デューク・エリントン 1937年

Duke Ellington 1937

柴田浩一著『デューク・エリントン』

柴田浩一氏はその著『デューク・エリントン』で、各年のデュークとその楽団に 起こった主な出来事を簡単にまとめている。それによるとこの年、5年ぶりに「コットン・クラブ」に戻った。但し場所はブロードウェイと48丁目の交差点に移っていた。既にバンドは最高の音を出していたという。その最高の音のメンバーは以下の<基本形 Personnel>を参照。
またこの年『キャラヴァン』が年間ヒット・チャート5位にランクされる大ヒットとなった。『キャラヴァン』は1936年で取り上げたが、1936年12月19日 「バーニー・ビガード・アンド・ヒズ・ジャゾペイターズ」(Barney Bigard and his jazzopators)名義で吹き込まれたもの。リリース日がよく分からないが年末の録音だったので、ヒットは翌年になったのであろう。ヒット・チャートでも名義は「デューク・エリントン」になっているが、正しくは「バーニー・ビガード・アンド・ヒズ・ジャゾペイターズ」とすべきであろう。
また年間ヒット・チャートを見ると、前年ニュー・ヨークに出てきたカウント・ベイシーの『ワン・オクロック・ジャンプ』が年間第2位と上をいく大ヒットとなっている。因みに年間第1位はベニー・グッドマンの『シング、シング、シング』であった。
この回も音源は、全てHistory社から出ている"The Duke"(History 204140 302〜204159 302)CD40枚組(一部”Columbia years”にも収録)なので、コンテンツ表記は収録場所、曲名のみにする。

<基本形 Personnel> … デューク・エリントン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Duke Ellington and his orchestra)

Band leader & Pianoデューク・エリントンDuke Ellington
trumpetウォーレス・ジョーンズWallace Jonesクーティ・ウィリアムスCootie Williams
Cornetレックス・スチュアートRex Stewart
Tromboneジョー・”トリッキー・サム”・ナントンJoe “Tricky Sam” Nantonローレンス・ブラウンLawrence Brown
Valve‐Tromboneファン・ティゾールJuan Tizol
Clarinet , Soprano,Alto & saxジョニー・ホッジスJohnny Hodges
Clarinet , Alto & Bass saxオットー・ハードウィックOtto Hardwick
Clarinet & Tenor saxバーニー・ビガードBarney Bigard
Clarinet , Alto & Baritone saxハリー・カーネイHarry Carney
Banjo & Guitarフレッド・ガイFred Guy
String Bassビリー・テイラーBilly Taylorヘイズ・アルヴィスHayes Alvis
Drumsソニー・グリアSonny Greer
Vocalアイヴィー・アンダーソンIvie Anderson
History盤CD 40枚組の17枚目

<Date & Place> … 1937年3月5日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … デューク・エリントン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Duke Ellington and his orchestra)

柴田氏の記載するこの年のパーソネルとHistory版CD BOX付録のディスコグラフィーの記載は上記通りであるが、Ellingtoniaではかなり異なる。
Ellingtoniaでは、Tpはウォーレス・ジョーンズではなく、アーサー・ホェッツェルとしている。
因みに”The DUKE/The Columbia years”には、残念ながら1937年の録音は1曲も収録されていないので、パーソネルの記載もない。僕には決め手がないので、いつものような双方記載する。

