ジャンゴ・ラインハルト 1946年

Django Reinhardt 1946

1945年長く続いた大戦も終結したが、本国、フランスは大戦の主戦場の一つであり、まだまだ復興もままならなかったのだと思われる。大戦後初のジャンゴのレコーディングは、海を渡ったロンドンで行われる。当時は大陸から、渡ってくる人数に制限があったとのことで、ジャンゴとグラッペリ以外は地元イギリスのミュージシャンが起用されることとなった。

「DjangoReinhardt&StephaneGrappelly」レコード・ジャケット

<Date & Place> … 1946年2月1日 イギリス・ロンドンにて録音

<Personnel> … フランス・ホット・クラブ5重奏団 (Quintet of the hot club of France)

Band leader & Solo Guitarジャンゴ・ラインハルトDjango Reinhardt
Violinステファン・グラッペリStephane Grappelli
Guitarジャック・ルウェリンJack Llewellynアラン・ホジキスAlan Hodgkiss
Bassコールリッジ・グードColeridge Goode

<Contents> … "Reinhardt & Grappelly"(Crescendo GNP-9001)

A-5.ベルヴィルBelleville
B-1.ライザLiza
B-3.ラヴズ・メロディLove's melody
B-6.ヌアージュNuages
「DjangoReinhardt&StephaneGrappelly」レコード・A面
「ベルヴィル」
ジャンゴのオリジナル。アップ・テンポのナンバーで、グラッペリとジャンゴの鍔迫り合いのようなソロの応酬がすごい。
「ライザ」
ガーシュイン兄弟作のスタンダード・ナンバー。これも急速調である。ジャンゴとグラッペリのソロの応酬がスゴイとしか言えない。この曲では、イギリスNo.1と言われるジャマイカ出身のベーシスト、コールリッジ・グードの短いソロが聴けるのがありがたい。
「ラヴズ・メロディ」
ジャンゴのオリジナル。スロウでメロウなナンバー。グラッペリのVlが切ない。ジャンゴのソロもいつも以上にエモーショナルである。
「ヌアージュ」
これもジャンゴのオリジナル。ミディアム・スロウのテンポで奏される。これもどことなく切ないナンバーである。

アメリカへ

大戦前の1939年、渡欧したデューク・エリントンは、このジャンゴ・ラインハルトというこの不世出の天才ギタリストを『親友』と呼び、次のように述べている「彼は私たちの音楽の少数で偉大な無比の人物の一人だと思う」(『自伝』P144))。このように高く評価し、1946年の秋アメリカに招いて、全米中を回るツアーに帯同させるのである。

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