロウで少しばかり憂いを含んだメロディーのナンバー。

「ストライド・ピアノの父/ジェイムス・P・ジョンソン」レコードA面ラベル

<Date&Place> … 1930年6月15日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジェイムズ・P・ジョンソン・オーケストラ(James P Johnson orchestra)

Band leader & Pianoジェイムズ・P・ジョンソンJames P Johnson
Trumpetヘンリー・レッド・アレンHenry Red Allen
TromboneJ.C.ヒギンバサムJ.C.Higginbotham
Tenor saxジーン・セドリックGene Sedric
Guitarユージン・フィールズEugene Fields
Bassポップス・フォスターPops Foster
Drumsシドニー・カトレットSidney Catlett

上記ピアノ・ソロレコーディングの翌日録音された7重奏団によるセッション。かなり強力なメンバーが揃った。

<Contents> … 「ストライド・ピアノの父/ジェイムス・P・ジョンソン」(CBS 20AP-1474)

B-1.リドでスイングSwingin’at the Lido
B-2.ハヴィン・ア・ボールHavin’a ball
B-3.ハングリー・ブルースHungry blues
B-4.オールド・ファッションド・ラヴOld-fashioned love
B-5.メモリーズ・オブ・ユーMemories of you
「ストライド・ピアノの父/ジェイムス・P・ジョンソン」レコードB面ラベル
B-1.「リドでスイング」
カトレットのティンパニーのようなドラムで始まり、まずジョンソン(P)がソロを取る。続いてセドリック(Ts)、アレン(Tp)、ヒギンバサム(Tb)の短いソロが入る。主旋律がよく分からない。リフ・ナンバーのような気がする。
B-2.「ハヴィン・ア・ボール」
2ビートにリズムに乗って演奏されっるので、どことなくディキシーっぽい感じがするナンバーである。
B-3.「ハングリー・ブルース」
ミディアム・スロウのナンバーで、アンナ・ロビンソン(Anna Robinson)という女性歌手のヴォーカルが入る。アンナ・ロビンソンという女性歌手については全く不明。ヴォーカルの後は朗々たるアレンのTpソロで、アレンにとってはこのセッションでは一番のソロであろう。
B-4.「オールド・ファッションド・ラヴ」
ジョンソンのオリジナルでスタンダードとなった曲。まずソロはセドリック(Ts)、ヒギンバサム(Tb)、ジョンソン(P)と展開し、最後はアレンのリードするアンサンブルで締め括る。
B-5.「メモリーズ・オブ・ユー」
割と早いテンポで奏される。セドリックのテーマを崩しながらのソロ、続くアレン(Tp)、そしてヒギンバサム(Tb)とソロが続く。

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