<Contents> … Master

CD17-19.ザ・ニュー・バーミンガム・ブレイクダウンThe new Birmingham breakdown
CD17-20.スキャッティン・アット・ザ・キット・カットScattin’at the Kit Kat
CD18-1.アイヴ・ガット・トゥ・ビー・ア・ラグ・カッターI've got to be a rug cutter
CD18-2.ザ・ニュー・イースト・セント・ルイス・トゥードル・オーThe new east St. Louis toodle-O
CD17-19.「ザ・ニュー・バーミンガム・ブレイクダウン」、CD18-2.「ザ・ニュー・イースト・セント・ルイス・トゥードル・オー」は再録なので、Historyは”New”を付けたと思われるが、Ellingtoniaで両曲とも”New”を付けていない。Ellingtoniaの考えは、エリントンは、一つの曲を何度も演奏、録音し深化させるタイプの音楽家である。新しい録音ごとに変化があるのは当然のことである。それをいちいち”New”というタイトルを付けていたら、どうなるのか?10度目の録音には何とつけるのだ?ということかもしれない。取り合えずここではHistoryの記載を記しておく。因みに両曲とも最初の録音は10年以上も前の1926年である。
CD17-19.[ザ・ニュー・バーミンガム・ブレイクダウン]
レコーディングされた年月及びメンバーが全く異なるので、オリジナルの1926年の録音とはサウンドがかなり違う。しかしコンセプトはそう変わらないと思う。
CD17-20.[スキャッティン・アット・ザ・キット・カット]
エリントンとアーヴィング・ミルズの共作。
CD18-1.[アイヴ・ガット・トゥ・ビー・ア・ラグ・カッター]
イントロとエンディングに少しだけタップの音らしきものが聴こえるが、これは1934年まで在団したTpのフレディ・ジェンキンスがチャイムとタップ・ダンスで参加しているとある。アイヴィー・アンダーソンのヴォーカル入り。それだけではなく男性コーラスも入る。コーラスに加わっているのは、レックス・スチュアート、ハリー・カーネイ、ヘイズ・アルヴィス。なかなかハモリもしっかりしてうまいものだ。とても楽しい曲である。
CD18-2.[ザ・ニュー・イースト・セント・ルイス・トゥードル・オー]
オリジナルに比べるとかなりゆったりしたテンポで、印象が大きく異なる。これは”The new 〜”を付けてもいいのではないかと思う。Tpのミュート・プレイが印象的だ。
「クーティ・ウィリアムス/ラグ・カッターズ」レコード・ジャケット

<Date & Place> … 1937年3月8日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … クーティー・ウィリアムス・アンド・ヒズ・ラグ・カッターズ(Cootie Williams and his rug cutters)

Band leader & trumpetクーティ・ウィリアムスCootie Williams
Tromboneジョー・”トリッキー・サム”・ナントンJoe “Tricky Sam” Nanton
Soprano & Alto saxジョニー・ホッジスJohnny Hodges
Clarinet , Soprano & Baritone saxハリー・カーネイHarry Carney
Pianoデューク・エリントンDuke Ellington
String Bassヘイズ・アルヴィスHayes Alvis
Drumsソニー・グリアSonny Greer
Historyのデータには記載がないが、Ellingtoniaには”Cootie Williams and his rug cutters”の名義で録音されたことになっている。
また上記パーソネルは、Historyの記載であるが(クーティー名義のレコードも同じ)、Ellingtoniaではオットー・ハードウィックも参加したことになっている。
[Duke's men]CD

<Contents> … "The Duke"(History 204140 302〜204159 302)&"Cootie Williams and his rug cutters 1934/40"(TAX m-8011)&「ザ・デュークス・メン」(Epic EICP 602)

CD18-3&CD-13アイ・キャント・ビリーヴ・ザット・ユーアー・イン・ラヴ・ウィズ・ミーI can't believe that you’re in love with me
CD18-4、record A-1.ダウンタウン・アップロアーDowntown uproar
CD18-5.ディガ・ディガ・ドゥDiga Diga do
CD18-6&CD-14.ブルー・リヴリーBlue Reverie
CD18-7、record B-8.ウィスパーリング・タイガーWhispering tiger(Tiger rag)

