キッド・オリィ 1946年

Kid Ory 1946

「キッド・オリー/タイガー・ラグ」レコード・ジャケット

<Date&Place> … 1946年10月15日、21日 ロスアンゼルスにて録音

<Personnel> … キッド・オリィズ・クレオール・ジャズ・バンド(Kids Ory's creole jazz band)

Trombone&Vocalキッド・オリーKid Ory
Trumpetマット・ケアリーMutt Carey
Clarinetバーニー・ビガードBarney Bigard
Pianoバスター・ウィルソンBuster Wilson
Guitarバド・スコットBud Scott
Bassエド・ガーランドEd Garland
Drumsマイナー・ホールMinor Hall
Vocalヘレン・アンドリュースHelen Andrews
1945年11月3日からの移動
Clarinet … オマー・シメオン ⇒ バーニー・ビガード
Vocal … ヘレン・アンドリュース ⇒ In

「キッド・オリー/タイガー・ラグ」レコード・A面

<Contents> … 「キッド・オリー/タイガー・ラグ」(CBS 20AP 1447)

A面1.タイガー・ラグTiger rag10月15日
A面2.バケツの穴Bucket got a hole in it10月15日
A面3.エ・ラ・バァEh , la bas10月15日
A面4.ジェリコの戦いJoshua fit de battle of Jericho10月15日
A面5.ジャズ・クレイジーThe world's jazz crazy , lawdy so am I10月21日
A面6.ファウェル・トゥ・ストリーヴィルFarewell to Storyville10月21日
A面7.クレオール・ボ・ボCreole Bo Bo10月21日
A面8.ビル・ベイリー、ウォンチュー・プリーズ・カム・ホームBill Bailey won't you please come home10月21日
「タイガー・ラグ」… ご存じディキシーランドの定番曲。驚くのは、頭からオリィのプレイは、力が漲っているのである。実に楽しい素晴らしいものである。
「バケツの穴」… アンサンブルの後ビガードのクラリネット・ソロ、ケアリー、ウィルソンのソロと続き、低音部を使ってのオリィのソロとなる。この辺りのアイディアも素晴らしい。
「エ・ラ・バァ」… Tpのリードするアンサンブルからそのままソロへと入る。続いてオリィのヴォーカルとなる。いつもながらこのヴォーカルが飄々として味があるのである。ヴォーカルの間のビガードのソロも聴き応えがある。
「ジェリコの戦い」… ミュートTpのイントロで始まる。アンサンブルとなり、ソロはビガードそしてメンバーによる合唱が入る。合唱の後はビガードからオリィのソロとなる。
「ジャズ・クレイジー」… Tpのリードするアンサンブルからビガード、ウィルソンのソロとなり、再びTpのリードするアンサンブルに戻り、スコットのアコースティック・ギターによるソロとなる。
「ファウェル・トゥ・ストリーヴィル」… 少しゆったりとしたナンバー。ヴォーカル入りだが、これもオリィだろうか、声が違うような気がする。中間のソロはオリィが取っている。
「クレオール・ボ・ボ」… Tpのリードするアンサンブルで始まる。ソロはビガード。オリィのヴォーカル入り、これはオリィだとすぐわかる。そしてケアリーのソロをはさんで再びヴォーカルとなる。
「ビル・ベイリー、ウォンチュー・プリーズ・カム・ホーム」… アップ・テンポの楽し気なナンバー。Tpがリードを取り、ウィルソン、ビガードそしてケアリーがリードするアンサンブルに戻る。

とにかくオリィの演奏は、陽気で楽しいのである。

ビリーは1946年の秋映画に出演するために、西海岸ハリウッドに向かった。ビリーの最初にして最後の映画出演である。ビリーは自分の役を、ナイト・クラブか何かでビリー・ホリデイとして2、3曲歌うのだと思っていた。しかし彼女の役は、歌はほとんど歌わない<女中>の役だった。ビリーは、こんな役に契約した、マネージャー、ジョー・グレイザーを激しく恨んだ、と『奇妙な果実』に書いている。この映画のことは『奇妙な果実』に詳しく、5ページに渡って書いているので、興味のある方はお読みください。
映画「ニューオリンズ」DVD

<Date&Place> … 1946年9〜10月 ロスアンゼルスにて録音

<Contents> … "Billie Holiday/Live and private recordings in Chronological order"

映画『ニューオリンズ』のサウンド・トラック

映画「ニューオリンズ」シーン

<Personnel> … ビリー・ホリデイ(Billie Holiday)

Vocalビリー・ホリディBillie Holiday
Pianoチャールズ・ビールCharlie Beal
record3.A面4.「ドゥ・ユー・ノウ・ホワット・イット・ミーンズ・トゥ・ミス・ニュー・オリンズ」(Do you know what it means to Miss New Orleans)
女中のビリーが勝手にピアノを弾いて歌う(写真右がその)シーン。実際はビールがピアノを弾いているのだが、ビリーが弾き語りをしているシーンとなっている。ほのぼのとしてとてもいい曲である。ただ映画では、この曲を「ブルース」と言っているのが気になる。

<Personnel> … ビリー・ホリデイ・ウィズ・ルイ・アームストロング・アンド・ヒズ・ホット・シックス(Billie Holiday with Louis Armstrong and his hot six)

映画「ニューオリンズ」シーン
Vocalビリー・ホリディBillie Holiday
Band leader & Trumpetルイ・アームストロングLouis Armstrong
Tromboneキッド・オリィKid Ory
Clarinetバーニー・ビガードBarney Bigard
Pianoチャールズ・ビールCharlie Beal
Guitarバド・スコットBud Scott
Bassレッド・カレンダーRed Callender
Drumsズッティ・シングルトンZutty Singleton
record3.A面5.「ドゥ・ユー・ノウ・ホワット・イット・ミーンズ・トゥ・ミス・ニュー・オリンズ」(Do you know what it means to Miss New Orleans)
前曲と同じ曲をナイト・クラブでルイ・アームストロング率いるバンドをバックに歌う。バックは薄めで、ビリーのヴォーカルが中心。右はそのシーンでクラリネットは、バーニー・ビガード。

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