アイヴィー・アンダーソン 1946年
Ivie Anderson 1946
僕はエリントン楽団に在団していたこのアイヴィー・アンダーソンという歌手が大好きだった。彼女は喘息持ちで、1942年当時のバンドに付きもののツアーに耐えかねて退団、気候の良い西海岸に移り、スナックを経営しながら、健康の許す限り歌を歌っていたという。そんな彼女のエリントン楽団退団後の吹込みは誠に少なく、このレコードを見つけた時には、喜々として買ったものだ。そしてサイドメンの中にミンガスの名前を見つけ、驚いたものである。こういう歌伴をするとは思わなかった。
<Date&Place> … 1946年1月 ロスアンゼルスにて録音
<Personnel> … アイヴィー・アンダーソン・アンド・ハー・オール・スターズ(Ivie Anderson and her all stars)
<Contents> … 「アイヴィー・アンダーソンとヘレン・ヒュームズ」(Storyville ULS-1560-R)
| A面1. | 明るい表通りで | On the sunny side of the street |
| A面2. | アイ・ガット・イット・バッド | I got it bad and that ain't good |
「明るい表通りで」
作ったのはファッツ・ウォーラーだが、ジミー・マクヒューが作ったことになっている超有名曲。アンダーソンの決然としたような声質に合うかどうか疑問だったが、彼女自身はそんなことにお構いなく、決然と歌っているという感じである。間奏はTpが良く歌っており、またミンガスもソロを取っているところが、ミンガスの存在感のなせるところなのだろう。
「アイ・ガット・イット・バッド」
エリントン時代の十八番で持ち歌である。ここでもカール・ジョージのTpがオブリガードを付けている。そして短いがスミスのAsソロが聴き処であろう。
<Date&Place> … 1946年10月 ロスアンゼルスにて録音
<Personnel> … アイヴィー・アンダーソン・アカンパニィド・バイ・フィル・ムーア・アンド・ヒズ・オーケストラ(Ivie Anderson accompanied by Phil Moore and his orchestra)
解説によると、ギターはアーヴィング・アシュビー説とバーニー・ケッセル説があるという。
<Contents> … 「アイヴィー・アンダーソンとヘレン・ヒュームズ」(Storyville ULS-1560-R)
| A面3. | ヒーズ・トール、ダーク・アンド・ハンサム | He's tall,dark and handsome |
| A面4. | エンプティ・ベッド・ブルース | Empty bed blues |
| A面5. | トゥワイス・トゥ・メニー | Twice too many |
| A面6. | アイ・ウォント・ア・ビッグ・バター・アンド・エッグ・マン | I want a big butter and egg man |
「ヒーズ・トール、ダーク・アンド・ハンサム」
ミディアム・スロウなナンバー。中間にトンプソンのTsソロが入るが、これがなかなかいい。
「エンプティ・ベッド・ブルース」
ブルースの皇后と呼ばれるベッシー・スミスが歌って大ヒットしたナンバー。当時はベッドという言葉はご法度だったようで、興味本位の白人たちが買い、ヒットしたと伝えられる。中間にGtとトンプソンのTsソロが入る。
「トゥワイス・トゥ・メニー」
これもミディアム・スロウなバラードナンバー。
「アイ・ウォント・ア・ビッグ・バター・アンド・エッグ・マン」
ミディアム・テンポのスインギーなナンバー。中間にGtとTpソロが入る。
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