この日の録音は、クーティーのラグ・カッターズの録音を集めた左のレコードにも2曲(「ダウンタウン・アップロアー」、「タイガー・ラグ」)、右のCD「ザ・デュークス・メン」にも2曲(「アイ・キャント・ビリーヴ・ザット・ユーアー・イン・ラヴ・ウィズ・ミー」、「ブルー・リヴリー」)収録されている。
CD18-3.[アイ・キャント・ビリーヴ・ザット・ユーアー・イン・ラヴ・ウィズ・ミー]
メロウなナンバーで、カーネイがテーマをリードして吹く。クーティーは、最初はオープンで、そしてミュートをかけ、さらにエンディングはミュートを外して吹いている。短いがエリントンのソロもありホッジスのソプラノ・サックスによるソロも珍しい。
CD18-4.[ダウンタウン・アップロアー]
クーティーはイントロから演奏をリードする。ここでもホッジスはソプラノを吹いている。短いがエリントンのソロ、そしてエンディング近くに高音を連発して存在感を示す。
CD18-5.[ディガ・ディガ・ドゥ]
エリントンの他にも数多くのプレイヤーが取り上げていた作品。かなりデフォルメした演奏。メロディーをクーティーはお得意のミュート・プレイを披露する。ここでもホッジスはソプラノでソロを取る。クーティーは後半はオープンでソロを取る。
CD18-6.[ブルー・リヴリー]
メランコリックなナンバーで、クーティーのミュート・プレイ、ホッジスのソプラノ、エリントン、カーネイのソロがたっぷりと聴ける。
CD18-7.[ウィスパーリング・タイガー]
O.D.J.B.のニック・ラロッカの作ったことになっているナンバーで、ビックス・バイダーベックなどTp奏者が好んで演奏したらしい。ここではミュートをかけてプレイしているので”Whispering”(ささやき)と洒落たのだろう。ここではホッジスはアルト・サックスでソロを取っている。ヘイズ・アルヴィスのソロも珍しい。

次の録音は3月25日に行われるが、この録音は問題である。何が問題かというと大将のエリントンが加わっていないのである。エリントンが加わっていないのにHistoryには収録されている。エリントンの息のかかった録音だからであろう。しかしエリントンのディスコグラフィーには当然の記載されていない。やはりここで扱うのは控えよう。「クーティ・ウィリアムス 1937年」を参照。

History盤CD 40枚組の9セット目

<Date & Place> … 1937年4月9日 ニューヨークにて録音 (Master)

<基本形 Personnel> … デューク・エリントン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Duke Ellington and his orchestra)

メンバーはHistory,Ellingtoniaとも1937年3月5日と同じ。即ちTpは、ウォーレス・ジョーンズ(History)、アーサー・ホェッツェル(Ellingtonia)である。なお、ジョー・リップマン(Joe Lippman)という人物がアレンジャーとして加わっていると記載がある。

<Contents> … Master

CD18-12.ゼアズ・ア・ラル・イン・マイ・ライフThere's a lull in my life
CD18-13.イッツ・スゥエル・オブ・ユーIt's swell of you
CD18-14.ユー・キャント・ランナウェイ・フロム・ラヴ・トゥナイトYou can’t run away from love tonight
CD18-12.[ゼアズ・ア・ラル・イン・マイ・ライフ]
カーネイがアンサンブルをリードしてアイヴィー・アンダーソンのヴォーカルとなる。当時のヒット曲臭い。
CD18-13.[イッツ・スゥエル・オブ・ユー]
これも同前でポップス・チューンっぽい。アイヴィーの歌入り。ソロはTb(ブラウンか?)、ヴォーカルを挟んでミュートTp。
CD18-14.[ユー・キャント・ランナウェイ・フロム・ラヴ・トゥナイト]
グッとテンポを落としたメランコリックなナンバーで柔らかいアンサンブルが魅力的だ。ホッジスのAsソロが存在感を発揮する。
History盤CD 40枚組

<Date & Place> … 1937年4月22日 ニューヨークにて録音 (Master)

<基本形 Personnel> … デューク・エリントン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Duke Ellington and his orchestra)

メンバーはHistory,Ellingtoniaとも1937年3月5日と同じ。即ちTpは、ウォーレス・ジョーンズ(History)、アーサー・ホェッツェル(Ellingtonia)である。

