ウッディ・ハーマン 1943年

Woody Herman 1943

ウッディ・ハーマンの2回目、1943年の録音です。「モダン・ビッグ・バンド」の先駆けと言われる「ファースト・ハード」のスタート前夜と云った時期に当たるでしょうか?前回は1939年4月に吹き込み大ヒットとなった「ウッドチョッパーズ・ボール」以来となります。この間も吹込みは行っていましたが、生憎僕は持っていないし、どうしても持たなければならないといった必須盤でもないということなのかもしれない。

<Date&Place> … 1943年11月18日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ウッディ・ハーマン楽団(Woody Herman and his orchestra)

Band , Alto sax & Clarinetウッディ・ハーマンWoody Herman
Trumpetボビー・ギアーBobby Guyerレイ・ウェッツェルRay Wetzelキャピ―・ルイスCappy Lewisベニー・スタブラーBenny Stablerニック・トラヴィスNick Travis
Tromboneアル・マストレンAl Mastrenエディ・バートEddie Bertエド・キーファーEd Kiefer
Reedsジョニー・ボスウェルJohnny Bothwellチャーりー・ディマジオCharlie Di Maggioピート・モンデロPete Mondelloベン・ウエブスターBen Websterスキッピー・ド・サイアSkippy De Sair
Pianoディック・ケインDick Kane
Guitarハイ・ホワイトHi White
Bassチャビー・ジャクソンChubby Jackson
Drumsクリフ・リーマンCliff Leeman

注目は、Tsのベン・ウエブスターでしょう。エリントンの録音データを見ると、ウエブスターは、1943年8月9日のハリケーン・クラブからの放送録音には名前が見えますが、8月14日の同場所からの放送録音には名前が見えません。変わってスキッピー・ウィリアムズが加入しています。8月9日から14の間に退団したのでしょう。その後自己のバンドを率いたとありますが、その前にこのバンドにゲスト的に加わったのかもしれません。

<Contents> … 「ウッディ・ハーマン/ザ・ターニング・ポイント」(MCL-1029)

A面1.ベイシーズ・ベイスメントBasie’s basement
A面2.ドゥ・ナッシン・ティル・ユー・ヒア・フロム・ミーDo nothin’till you hear from me

ベイシー風とエリントンのナンバーを取り上げている。節操がないと言えばそうだが、ビッグ・バンドの高嶺をそこに見て、倣ったのだったら仕方ないと思う。チャーリー・バーネットみたいだ。

A面1.「ベイシーズ・ベイスメント」
題名通りベイシー風のリフ・ナンバー。演奏自体もベイシー風である。ソロはハイ・ホワイト(Gt)、ウエブスター(Ts)そしてハーマン(Cl)である。さすがにエリントン楽団を出身のウエブスターにはソロを取ってもらうでしょう。ハーマンのプレイもなかなかいい出来です。ジャクソンのベースのウォーキングに代表されるようにリズム陣も強力である。
A面2.「ドゥ・ナッシン・ティル・ユー・ヒア・フロム・ミー」
つい何回か前に取り上げたばかりのエリントン・ナンバー。イントロに「昔はよかったね」の一節が出てくる。エリントンに心酔していたのかも?またヴォーカルを取っているのはハーマン。ハーマンは後にヴォーカル・アルバムを出すほどに歌うことが好きであったようだ。

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