ジミー・ランスフォード 1942年

Jimmy Lunceford 1942

スイング時代の黒人三大バンドの一つ、ジミー・ランスフォードの1940年の録音を取り上げよう。僕の持っている音源は二つ、Historyから出ているCD2枚組とMCAから出ている日本盤CDである。

<Date & Place> … 1942年4月12日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジミー・ランスフォード・アンド・ヒズ・オーケストラ(Jimmy Lunceford and his Orchestra)

Band leader & Directionジミー・ランスフォードJimmy Lunceford
Trumpetユージン・“スヌーキー”・ヤングEugene "Snooky" Youngポール・ウエブスターPaul Websterジェラルド・ウィルソンGerald Wilson
Tromboneラッセル・ボウルズRussell Bowlesトラミー・ヤングTrummy Young
Clarinet & Alto Saxウィリー・スミスWillie Smith
Alto Saxテッド・バクナーTed Bucknerダン・グリッソンDan Grissom
Clarinet & Tenor Saxジョー・トーマスJoe Thomas
Baritone Saxアール・カルザーズEarl Carruthers
Pianoエド・ウィルコックスEd Wilcox
Guitarアル・ノリスAl Norris
Bassモーゼズ・アレンMoses Allen
Drumsジミー・クロフォードJimmy Crawford

<Contents> … "Jimmy Lunceford/Harlem shout"(History 20.1913-HI)

CD1-17.ゴナ・ムーヴ・トゥ・ザ・アウト・スカート・オブ・タウン(パート1&2)I'm gonna move to the outskirts of town part1&2
CD2-8.イット・ハド・トゥ・ビー・ユーIt had to be you
CD1-17.「ゴナ・ムーヴ・トゥ・ザ・アウト・スカート・オブ・タウン」(パート1&2)
カウント・ベイシーも取り上げていたナンバー、といっても録音自体はほぼ同じ時期(ベイシーは4月3日)だが。ベイシーではともかくジミー・ラッシングの迫力あるヴォーカルが聴き処であった。またランスフォード楽団もテンポはベイシー同様ゆったりと取り、こちらはアルト・サックスのダン・グリッソンがヴォーカルを担当している。迫力という点ではラッシングにはかなわないが、なかなか味のあるヴォーカルである。パート1&2と長尺のナンバーで実に聴き応えがある。
CD2-8.「イット・ハド・トゥ・ビー・ユー」
アイシャム・ジョーンズの作。男性コーラス・グループのヴォーカル入り。このコーラスについてCDには”Quartet”とのみ記載されており、その内容は分からない。Webディスコグラフィーにもないので、メンバーが歌っているのかもしれない。演奏はヴォーカルの間にアンサンブルをバックにTpソロが入るくらいで、アンサンブルが主体。手の込んだソリが見事に決まっている。

<Date & Place> … 1942年6月26日 ロスアンゼルスにて録音

<Personnel> … ジミー・ランスフォード・アンド・ヒズ・オーケストラ(Jimmy Lunceford and his Orchestra)

この日の音源は3曲あり、“Harlem shout”に3曲、「ザ・ヴェリー・ベスト」に1曲で、この1曲が同じである。それなら一つだけ記載すれば良さそうなものだが、わざわざ記載するには訳がある。それは今回の録音では、前回(4月14日)からメンバーの移動があり、その内容が1名だけだが異なるのである。
Trumpet … ユージン・"スヌーキー・ヤング、ジェラルド・ウィルソン ⇒ ボブ・ミッチェル(Bob Mitchell)ハリー・ジャクソン(Harry Jackson)
Trombone … フェルナンド・アルベロ(Fernando Arbello) ⇒ In
Alto sax … テッド・バクナー ⇒ ベニー・ウォーターズ(Benny Waters)
Bass … モーゼズ・アレン ⇒ チャールズ・"トラック"・パラム(Charles "truck" Parham)
以上は両CDに共通だが、"Harlem shout"では、Tpにもう一人「フレディ・ウエブスター」が加わったことになっているのである。
Webディスコグラフィーを見ると、また少し異なり、フレディ・ウエブスター」が加わるが、Bはモーゼズ・アレンで移動は無いとしている。
ともかくここでは「ザ・ヴェリー・ベスト」記載のパーソネルを採用しておこう。

<Contents> … "Jimmy Lunceford/Harlem shout"(History 20.1913-HI)&「ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジミー・ランスフォード」(MCA WMC5-328)

CD2-3.ノック・ミー・ア・キスKnock me a kiss
CD2-5.キープ・スマイリン、キープ・ラフィン・ビー・ハッピーKeep smilin', keep laughin' , be happy
CD2-1,CD-23.ストリクトリー・インストゥルメンタルStrictly instrumental
CD2-3.「ノック・ミー・ア・キス」
歌入りだが、歌っているのはAsのウィリー・スミス。彼が歌っているのを初めて聴いたが、なかなか達者な歌いっぷりである。ソロはTsとTpが少し顔を出すくらいである。
CD2-5.「キープ・スマイリン、キープ・ラフィン・ビー・ハッピー」
これもウィリー・スミスのヴォーカル。ソロはTs(多分トーマス)のみ。
CD-23.「ストリクトリー・インストゥルメンタル」
この曲が両CDに収められている曲。前年41年にハリー・ジェイムス楽団が吹き込んでヒットしたナンバーという。ソロはトーマス(Ts)をフューチャーしている。他に短いがウエブスター(Tp)、ノリス(Gt)のソロが挿入される。

<Date & Place> … 1942年7月14日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジミー・ランスフォード・アンド・ヒズ・オーケストラ(Jimmy Lunceford and his Orchestra)

前回6月28日と同じメンバー

<Contents> … "Jimmy Lunceford/Harlem shout"(History 20.1913-HI)

CD2-4.アイ・ドリーム・ア・ロット・アバウト・ユーI dream a lot about you
CD2-6.イージー・ストリートEasy street
CD2-4.「アイ・ドリーム・ア・ロット・アバウト・ユー」
タッド・ダメロンのアレンジ。これもヴォーカル入りで、歌っているのはAsのダン・グリッソン。歌手を意識したような本格的な歌唱である。Asソロはウィリー・スミスだと思う。
CD2-6.「イージー・ストリート」
これも歌入り。こちらはトラミー・ヤング(Tb)。ヴォーカルの合間に入るTbソロ、エンディングのカデンツァもヤングであろう。

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