<Contents> … Master

CD18-15.アジュールAzure
CD18-16.ザ・レディ・フー・クドント・ビー・キッスドThe lady who couldn’t be kissed
CD18-17.ジ・オールド・プランティションThe old plantation
CD18-15.[アジュール]
エリントン作。これもゆったりとしたメランコリックなインスト・ナンバー。
CD18-16.[ザ・レディ・フー・クドント・ビー・キッスド]
こちらは一転して快活なナンバー。カーネイとTpのリードするアンサンブルの後Tb、Asソロからアンサンブルに移る。
CD18-17.[ジ・オールド・プランティション]
ゆったりとしたテンポでミュートTpが郷愁を誘う。アイヴィーのヴォーカル入り。
History盤CD 40枚組の10セット目

<Date & Place> … 1937年4月29日 ニューヨークにて録音 (Master)

<Personnel>…バーニー・ビガード・アンド・ヒズ・ジャゾペイターズ(Barney Bigard and his jazzopators)

Band leader & Clarinetバーニー・ビガードBarney Bigard
Trumpetレックス・スチュアートRex Stewart
Valve‐Tromboneファン・ティゾールJuan Tizol
Baritone saxハリー・カーネイHarry Carney
Pianoデューク・エリントンDuke Ellington
String Bassビリー・テイラーBilly Taylor
Drumsソニー・グリアSonny Greer

<Contents> … Master

CD18-18.ソレイス(ラメント・フォー・ア・ロスト・ラヴ)Solace(Lament for alost love)
CD18-19.フォー・アンド・ワン・ハーフ・ストリートFour and one half street
CD18-20.デミ‐タッセ(イーチ・ディ)Demi-tasse(Each day)
CD19-1.ジャズ・アラ・カルトJazz a la carte
CD18-18.[ソレイス]
ゆったりとしたテンポでタイトルから推測されるように沈鬱な雰囲気の曲。情感豊かなビガードのClソロが聴ける。
CD18-19.[フォー・アンド・ワン・ハーフ・ストリート]
一転した明るい感じの曲となる。ソロはTp⇒Bs⇒Cl⇒Pでその後短いベースソロが入る。
CD18-20.[デミ‐タッセ]
カーネイとエリントンの共作とある。リフを中心としたようなナンバーである。
CD19-1.[ジャズ・アラ・カルト]
ブルース・ナンバーである。まずスチュアート、そしてビガード、次はTsが2コーラス、そしてエリントンがそれぞれ2コーラスのソロを取り、アンサンブルに入って終わる。パーソネルにTsの表記がない。でもどう聴いてもバリサクではないと思う。ビガードか?
History盤CD 40枚組の10セット目

<Date & Place> … 1937年5月14日 ニューヨークにて録音 (Master)

<基本形 Personnel> … デューク・エリントン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Duke Ellington and his orchestra)

メンバーはHistory,Ellingtoniaとも1937年3月5日と同じ。即ちTpは、ウォーレス・ジョーンズ(History)、アーサー・ホェッツェル(Ellingtonia)である。

<Contents> … Master

CD19-2.キャラヴァンCaravan
CD19-3.アジュールAzure
CD19-2.[キャラヴァン]
ご存知ティゾール作の大ヒット・ナンバー。1936年12月に一度録音している。大ヒットしたのはこちらのヴァージョンかもしれない。Tbソロは作者のティゾールか?Cl、ミュートTpとソロが続く。
CD19-3.[アジュール]
再録である。テンポを落としたメランコリックなナンバー。
History盤CD 40枚組の19枚目

<Date & Place> … History,Ellingtonia … 1937年5月20日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジョニー・ホッジス・アンド・ヒズ・オーケストラ(Johnny Hodges and his orchestra)

