「ザ・コットン・ピッカーズ」というべきか「ジ・オリジナル・メンフィス・ファイヴ」と呼ぶべきかよく分からないバンドの1923年の録音を聴いていこう。彼らは1922年に大量の録音を行っていますが、この年もある程度録音を残しているようです(全容は不明)。
このバンドしばしば異なるバンド名でレコーディングを行っていることは<1922年>で触れましたが、僕の持っているこの年の録音は、「ザ・コットン・ピッカーズ(The Cotton Pickers)」が1曲、「ジ・オリジナル・メンフィス・ファイヴ(The Original Memphis Five)」が1曲の合計2曲です。
音源はいずれも「白人草創期ジャズ音楽 ディキシーランド」(APCD-6001)です。
| Trumpet | … | フィル・ナポレオン | Phil Napoleon |
| Trombone | … | チャールズ・パネリ | Charles Panelli |
| Clarinet | … | ジミー・ライテル | Jimmy Lytell |
| Piano | … | ジャック・ロス | Jack Roth |
| Banjo | … | ジョン・キャリ | John Cali |
| Bass | … | ジョン・ヘレバーグ | John Helleberg |
| Vocal | … | アーネスト・ハレ | Ernest Hare |
CD-17.ダックス・クォック(Duck's quack)
1922年の録音ではドラムを叩いていたジャック・ロスがピアノを担当しているという。ピアノ⇔ドラムというのは普通あまり見かけない交換である。またCD解説にはアーネスト・ハレ(Ernest Hare)という人物がヴォーカルで入っていることになっているが、ヴォーカルは全く聞こえない。ただ色々調べると「アーネスト・ハレ」という歌手は存在するので、どういうことなのか見当が付かない。
曲はO.D.J.B.の「バーンヤード・ブルース」に近い感じがするが、ニュー・オリンズの伝統とは遠いものであろう。
| Trumpet | … | フィル・ナポレオン | Phil Napoleon |
| Trombone | … | ミフ・モール | Miff Mole |
| Clarinet | … | ジミー・ライテル | Jimmy Lytell |
| Piano | … | フランク・シニョレリ | Frank Signorelli |
| Drums | … | ジャック・ロス | Jack Roth |
CD20.ティン・ルーフ・ブルース(Tin roof blues)
ニュー・オリンズ・リズム・キングスの作曲したナンバーで、彼らの演奏は名演と言われているというが敢えて挑戦したのか或いはベッシー・スミスのように”カット”を目論んだものか?それはともかくディキシーランド・ジャズの世界では現代でも盛んに演奏されるスタンダード曲だという。ピアノだけをバックにしたTb(ミフ・モール)、Cl(ジミー・ライテル)のソロが入るが、モールのソロは出色の出来とはCD解説氏。
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