ジョイ・メンティン
アンサンブルの後シャーリーのアコースティック・ギターによるソロが入る。続いてディッケンソン、パリス、ウエブスター再びディッケンソンがソロを取る。ウエブスターがいい感じである。ここではベースのシモンズもソロを取る。
<Date & place> … 1944年4月12、20日 ニューヨークにて録音
<Personnel> … ジェイムズ・P・ジョンソン(James P Johnson)
Piano … ジェイムズ・P・ジョンソン(James P Johnson)
<Contents> …「ジェイムズ・P・ジョンソン/ストライド・ピアノの父」(MCA-3081)
| A面1. | アイヴ・ガット・ア・フィーリング・アイム・フォーリング | I've got a feeling I'm falling | 4月12日 |
| A面4. | マイ・フェイト・イズ・イン・ユア・ハンズ | My fate is in your hands | 4月12日 |
| A面5. | ブルー・ターニング・グレイ・オーヴァー・ユー | Blue turning gray over you | 4月12日 |
| A面8. | 浮気はやめた | Ain't misbehavin' | 4月12日 |
| A面2. | ハニーサックル・ローズ | Honeysuckle rose | 4月20日 |
| A面3. | キーピン・アウト・オブ・ミスチーフ・ナウ | Keepin' out of mischief now | 4月20日 |
| A面6. | スクイーズ・ミー | Squeeze me | 4月20日 |
| A面7. | 手紙でも書こう | I'm gonna sit right down and write myself a letter | 4月20日 |
ジェイムズ・P・ジョンソンのピアノ・ソロ集で、「手紙でも書こう」以外は全てファッツ・ウォーラーの作。この吹込みの4か月前39歳という若さで死去した、愛弟子ファッツ・ウォーラーを偲んで吹き込まれたという。
僕は「ストライド・ピアノ」奏法に明るいわけではない。なのでこういうレコードで、これが典型的な「ストライド奏法」といってくれることはありがたい。そしてまた大変ありがたいことに音が極めて良いのである。
「手紙でも書こう」は、ウォーラーの大ヒット・ナンバー。全体的に楽しい楽曲が多いのは、作者の明るい性格が影響しているのだろうか?ともかく「ハニーサックル・ローズ」、「浮気はやめた」といった超有名曲があるので、聴いていて飽きない。またそれ以外の曲もほとんどがどこかで聴いたことがあるようなメロディで親しみやすい。
<Date & place> … 1944年6月21日 ニューヨークにて録音
<Personnel> … シドニー・ド・パリズ・ブルー・ノート・ジャズメン(Sidney de Paris' blue note jazzmen)
<Contents> …「ブルーノート SP時代」(TOCJ-5231〜38)
| CD5-6. | エヴリバディ・ラヴズ・マイ・ベイビー | Everybody loves my baby |
| CD5-7. | ボーリン・ザ・ジャック | Ballin' the Jack |
| CD5-8. | フーズ・ソーリー・ナウ(別) | Who's sorry now(alt.) |
| CD5-9. | フーズ・ソーリー・ナウ | Who's sorry now |
| CD5-10. | ザ・コール・オブ・ザ・ブルース | The call of the blues |
僕の持っている最初のシドニー・ド・パリス名義の録音である。
「エヴリバディ・ラヴズ・マイ・ベイビー」
ディキシー風のナンバーである。ディキシー風のアンサンブルからディッケンソン、ホール、ジョンソン、パリスとソロをつなぐ。アンサンブルはディキシーで歌人のソロはスイングという感じの演奏である。
「ボーリン・ザ・ジャック」
この曲はディキシー・ナンバーとしてよく知られている曲である。ソロはホールが先発する。続いてパリス、ディッケンソン、ジョンソンとつなぐ。
「フーズ・ソーリー・ナウ」
このナンバーは別テイクも収録してある。ここでシャーリーはエレキ・ギターを弾いている。正にディキシーというアンサンブルの後シャーリー、ディッケンソン、ジョンソン、ホールと繋ぎトリはパリスが取る。いずれのソロも聴き応えのあるものである。
OKテイクの9と別テイクの8は、構成も同じだが、ソロの内容などで9がマスターとなったのであろうが、いずれも素晴らしい出来だと思う。
「ザ・コール・オブ・ザ・ブルース」