Band leader & Alto saxジョニー・ホッジスJohnny Hodges
Trumpetクーティ・ウィリアムスCootie Williams
Clarinet & Tenor saxバーニー・ビガードBarney Bigard
Alto saxオットー・ハードウィックOtto Hardwick
Baritone saxハリー・カーネイHarry Carney
Pianoデューク・エリントンDuke Ellington
Banjo & Guitarフレッド・ガイFred Guy
String Bassビリー・テイラーBilly Taylorヘイズ・アルヴィスHayes Alvis
Drumsソニー・グリアSonny Greer
Vocalバディ・クラークBuddy Clark

<Contents> … Master

CD19-4.フーリン・マイセルフFoolin’ myself
CD19-5.ア・セイルボート・イン・ザ・ムーンライトA sailboat in the moonlight
CD19-6.ユール・ネヴァー・ゴー・トゥ・ヘヴンYou’ll never go to heaven (if you break my heart)
CD19-7.ペッキンPeckin’

Historyディスコグラフィーには記載がないが、Ellingtoniaには”Johnny Hodges and his orchestra”の名義で録音されたことになっている。ここではバディ・クラークがヴォーカリストとして加わっている。

CD19-4.[フーリン・マイセルフ]
まず初っ端にソロを取るのはホッジス。ビガードと違って遠慮などせず、吹いていく。クラークのヴォーカル入り。
CD19-5.[ア・セイルボート・イン・ザ・ムーンライト]
クラークのヴォーカル入りで、メロウなポップス・ヒットを狙ったと思われるナンバー。クラリネット・ソロはホッジスかもしれない。クーティのミュートTpが存在感を発揮する。
CD19-6.[ユール・ネヴァー・ゴー・トゥ・ヘヴン]
これも同前のポップス・チューンでクラークのヴォーカル入り。しかしホッジス、ウィリアムスの長尺ソロが聴けるのでまぁいいか。
CD19-7.[ペッキン]
ベニー・グッドマンも録音している。クラークのヴォーカルにバンド・メンバーが絡むというスタイルの楽しいナンバー。

<Date & Place> … History,Ellingtonia … 1937年6月8日 ニューヨークにて録音

<基本形 Personnel> … デューク・エリントン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Duke Ellington and his orchestra)

メンバーはHistory,Ellingtoniaとも1937年3月5日と同じ。即ちTpは、ウォーレス・ジョーンズ(History)、アーサー・ホェッツェル(Ellingtonia)である。

<Contents> … Master

CD19-8.オール・ゴッズ・チラン・ガット・リズムAll god’s chillum got rhythm (inst)
CD19-9.オール・ゴッズ・チラン・ガット・リズムAll god’s chillum got rhythm (vocal)
CD19-10.アラバミー・ホームAlabamy home
CD19-8、9.[オール・ゴッズ・チラン・ガット・リズム]
CD19-8が演奏のみで、CD19-9がアイヴィー・アンダーソンのヴォーカル入り。どちらが楽しいかと言えばやはり、アンダーソンのヴォーカル入りの方が楽しい。ヴォーカル後の多分ホッジスと思われるAsが聴き応えがある。
CD19-10.[アラバミー・ホーム]
これも再録もの。以前のヴァージョンと異なりアンダーソンのヴォーカル入りである。

<Date & Place> … History,Ellingtonia … 1937年6月16日 ニューヨークにて録音

<Personnel>…バーニー・ビガード・アンド・ヒズ・ジャゾペイターズ(Barney Bigard and his jazzopators)

Band leader & Clarinetバーニー・ビガードBarney Bigard
Trumpetレックス・スチュアートRex Stewart
Valve‐Tromboneファン・ティゾールJuan Tizol
Baritone saxハリー・カーネイHarry Carney
Pianoデューク・エリントンDuke Ellington
Banjo & Guitarフレッド・ガイFred Guy
String Bassビリー・テイラーBilly Taylor
Drumsソニー・グリアSonny Greer
Vocalスー・ミッチェルSue Mitchell

