ホット・リップス・ペイジ 1940年

Hot Lips Page 1940

今回はスイング時代の名トランぺッターといわれたホット・リップス・ペイジの1940年の録音を取り上げることにしよう。ホット・リップス・ペイジは一時はベイシーの楽団でプレイしたり、ビリー・ホリディなど様々なレコーディングに参加しているが彼の名前を冠したレコードは持っていなかった。このレコードはいつ購入したのか覚えていないが、彼名義のものだったので買ってみようと思ったレコードである。
このレコードは<ジェリー・ニューマン>が行った非正規録音集の中からホット・リップス・ペイジがリーダー的役割を果たしたジャム・セッションを集めたものである。<ジェリー・ニューマン>のプライヴェイト録音についてはジェリー・ニューマン(Jerry Newman)をご覧ください。

「ホット・リップス・ペイジ/アフター・アワーズ・イン・ハーレム」レコード・ジャケット

<Date & Place> … 1940年 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジャム・セッション(Jam session)

Trumpetホット・リップス・ペイジHot Lips Page
Tenor saxハービー・フィールズHerbie Fields
Pianoドナルド・ランバートDonald Lambert

<Contents> … "Hot Lips Page/After hours in Harlem"(Onyx records 207)

A面1.アイ・ガット・リズムI got rhythm
A面2.アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ラヴI'm in the mood for love
A面3.ダイナDinah
A面4.二人でお茶をTea for two

ジェリー・ニューマンは主にミントンズ・プレイ・ハウスか偶にクラーク・モンローズ・アップタウン・ハウスにおいてジャム・セッション等を録音したいた。この演奏もミントンズのものであろう。1940年録音の4曲に関しては演奏内容も良くない。とにかくTpとTsとPという変わった編成なのである。時たまドラムの音が聞こえたかと思えば聞こえなくなったりする。
ペイジとフィールズは酔っぱらっているのかまともな演奏ではない。一人まともななのはPのランバートで、A面2.「アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ラヴ」やA面4.「二人でお茶を」では、なかなか聴き応えのあるソロを取っている。

「ビリー・ホリディ/クロノロジカル・オーダー」レコード・ボックス

<Date & Place> … 1940年12月19日 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジャム・セッション(Jam session WNEW radio program)

Vocalビリー・ホリディBillie Holiday
Trumpetホット・リップス・ペイジHot Lips Page
Tenor saxチャーリー・バーネットCharlie Barnetコールマン・ホウキンスColeman Hawkinsレスター・ヤングLester Young
Pianoテディ・ウィルソンTeddy Wilson
Guitar不明Unknown
Bass不明Unknown
Drums不明Unknown

<Contents> … "Billie Holiday/Live and private recordings in Chronological order"

Record1 B-6.「私の彼氏」
ラベルにはA面7曲目と書いてあるが、実際はB面6曲目が「私の彼氏」。A面7曲目は「アイル・ゲット・バイ」
ラジオ放送でのジャム・セッションという貴重な録音。メンバーがすごい、特にテナー・サックス。まずチャーリー・バーネットは「白いエリントン」と言われ、バンド・リーダーとして有名だがどういう経緯か参加している。ホウキンスとレスターの競演はそれだけで価値がある。しかし音が悪すぎる。ビリーの歌のバックにTsは聴こえるがそれほどのプレイとは思えずというかほとんど聴こえないし、ソロもない。ビリーのヴォーカルも好調とは思えない、声の「荒れ」が気になる。

このWebサイトについてのご意見、ご感想は、メールでお送りください。

お寄せいただいたご意見等は本文にて取り上げさせていただくことがあります。予めご了承ください。