ブルース・ピープル 1940年

Blues People 1940

「ブルーノートSP時代 1939−1952」CDケース1

<Date & Place> … 1940年3月7日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジョシュ・ホワイト・トリオ(Josh White blues trio)

Band leader , Guitar & Vocalジョシュ・ホワイトJosh White
Clarinetシドニー・ベシエSidney Bechet
Bassウィルソン・アーネスト・マイヤーズWilson Myers

<Contents> … 「ブルーノートSP時代 1939−1952」(TOCJ-5231〜38)

CD4-1.ケアレス・ラヴCareless love
CD4-2.ミルク・カウ・ブルースMilk cow blues

ブルーノート発足2年目のレコーディングは、3月にフォーク・ブルース・シンガーのジョシュ・ホワイトとシドニー・ベシエの組み合わせのレコーディングとなった。
双方とも実に素朴なブルース演奏と歌唱である。僕はこのレコードで初めてジョシュ・ホワイトというブルース・シンガーを聴いたが、ヴォーカルにチャーリー・パットンやサン・ハウスといって迫力がなく、ちょっと軽い感じがする。当時ブルース・シンガーはたくさんいたわけで、こういうブルース・マンも存在したのだろう。
両曲ともベシエはソロは取るがあまり目立たないのが残念。2曲目「ミルク・カウ・ブルース」でマイヤーズがアルコでソロを弾いているが、ブルースでアルコという取り合わせは非常に珍しいのではないか。

「MCAブルースの古典」レコード・ボックス

<Date & Place> … 1940年4月3日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ルーズヴェルト・サイクス (Roosevelt Sykes)

Piano & Vocalルーズヴェルト・サイクスRoosevelt Sykes
Drumsシドニー・カトレットSidney Catlet

<Contents> …「MCAブルースの古典」(Victor VIM-20〜22)

Record1.B-6.「アップス・アンド・ダウンズ・ブルース」(Ups and downs blues)
このルーズヴェルト・サイクスは解説に拠るとブルース・ピアノを代表する大物だという。1906年アーカンサスの生まれで、20年代末から長い間活動を行い、レコードも数多いという。ドラムのカトレットは、拙ホームページに何度も登場している名手と言われるドラマー。サイクスは安定したリズムを得て余裕たっぷりに歌い弾いている。でもピアノとドラムの組み合わせというのは珍しい。

「RCAブルースの古典」CDボックス

<Date & Place> … 1940年5月9日 シカゴ録音

<Personnel> … ジャズ・ジラム(Jazz Gillum)

Harmonica & Vocalジャズ・ジラムJazz Gillum
Guitarビッグ・ビル・ブルーンジーBig bill Broonzy
Imitation string bassアルフレッド・エルキンスかアル・コリンズ

<Contents> …「RCAブルースの古典」(Victor BVCP-8734)

CD2-23.「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ」(Key to the highway)
このトラックはジラム一世一代の名演名唱だという。後々までいろいろなブルース・マンにカヴァーされたというが、実際僕は「憂歌団」のレコードこの曲は知っていた。このCDを聴いて「あれ!あの曲だ!」と思った次第。因みに「憂歌団」の演奏を評論家の北中正和氏は「いただけない」と評しているが。
ジラムは1904年9月11日ミシシッピ州インディアノーラの生まれで、幼いころ両親を亡くしさんざん苦労したという。オルガンとハーモニカをプレイしたが、結局ハーモニカ一本に絞り、23年にシカゴに上ったという。36年からレコーディングを開始しプロとしての地位を確立したという。このトラックではビッグ・ビル・ブーンジーのギターが素晴らしい。解説にある<イミテーション・ストリング・ベース>というのが分からない。ドンドンという音は聞こえるが、これは足を踏み鳴らしているのではないかと思う。

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