<Contents> … Master

CD19-11.ゲット・イット・サザーン・スタイルGet it southern style
CD19-12.ムーンライト・フィエスタMoonlight fiesta
CD19-13.スポンジ・ケイク・アンド・スピナッチSponge cake and spinach
CD19-14.イフ・ユーアー・エヴァー・イン・マイ・アームズ・アゲインIf you're ever in my arms again

再びバーニー・ビガード名義の録音である。ここでは女性シンガー、スー・ミッチェルが加わる。声や歌い方が似ているのでうっかりするとアイヴィーかと思ってしまうが、結局歌うのは2曲だけ。

CD19-11.[ゲット・イット・サザーン・スタイル]
スチュアート、カーネイとオープニングにソロを取り、短いエリントンのソロを入れて、スーのヴォーカルとなる。タイトルからもノスタルジーの路線を狙ったものと思われる。
CD19-12.[ムーンライト・フィエスタ]
エキゾチックなナンバーでティゾールがリードを取る。インスト・ナンバー。
CD19-13.[スポンジ・ケイク・アンド・スピナッチ]
これもヴォーカルの入らないインスト・ナンバー。ブレイクの合間をグリアのドラムが埋めるというスタイルで、ビガードの他にグリアもフューチャーされている。
CD19-14.[イフ・ユーアー・エヴァー・イン・マイ・アームズ・アゲイン]
ゆったりとしたメロウなナンバー。スーのヴォーカルが入るが、この人の声はドスが効いていて甘いラヴ・ソングは似合わない感じがする。
[Duke's men]CD

<Date & Place> … History,Ellingtonia … 1937年7月7日 ニューヨークにて録音

<Personnel>…レックス・スチュアート・アンド・ヒズ・フィフティ・セカンド・ストリート・ストンパーズ(Rex Stewart and his fifty second street stompers)

Band leader Trumpetレックス・スチュアートRex Stewart
Trumpetフレディー・ジェンキンスFreddie Jenkins
Alto saxジョニー・ホッジスJohnny Hodges
Valve‐Tromboneファン・ティゾールJuan Tizol
Baritone saxハリー・カーネイHarry Carney
Pianoデューク・エリントンDuke Ellington
Guitarブリック・フリーグルBrick Fleagle
String Bassヘイズ・アルヴィスHayes Alvis
Drumsジャック・マイセルJack Maisel

今度はレックス・スチュアート名義の録音である。久しぶりにフレディ・ジェンキンス(Tp)が登場する。ギターのブリック・フリーグル、ドラムスのジャック・マイセルは、1936年の「レックス・スチュアート・アンド・ヒズ・フィフティ・セカンド・ストリート・ストンパーズ」の録音にも加わっている。

<Contents> … "The Duke"(History 204140 302〜204159 302)&「ザ・デュークス・メン」(Epic EICP 602)

CD19-15、CD-3.ザ・バック・ルーム・ロンThe back room romp(A contrapuntal stomp)
CD19-16、CD-4.スイング・ベイビー・スイングSwing , baby , swing (love in my heart)
CD19-17.シュガー・ヒル・シム・シャムSugar hill shim sham
CD19-18.ティー・アンド・トランペッツTea and trumpets
CD19-15.[ザ・バック・ルーム・ロン]
スチュアートとエリントンの共作。普通に考えればバックでミュートをかけて吹いているのがジェンキンスで、フロントでオープンで吹いているのがスチュアートであろう。
CD19-16.[スイング・ベイビー・スイング]
ハッピー・ムードのナンバー。ホッジスとカーネイは短いながら存在感のあるプレイを披露する。
CD19-17.[シュガー・ヒル・シム・シャム]
これもスチュアートとエリントンの共作。エリントンの細かいトレモロ・プレイが効果音的に使われている。ソロはカーネイ。
CD19-18.[ティー・アンド・トランペッツ]
これもスチュアートとエリントンの共作、「お茶とトランペット」という変なタイトルが気になる。ソロはスチュアート。
History盤CD 40枚組の20枚目

