ルイ・アームストロング 1944年

Louis Armstrong 1944

サッチモことルイ・アームストロングを取り上げるのは、1938年以来である。その後もリード・トランぺッター兼ヴォーカリストとして活躍しているだろうと思っていたが意外なところに音源が存在していた。

<Date & Place> … 1944年1月18日 ニューヨーク録音

<Personnel> … ライオネル・ハンプトンとVディスク・オール・スターズ(Lionel Hampton and The V-disc allstars)

Band leader & Vibraphoneライオネル・ハンプトンLionel Hamton
Trumpetルイ・アームストロングLouis Armstrongロイ・エルドリッジRoy Eldridge
Tromboneジャック・ティーガーデンJack Teagarden
Tenor saxコールマン・ホーキンスColeman Hawkins
Pianoアート・ティタムArt Tatum
Guitarアル・ケイシーAl Casey
Bassオスカー・ペティフォードOscar Pettiford
Drumsシドニー・カトレットSidney Catlett

<Contents> … "Lionel Hmpton/Hampton"(Master of Jazz R2CD 8017)

CD2-9.フライング・オン・ア・ディスク(Flying on a disc)

1944年11月末までAFMのストにより、正式な録音はかなり減りますが、戦地にいる兵士慰問用のレコード(V-disc)は、多数録音されました。ライオネル・ハンプトンの音楽は陽気で元気がよく、ダンスにもぴったりということでV-discにはうってつけだったのではないでしょうか?それにしてもメンバーがスゴイ、これぞオールスター・バンドといった陣容です。
演奏するのは、ライオネル・ハンプトン・バンドの十八番中の十八番、「フライング・ホーム」。イントロからハンプのVbがリードし、そのままソロに突入します。続いてTpソロ、これはサッチモです。続いてClとなりますが、ディスコグラフィーにはClの記載はありません。CDには、バーニー・ビガードとありますが。続いてホークのTs、続くTpソロはエルドリッジ、ビッグ・シドの短いソロがありリフが入って一旦終了したように聴こえますが、その後ドラムに移動したハンプとビッグ・シドのドラム合戦となり、最後はリフで大いに盛り上げて終了します。12分弱の長尺録音で、これぞV-discならではと言ったところでしょう。

[Dexter Gordon/Kind of Gordon]CDボックス

<Date & Place> … 1944年5月19、20日〜9月21日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ルイ・アームストロング・アンド・ヒズ・オーケストラ(Louis Armstrong and his orchestra)

Band leader , Trumpet & Vocalルイ・アームストロングLouis Armstrong
Trumpetジェシー・ブラウンJesse Brownレスター・キュラントLester Currantアンドリュー・フォードAndrew "Fats" Fordトーマス・グライダーThomas Grider
Tromboneラリー・アンダーソンLarry Andersonジョー・タスウェル・ベアードJoe Taswell Bairdアダム・マーチンAdam Martin
Alto Saxジョン・ブラウンJohn Brownウィラード・ブラウンWillard Brown
Tenor Saxデクスター・ゴードンDexter Gordonテディ・マクレェTeddy McRae
Baritone Saxアーネスト・トンプソンErnest Thompson
Pianoエド・スワンストンEd Swanston
Guitarエメット・スレイEmmett Slay
Bassアルフレッド・ムーアAlfred Moore
Drumsジェイムズ・ハリスJames Harris
[Dexter Gordon/Kind of Gordon]CD6枚目

<Contents> … "Dexter Gordon/Kind of Gordon"(House of jazz 220156)

CD6-1.浮気はやめたAin't misbehavin'5月19or20日、6月7日、9月12日
CD6-2.キーピン・オン・ジャンピンKeepin' on jumpin'5月19or20日、10月5日
CD6-3.キング・ポーター・ストンプKing porter stomp6月7日、9月12日
CD6-4.サヴォイでストンプStompin' at the Savoy8月
CD6-5.パーディドPerdido9月12or21日

CDボックスには、年とバンド名しか記載していない。ディスコグラフィーを見ると1944年5月19日〜9月21日の間に何度かセッションがあり、同一曲を複数回演っている。どの日の演奏が収録されているか分からないので、曲が演奏された日を記載した。

CD6-1.「浮気はやめた」
ファッツ・ウォーラー作のスタンダード・ナンバー。Tpのリードするアンサンブルの後はまずサッチモのヴォーカル。このリードTpもサッチモなのだろう。ヴォーカルの後Tsソロ掛け合いとなる。最初に出るのがヴェテランのマクレェであろう。続くTpソロはサッチモか?久しぶりに聴くサッチモのヴォーカルとTp。

[Dexter Gordon/Kind of Gordon]CD6枚目
CD6-2.「キーピン・オン・ジャンピン」
これはサッチモ作のスインギーなジャンプ・ナンバー。最初のソロはTp、続いてTs、これも二人が分け合って吹いているようだ。いずれも合奏のバッキングが演奏を盛り上げる。そしてアンサンブルをバックにTpが吹き上げるところで突然終わる。
CD6-3.「キング・ポーター・ストンプ」
ジェリー・ロール・モートン作のスタンダード。TpのリードするアンサンブルからそのままTpソロとなり、Tsソロ、Tbソロ、再びTpソロ。最後はTpが盛り上げるアンサンブルでエンディングに向かう。
CD6-4.「サヴォイでストンプ」
先ほどのフレッチャー・ヘンダーソンも演奏していたナンバー。アンサンブルの後Ts、続いてTpとソロが続く。雑音が入って聴きづらい。最後はアンサンブルをバックにTpが吹き上げて終わる。
CD6-5.「パーディド」
ファン・ティゾール作のエリントン・ナンバー。アンサンブルがテーマを奏し、サッチモのTpソロ、Tsソロとなる。このソロは素晴らしい。この曲はバップ時代よく取り上げられているので、バッパー達と比べて聴くのは面白いと思う。

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