ジェシー・ノーマン「黒人霊歌集」

Jessye Norman “Negro Spirituals”

「ジェシー・ノーマン/黒人霊歌集」レコード・ジャケット

<Date & Place> … 1978年7月21〜24日 イギリス・ロンドンにて録音

<Personnel>

Soprano vocalジェシー・ノーマンJessye Norman
Pianoダルトン・ボールドウィンDalton Baldwin
Chorusアンブロジアン・シンガーズAmbrsian singers
Conductウィリス・パターソンWillis Patterson

<Contents> … Jessye Norman “Negro Spirituals”(Philips 25PC-5272)

A面
B面
1わたしは誰の祈りも聞かないI couldn't hear nobody pray1マリアはみどり子を授かったMary had a baby
2主よ、なんという朝でしょうMy lord , what a morning2つつましく生きよLive a humble
3主よどうぞ、おお、主よどうぞDo lawd , oh do lawd3いっしょに歩くのだ、子供たちWalk together , children
4うろつく男がいるThere's a man going round4あなたはいたのか?Were you there
5みたまを感じるたびにEv’ry time I feel de spirit5しっ!誰かが私の名を呼んでいるHush!Somebody’s callin’ my name
6ギリアデの香油There is a balm in Gilead6もうすぐわたしは終わりだSoon ah will be done
7福音列車Gospel train7イエスをわたしにあたえたまえGive me Jesus
8大いなる日Great day

僕の持っている唯一の黒人霊歌集。歌っているジェシー・ノーマンはアルバム・ジャケットでも分かるように黒人女性である。ノーマンはレコード解説では1935年南部のジョージア州オーガスタ生まれとなっているが、Webで検索すると1945年9月15日ジョージア州オーガスタ生まれとなっている(2019年死去)。ハイスクールまでオーガスタで過ごし、小がっきんを得てハワード大学、卒業後ミシガン大学へ進み、1969年ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝し、ベルリンでオペラ歌手としてデビューした。活躍の場はほとんどがヨーロッパのクラシックの世界である。僕はクラシック特にオペラなどに全く知識がないのだが、オペラ歌手としてソリストとしてクラシック界を代表する歌手だったという。
そんな洗練の極みにある人が、黒人であり、生地オーガスタの教会の聖歌隊に加わっていたからといってどこまで本来の黒人霊歌を表現できるのだろうかと思ってみても、これしか音源を持っていないのだから判断しづらいが、聴いた感想を一言でいうと、プランテーションの<見えない教会>で歌われていた霊歌を芸術の域に高めた作品という気がする。土の香りはしないが、これはこれで素晴らしいレコードではある。

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