<Date & Place> … History,Ellingtonia … 1937年9月20日 ニューヨークにて録音

<基本形 Personnel> … デューク・エリントン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Duke Ellington and his orchestra)

メンバーはHistory,Ellingtoniaとも1937年3月5日と同じ。即ちTpは、ウォーレス・ジョーンズ(History)、アーサー・ホェッツェル(Ellingtonia)である。また、Ellingtoniaには、かつてのTp奏者フレディ・ジェンキンスが加わっているとしているが、Historyでは参加していないことになっている。

<Contents> … ARC-Brunswick

CD19-19.チャッター・ボックスChatter-box
CD19-20.ジュビレスタJubilesta
CD20-1.ディミニュエンド・イン・ブルーDiminuendo in blue
CD20-2.クレセンド・イン・ブルーCrescendo in blue
CD20-3.ハーモニー・イン・ハーレムHarmony in harlem
CD20-4.ダスク・イン・ザ・デザートDusk in the desert
CD19-19.[チャッター・ボックス]
スチュアート、エリントン、ミルズの共作。タイトルは「おしゃべり箱」という意味かな。トランペット陣が頑張る作品。ソロはAs(ホッジス)とTp(スチュアート?)。
CD19-20.[ジュビレスタ]
、作者にミルズ、エリントンにティゾルが加わる。何となくエキゾチックなムードが漂う。
CD20-1.[ディミニュエンド・イン・ブルー]
エリントンの作。カサ・ロマ・オーケストラを思わせるような複雑なアンサンブルで始まる。
CD20-2.[クレセンド・イン・ブルー]
エリントンの作で一風変わったアンサンブルが聴かれる。これも実験作の一つか?
CD20-3.[ハーモニー・イン・ハーレム]
エリントン、ミルズ、ホッジスの共作。ホーン陣の複雑なアンサンブルが聴き処であろう。
CD20-4.[ダスク・イン・ザ・デザート]
エリントンとミルズの共作。Clが暴れまわるがほぼ全篇がアンサンブルで構成されている。
「クーティ・ウィリアムス/ラグ・カッターズ」レコードA面

<Date & Place> … History,Ellingtonia … 1937年10月26日 ニューヨークにて録音

<Personnel>…クーティー・ウィリアムス・アンド・ヒズ・ラグ・カッターズ(Cootie Williams and his rug cutters)

Band leader & trumpetクーティ・ウィリアムスCootie Williams
Valve‐Tromboneファン・ティゾールJuan Tizol
Clarinet & Tenor saxバーニー・ビガードBarney Bigard
Soprano & Alto saxオットー・ハードウィックOtto Hardwick
Clarinet , Soprano & Baritone saxハリー・カーネイHarry Carney
Pianoデューク・エリントンDuke Ellington
String Bassビリー・テイラーBilly Taylor
Drumsソニー・グリアSonny Greer
Vocalジェリー・クルーガーJerry Kruger

<Contents> … "The Duke"(History 204140 302〜204159 302)&"Cootie Williams and his rug cutters 1934/40"(TAX m-8011)

CD20-5、record A-3.ジュビレスタJubilesta
CD20-6.ウォッチンWatchin'
CD20-7.ピジョンズ・アンド・ペッパーズPigeons and peppers
CD20-8.捧ぐるは愛のみI can't give you anything but love
CD20-5.[ジュビレスタ]
再録もの。ビガード、ティゾル、クーティーのソロがフューチャーされる。
CD20-6.[ウォッチン]
ミルズとネモ(Nemo)の共作。ジェリー・クルーガーのヴォーカルが入るポップス・チューンである。
CD20-7.[ピジョンズ・アンド・ペッパーズ]
エリントンの作。タイトルを直訳すれば「鳩と胡椒」ということになるが、多分これはスラングで、「のろまと怒りっぽい人」ということか?何となくユーモラスなナンバーではある。
CD20-8.[捧ぐるは愛のみ]
当時のヒット曲。こういう曲にヴォーカルを入れないところがエリントンなのであろう。

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