黒人コーラス・グループの雄、ゴールデン・ゲイト・カルテットが吹き込んだ黒人霊歌集。彼らは1934年から活動を開始したグループで、この吹込みは1956年初めて欧州ツアーに赴いた折、イギリスで吹き込んだものである。この吹込みメンバーは結成時のメンバーではなく、何度目かのメンバー・チェンジを行った後のメンバーに拠って吹き込まれた。因みに「ザ・ゴールデン・ゲイト・カルテット」移動を行い現在(2021年)も活動中であるという。
| Tenor | … | クライド・リディック | Clyde Riddick |
| Tenor | … | クライド・ライト | Clyde Wright |
| Baritone | … | J・カレブ・ギンヤード | J. Caleb Ginyard |
| Bass | … | オーランダス・ウィルソン | Orlandus Wilson |
A面 | B面 | ||||
| 1 | シャデラク | Shadrack | 1 | 戦車よくだれ | Swing down chariot |
| 2 | 行け、モーゼ | Go down Moses | 2 | 全能の神は裁き給う | God almighty's gonna cut you down |
| 3 | エニハウ | Anyhow | 3 | 逃れて祈ろう | Steal away and pray |
| 4 | 今年こそは | Another year this time | 4 | 老いぼれのパラ王 | Did'nt old Pharaoh get lost |
| 5 | 聖徒の行進 | When the saints go marchin’ | 5 | ジェリコの戦い | Joshua fit the battle of Jerico |
| 6 | バイ・アンド・バイ | By and by | 6 | 誰も知らない私の悩み | Nobody knows the trouble I've seen |
| 7 | 走った方がよい | You better run | 7 | ダニエルの見た石 | Daniel saw the stone |
| 8 | 黙示録のヨハネ | John the revelator | 8 | めくらのバーナバス | Blind Banabus |
ここで聴かれる黒人霊歌は、当然のことながらコーラスもばっちりはまり実に洗練されている。考えてみればプロのコーラス・グループである彼等が洗練されたコーラス・ワークを聴かせるのは当然のことと言える。
ただ、”Go down Moses”や”Joshua fit the battle of Jericho”のような有名スピリチュアルズを聴くことができるというだけでも大事だと思う。
僕の買ったレコードは1961年に日本コロンビアから発売されたものだが、その頃は”When the saints go marchin’”を「聖者の行進」ではなく「聖徒の行進」としていたこと、そもそもこの曲はスピリチュアルズだったということが興味深い。エジプトの王「ファラオ(Pharaoh)」を「パラ王」と訳すところも面白く時代を感じる。
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