ジ・オリジナル・メンフィス・ファイヴ 1922年

The Original Memphis Five 1922

ザ・オリジナル・メンフィス・ファイヴ 1922年

ジ・オリジナル・メンフィス・ファイヴは1917年Tpのフィル・ナポレオン、Pのフランク・シニョレリによって1917年にニュー・ヨークで結成されました。彼らの初レコーディングは、1922年3月で、O.D.J.B.のニック・ラロッカが神経衰弱でレコーディングに参加できなくなったため、その代役として採用されたと言います。ガンサー・シュラー氏によれば、彼らはO.D.J.B.よりも安価で録音を請け負ったため、1922年だけでも100面分の録音を行ったそうです。
ただこのバンドはしばしば異なるバンド名でレコーディングを行ったため、大変ややこしい。<The Original Memphis Five>の他に<The Cotton Pickers>、<Ladd's Black Aces>、<Jazzbo's Carolina Serenaders>、<Bailey's Lucky Seven>、<The Southland Six>などという名前が使われたと言います。この回は僕の持っている1922年の彼らの録音をその時のバンド名で取り上げます。
音源は全てオーディオ・パークから出ている「白人草創期ジャズ音楽 ディキシーランド」(APCD-6001)です。

<Contents> … 「白人草創期ジャズ音楽 ディキシーランド」(APCD-6001)

「白人草創期ジャズ音楽 ディキシーランド」CD

<Date & Place> … 1922年9月 ニュー・ヨークにて録音

<Personnel> … ザ・コットン・ピッカーズ (The Cotton Pickers)

Trumpetフィル・ナポレオンPhil Napoleon
Tromboneミフ・モールMiff Mole
Clarinetジミー・ライテルJimmy Lytell
Pianoフランク・シニョレリFrank Signorelli
Banjoジョン・キャリJohn Cali
Bassジョン・ヘレバーグJohn Helleberg
Drumsジャック・ロスJack Roth

<Contents>

CD-15アイ・ウィッシュ・アイ・クド・シミー・ライク・シスター・ケイト(I wish I could Shimmy like my sister Kate)
コルネットのリードによるアンサンブルの後クラリネット・ソロとなりオブリガードはコルネットが付けている。そしてコルネット・リードのアンサンブルに戻る。
CD-16ガット・トゥ・クール・マイ・ドッギーズ・ナウ(Got to cool my doggies now)
前曲と構成は似ているが、こちらではソロはバンジョーをバックにコルネットが取っている。

<Date & Place> … 1922年10月2日 ニュー・ヨークにて録音

<Personnel> … ジ・オリジナル・メンフィス・ファイヴ (The Original Memphis Five)

Trumpetフィル・ナポレオンPhil Napoleon
Tromboneミフ・モールMiff Mole
Clarinetジミー・ライテルJimmy Lytell
Pianoフランク・シニョレリFrank Signorelli
Drumsジャック・ロスJack Roth

<Contents>

CD18.ジ・ジ・ブー(Ji-Ji boo)
ちょっとエキゾティックなナンバー。トロンボーンの伴奏でコルネット・ソロ、コルネットのリードする合奏が入る。そして今度はピアノをバックにコルネットがソロを取り、合奏に戻る。いろいろ工夫を凝らしていることがうかがえる。
CD19.ユー・キャン・ハヴ・ヒム、アイ・ドント・ウォント・ヒム・ディドント・ラヴ・ヒム・エニモア・ブルース(You can have him , I don't want him , didn't love him anymore blues)
長い合奏の後ソロを取るのはクラリネット。ライテルは高音部や低音部を使いながら変化を持たせている。そして合奏に戻る。

<Date & Place> … 1922年12月12日 ニュー・ヨークにて録音

<Personnel> … ラッズ・ブラック・エイシズ (Ladd's Black Aces)

Trumpetフィル・ナポレオンPhil Napoleon
Tromboneチャールズ・パネリCharles Panelli
Clarinetジミー・ライテルJimmy Lytell
Pianoフランク・シニョレリFrank Signorelli
Drumsジャック・ロスJack Roth

<Contents>

CD13.アグラヴァティン・パパ(Aggravatin' papa)
ナポレオンのリードする合奏で始まる。ナポレオンは合奏ではオープンで、ソロはミュートで吹いているがなかなか力強い。短いがブレークでのモールのソロも良い。
CD14.スイート・ラヴィン・ママ(Sweet lovin' Mama(please comeback to me))
ナポレオンのリードするテーマの後に続くクラリネット・ソロがよく聴き取れない。最後の合奏もナポレオンが力強くリードしている。

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