ボブ・クロスビー 1946年

Bob Crosby 1946

1942年以来久々のボブ・クロスビーの録音である。バンドは存続していたことが意外で驚きである。もしかすると一時解散して復活したのかもしれないが。いつ以来かというと1942年以来である。ボブ・クロスビーのバンドと言えば、ディキシーを得意にしていたはずだが、メンバーも一新され、堂々たるスイング・ジャズを演奏している。アレンジも見事で実に聴き応えのあるレコードである。

<Date&Place> … 1946年4月 ロス・アンゼルスにて録音

<Personnel> … ボブ・クロスビー・アンド・ヒズ・オーケストラ (Bob Crosby and his orchestra)

Band leader & Vocalボブ・クロスビーBob Crosby
Trumpetディック・キャスカートDick Cathcartデイル・ピアースDale Pierceアール・コリア―Earl Collierジャック・ムーズトJack Mooztジャック・ホルムズJack Holmes
Tromboneマレイ・マッキーチャンMurrayMcEachernディック・ノエルDick Noelビル・ハーンBill Hearnフィル・ウォッシュバーンPhil Washburne
Alto Saxガス・ビヴォナGus Bivonaウィルバー・シュワルツWilbur Schwartz
Tenor Saxデイヴ・ペルDave Pellフランク・メイヤーズFrank Meyers
Baritone Saxボブ・ロウソンBob Lawson
Pianoトミー・トッドTommy Todd
Guitarボブ・ベインBob Bain
Bassジミー・スタッツJimmy Stutz
Drumsラルフ・コリア―Ralph Collier

<Contents> … "Here is Bob Crosby"(Kings of Jazz KLJ-20015)

A面1.ハリウッド・ランパスHollywood rumpus
A面2.フィフティ・フィフティFifty-fifty
A面3.ユア・マイン・ユーYou're mine , you
A面4.ザ・ウィスラーThe whistler
A面5.ブルー・ルームBlue room
A面6.真珠の首飾りString of pearls
A面7.ドラム・アップ・フロントDrum up front
B面1.ブルー・ムーンBlue moon
B面2.クラウド・ナインCloud nine
B面3.アイル・ネヴァー・ビー・ザ・セイムI'll never be the same
B面4.9:20・スペシャル9:20 special
B面5.プレリュード・トゥ・ア・キスPrelude to a kiss
B面6.ザッツ・マイ・タイプThat's my type
B面7.トム・フーリーTom Foolery
「ハリウッド・ランパス」… ミディアム・テンポのスインギーなナンバー。アンサンブルの後Tp、続いてClがソロを取る。
「フィフティ・フィフティ」… アップ・テンポのこれもスインギーなナンバー。As、Tp、P、Cl、Dsがソロを取る。
「ユア・マイン・ユー」… ゆったりとしたバラード。ソロはAs、Tb、P、Ts、Tpがそれぞれリリカルなソロを取っている。
「ザ・ウィスラー」…
GtとBsという珍しい組み合わせでイントロが奏でられる。アンサンブルの後ソロはTb、Clがソロを取る。エンディングに向けてアンサンブルが盛り上がっていく。
「ブルー・ルーム」… ミディアム・テンポのスインギーなナンバー。テーマの後、力強いソロTp、Ts、Clのソロが聴ける。アンサンブルにエリントンの「A列車で行こう」を引用するなど中々しゃれている。
「真珠の首飾り」… ご存じグレン・ミラーのヒット曲。アレンジも見事。ソロはCl、Tsが取っている。
「ドラム・アップ・フロント」… アップ・テンポのナンバー。ソロはCl、Ts、Dsが取っている。
「ブルー・ムーン」… 有名スタンダード・ナンバーだが、かなり面白いアレンジを施している。ソロはCl、Tsのみだが、アレンジが大変興味深く聴かせてくれる。
「クラウド・ナイン」… これもアンサンブルアレンジが面白い。ソロはTs、Cl、B、P。GtとClのユニゾンが面白い効果を出している。
「アイル・ネヴァー・ビー・ザ・セイム」… 初めてのスロウ・ナンバー。Tbが美しくテーマを吹き、アンサンブルが中心でAsがアクセントを付けている。
「9:20・スペシャル」… ベイシー楽団のナンバーである。ソロはCl、P、Tsがソロを取る。
「プレリュード・トゥ・ア・キス」… 今度はエリントンのゆったりとしたスロウ・ナンバー。Asがホッジス風にプレイしている。
「ザッツ・マイ・タイプ」… ミディアム・テンポのスインギーなナンバー。ソロはTp、Gt、Tb、Cl、Bsが取っている。
「トム・フーリー」… バンドのピアノ奏者トミー・トッドの作。ソロは、Cl、Ts、Tpが取る。最後のアンサンブルの盛り上げは見事である。

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