ソニー・バーマン 1946年

Sonny Berman 1946

ウディ・ハーマンのオーケストラで、若き期待の星と目されたソニー・バーマン。その割に彼の名を冠したレコードを見ない。それもそのはず、バーマンはこの翌年、1947年1月16日ヘロインの過剰摂取のため、21歳という若さで他界してしまうのである。
このアルバムは、日本コロンビアから出ていた、日本盤であるが、僕の持っているレコードには、解説が付いておらず、詳しいことが分からない。ただかなりの変則LPであることだけは確かで、1946年1月24日にチャビー・ジャクソンが集めたミュージシャン達のジャム・セッションに、8年後の1954年10月にベースとドラムをオーヴァー・ダヴィングしたものだという。"From spirituals to swing"のジョン・ハモンド氏とは異なり、最初から暴露しているところは買うが。

<Date&Place> … 1946年1月24日+1954年10月 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジャム・セッション(Jam session)

Trumpetソニー・バーマンSonny Bermanマーキー・マルコヴィッツMarky Markowitz
Tromboneアール・スウォープEarl Swope
Tenor Saxアル・コーンAl Cohn
Baritone Saxサージ・チャロフSerge Chaloff
Pianoラルフ・バーンズRalph Burns
Bassエディ・サフランスキーEddie Safranski
Drumsドン・ラモンドDon Lamond

もともと1946年1月24日の録音、1954年10月ベースのサフランスキーとドラムのラモンドが重ね録りしたもの。

<Contents> … "Sonny Berman/Jazz immortal 1946(Columbia HR-131=EV)

A-1.ダウン・ウィズ・アップDown with up
A-2.シレトースCiretose
B-1.ホッジマウス・ヒガマウスHoggimous Higgamous
B-2.ザ・スランバリングThe slumbering
「ダウン・ウィズ・アップ」
ミディアム・アップ・テンポのナンバー。アンサンブルの後チャロフのBsソロとなるが途中で止まり、不自然にTbソロで再開する。次にTpソロとなる。続いてアル・コーンのTsソロ、続いてTpソロとなる。どちらがバーマンかマルコヴィッツかは不明。いずれにせよユルフン・ムードのTpソロである。続いてバーンズのPソロ。バーンズのソロは珍しい。最後はストップ・タイムを用いたDsソロとなるが、このDsソロがやけに新しく感じる。全体として締まりのない演奏である。ただ長い演奏なのはありがたい。

「シレトース」
Tpがリードして始まる。続いてTs、Tb、Ts、Tp、P、後半テンポが変わりTs、Tbなどが入れ替わり立ち替わり出てくるが、落ち着かないだけである。
「ホッジマウス・ヒガマウス」
アンサンブルの後Tsがソロを取る。続いてTb、Tp、Bs、Tp、Pと来てアンサンブル、不自然なDsソロが入って終わる。
「ザ・スランバリング」
アンサンブルから始まり、まずつまらないTpソロからBs、続いてTb、Ts、Pなどがソロを取り、アンサンブルとなる。

はっきり言ってとりとめもないつまらないアルバムである。今持っていない人は買わない方が良いでしょう。

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