ジョンソンが珍しくブギー・ウギーを弾くのをバックに、パリスがミュートTpでソロを取る。続いてシャーリー、ホール、ディッケンソン、再びパリスがミュートTpでソロを取る。ブギ・ウギ・ナンバーというのが珍しい。
<Date & place> … 1944年8月15日、9月22日 ニューヨークにて録音
<Personnel> … ジェイムズ・P・ジョンソン・ウィズ・エディ・ダハティ(James P Johnson with Eddie Dougherty)
<Contents> …「ジェイムズ・P・ジョンソン/ストライド・ピアノの父」(MCA-3081)
| B面1. | スノウィー・モーニング・ブルース | Snowy morning blues | 8月15日 |
| B面2. | キャロライナ・シャウト | The caroline shout | 8月15日 |
| B面3. | キープ・オフ・ザ・グラス | Keep off the grass | 8月15日 |
| B面4. | オールド・ファッションド・ラヴ | Old fashoned love | 8月15日 |
| B面5. | あなたといられたら | If I could be with you | 9月22日 |
| B面6. | ポーターズ・ラヴ・ソング | A porter's love song | 9月22日 |
| B面7. | オーヴァー・ザ・バーズ | Over the bars | 9月22日 |
| B面8. | リフズ | Riffs | 9月22日 |
この面は、ジェイムズ・P・ジョンソンのオリジナル・ナンバーで、ドラムのエディ・ダハティとのデュオによる吹込みである。解説野口久光氏は、この面の演奏はこれまでLP化されたことが無かったとし、残念ながらA面のピアノ・ソロの方がはるかに良いと書いている。
「キャロライナ・シャウト」は、ジョンソンのオリジナル曲の中でも有名で、自身でも1921年にピアノ・ソロで吹き込んでいるが、かのデューク・エリントンが「この曲をどれほど練習したことだろう」というように、当時のピアニストたちの練習台となった曲である。
「スノウィー・モーニング・ブルース」、「キープ・オフ・ザ・グラス」、「オーヴァー・ザ・バーズ」、「リフズ」も元はピアノ・ソロ用にかかれたものだという。確かに技巧的な曲だと思う。
4曲目の「オールド・ファッションド・ラヴ」、「あなたといられたら」、「ポーターズ・ラヴ・ソング」は、ポピュラー・ソングとして書かれたものだという。確かにそれらしいメロディ・ラインを持っている曲である。
<Date & place> … 1944年10月26日 ニューヨークにて録音
<Personnel> … ジェイムズ・P・ジョンソンズ・ブルー・ノート・ジャズメン(Edmond Hall's blue note jazzmen)
<Contents> …「ブルーノート SP時代」(TOCJ-5231〜38)
| CD5-11. | ティショミンゴ・ブルース(別) | Tishomingo blues(alt.) |
| CD5-12. | ティショミンゴ・ブルース | Tishomingo blues |
| CD5-13. | ウォーキング・ザ・ドッグ | Walkin' the dog |
| CD5-14. | イージー・リヴァー | Easy river |
| CD5-15. | アット・ザ・ボール | At the ball |
「ティショミンゴ・ブルース」
PのイントロからTpのリードするテーマ或いはアドリブに入り、ホールのソロになる。続いてディッケンソン、そして御大のジョンソン、シャーリー&ルーカスへとつなぐ。全体として大人しい演奏である。最後はニューオリンス風の集団即興で締めくくる。
「ウォーキング・ザ・ドッグ」
これはニューオリンズ風のアンサンブルで始まる。ソロはまずホール、続いてパリス、ディッケンソン、そしてジョンソンと繋ぎ、初めと同じニューオリンズ風の集団アンサンブルで締め括る。
「イージー・リヴァー」
スロウ・テンポの曲で、イントロは、パリスのワウワウ・ミュートのTpで始まる。ホールが続いてソロを取り、ディキシーらしい集団即興アンサンブルとなる。ニューオリンズ風が強い。
「アット・ザ・ボール」
アップ・テンポのナンバーで完全にディキシー・ナンバーである。ソロはディッケンソン、ホール、パリス、ジョンソン、シャーリー、ルーカス、トラッピアと全員でソロを回す。ディッケンソンやホールのソロなどは極めて聴き応えのあるソロを展開していると思う。
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