ジョン・カービ― 1940年

John kirby 1940

スイング全盛時代にあってユニークなサウンドを創造したジョン・カービーのコンボ演奏を聴いていこう。

「The John Kirby sextet Vol.2 1939〜1940」レコード・ジャケット

<Date&Place> … 1940年5月1日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … マキシン・サリヴァン・オーケストラ・アンダー・ザ・ディレクション・オブ・ジョン・カービー(Maxine Sullivan Orchestra under the direction of John Kirby)

 
Bandleader & Bassジョン・カービーJohn Kirby
Trumpetチャーリー・シェイヴァースCharlie Shaversk
Clarinetバスター・ベイリーBuster Bailey
Alto saxラッセル・プロコープRussell Procope
Pianoビリー・カイルBilly Kyle
Drumsオニール・スペンサーOneil Spencer
Vocalマキシン・サリヴァンMaxine Sullivan

ヴォーカルのマキシン・サリヴァン以外前回1939年10月12日と同じメンバー。

<Contents> … "The John Kirby sextet Vol.2 1939〜1940"(CBS 450183-1)

B面1セント・ルイス・ブルースSt. Louis blues
B面2ジ・アワー・オブ・パーティングThe hour of parting
マキシン・サリヴァン

この録音はヴォーカル入りで、歌っているのはカービーの奥様、マキシン・サリヴァンである。名義はその奥様名義になっている。この後長いキャリアを重ねることになるサリヴァンはクロウド・ソーンヒルのバンドでレコード・デビューしたというが、僕の持っているレコードではこれが最も初期のものとなる。この2曲しか聴いていないが、ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルドという2大シンガーとは一味違った趣のあるシンガーである。

B面1.「セント・ルイス・ブルース」
ご存知W.C.ハンディ作の超有名ブルース。サリヴァンはカイルのピアノを伴奏に淡々と歌っている。サビから少しずつバックが入りはじめる。ストレートな歌唱が素晴らしい。
B面2.「ジ・アワー・オブ・パーティング」
室内楽的と称されたカービーのセクステットとサリヴァンの清楚な歌唱が相まって優雅で心地良い作品に仕上がっている。

「The John Kirby sextet Vol.2 1939〜1940」B面ラベル

<Date&Place> … 1940年5月27日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジョン・カービー・セクステット(John Kirby Sextet)

ヴォーカルのマキシン・サリヴァンを除いて前回5月1日と同じメンバー。

<Contents> … "The John Kirby sextet Vol.2 1939〜1940"(CBS 450183-1)

B面3テンプテイションTemptation
B面4ブルース・プチBlues petite
B面5オン・ア・リトル・ストリート・イン・シンガポールOn a little street in Singapore
B面6クロエChloe
B面7アンディオロジーAndiology
B面8キャント・ウィー・ビー・フレンズCan't we be friends
ジョン・カービー・セクステット
B面3.「テンプテイション」
ハリウッド映画”Going Holliwood”の主題歌。こちらも格調の高い演奏。
B面4.「ブルース・プチ」
チャーリー・シェイヴァースの作。シェイヴァースのミュートTp、ベイリーのClソロが入る。アンサンブルが上品なのである。
B面5.「オン・ア・リトル・ストリート・イン・シンガポール」
エキゾチックなナンバーである。ベイリーをフューチャーした作品。
B面6.「クロエ」
エリントンなども取り上げているナンバー。ソロはシェイヴァース、ベイリー、プロコープ、カイル、カービーが取るがいずれも短い。
B面7.「アンディオロジー」
シェイヴァースとカービーの共作。ソロはシェイヴァース、プロコープ、カイル、ベイリー、カービーの順。
B面8.「キャント・ウィー・ビー・フレンズ」
ソロはシェイヴァース、プロコープ、再びシェイヴァースがちょっとだけ出て、ベイリー、再びプロコープ、カイル、カービー。

それぞれ優雅な演奏なのだが、もう少しソロを長めに聴きたいな。

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