ジョン・ハーディ― 1946年

John Hardee 1946

ジョン・ハーディ―は、僕の知っている限り、リーダー作をレコーディングしながら、『ジャズ人名辞典』(スイングジャーナル社)に未掲載の唯一の人物である。あまり詳しい経歴も分からないが、どうもR&B的な分野で活躍をし、40年代末には音楽界から身を引いた人物のようだ。直前の1月にディッキー・トンプソンのブルー・デヴィルズで初レコーディングを経験し、このブルーノートへの吹込みが初リーダー作だという。このブルーノート盤を聴く限り40年代末に引退を迫られるようなプレイヤーではないと感じる。

<Date&Place> … 1946年1月28日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジョン・ハーディ―ズ・スイングテット(John Hardee's swingtet)

Band leader & Tenor saxジョン・ハーディ―John Hardee
Pianoサミー・ベンスキンSammy Benskin
Guitarタイニー・グライムスTiny Grimes
Bassジョン・シモンズJohn Simmons
Drumsシドニー・カトレットSidney Catlett

<Contents> …「ブルーノートSP時代」(TOCJ-5234-38)

CD8-15.タイヤードTired
CD8-16.ブルー・スカイズBlue skies
「タイヤード」
スタンダード・ナンバーだという。スロウなナンバーで頭からハーディーの野太いテナーの音色が悠然とメロディそしてフレイズを紡いでいく。途中で入るベンスキンのピアノも対照的にリリカルでいい。
「ブルー・スカイズ」
アップ・テンポのナンバーで一転してスインギーなプレイに終始する。ピアノ、ギターもスインギーだ。

<Date&Place> … 1946年5月31日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジョン・ハーディ―ズ・セックステット(John Hardee sextet)

Band leader & Tenor saxジョン・ハーディ―John Hardee
Pianoサミー・ベンスキンSammy Benskin
Vibraphoneウィリアム・ビヴァンズWilliam Bivens
Guitarジミー・シャーリーJimmy Shirley
Bassジーン・ラミーGene Ramey
Drumsシドニー・カトレットSidney Catlett

<Contents> …「ブルーノートSP時代」(TOCJ-5234-38)&"JazzClassics/Swing hi-Swing lo"(Bluenote B-6507)

CD8-17.恋って何でしょうWhat is this thing called love
CD4-16.&B面3.リヴァー・エッジ・ロックRiver edge rock
CD8-18.スイート・アンド・ラヴリーSweet and lovely
「恋って何でしょう」
こちらはミディアム・スロウな演奏で、野太いハーディーのテナーとヴァイブの都会的な響きが対照的だが、悪くはない。ここでもベンスキンのピアノがいい味を出している。
「リヴァー・エッジ・ロック」
ハーディ―のテナーから始まる。テーマからそのままソロに入る。そしてベンスキンのスインギーなソロ、シャーリー、再びハーディーのスインギーなソロとなる。
「スイート・アンド・ラヴリー」
これもスロウ&メロウなナンバー。ハーディーのテナーがよく歌っている。他のソロはビヴァンズのヴァイブが途中に入るのみである。

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