アート・ブレイキー 1946年

Art Blakey 1946

[The Fats Navarro story]CDボックス

<Date&Place> … 1946年2、3月 ニュー・ヨークにて録音

<Personnel> … ビリー・エクスタイン・アンド・ヒズ・オーケストラ(Billy Eckstine & his Orchestra)

Band leader & Vocalビリー・エクスタインBilly Eckstine
trumpetファッツ・ナヴァロFats Navarroブーニー・ヘイゼルMarion Hazelショーティ・マコンネルShorty McConnellレイモンド・オアRaymond Orr
Tromboneチッピー・アウトカルトChippy Outcaltジェラルド・ヴァレンタインGerald "Gerry" Valentineロバート・スコットRobert Scott
Alto saxノリス・ターニーNorris Turneyジュニア・ウィリアムズJunior Williams
Tenor saxジーン・アモンズGene Ammonsジョシュ・ジャクソンJosh Jackson
Baritone saxレオ・パーカーLeo Parker
Pianoジミー・ゴールデンJimmy Golden
Guitarコニー・ウェインライトConnie Wainwright
Bassビル・マクマホンBill McMahon
Drumsアート・ブレイキーArt Blakey

1945年10月からの移動。
Trombone … ウォルター・ノック、ハワード・スコット ⇒ ロバート・スコット
Alto sax … ジョン・コブス、バッド・ジョンソン ⇒ ノリス・ターニー、ジュニア・ウィリアムズ
Tenor sax … アーサー・シモンズ ⇒ ジョシュ・ジャクソン
Baritone sax … テディ・サイプロン ⇒ レオ・パーカー
Piano … リチャード・エリントン ⇒ ジミー・ゴールデン
Bass … トミー・ポッター ⇒ ビル・マクマホン

[The Fats Navarro story]CD1ジャケット

<Contents> … "The Fats Navarro story"(Properbox 11)

CD1-6.テル・ミー・プリティ・ベイビーTell me pretty baby2月
CD1-7.セカンド・バルコニーSecond Balcony2月
CD1-8.ウィズアウト・ア・ソングWithout a song3月
「テル・ミー・プリティ・ベイビー」
アンサンブルからエクスタインのヴォーカルとなる。ソロは先ずTp.これはナヴァロであろう。朗々たる素晴らしいソロでガレスピーの後継者はやはりこの人だろうと思わせる。
「セカンド・バルコニー」
スインギーなアンサンブルで始まる。ソロは先ずナヴァロのTp、続くTbもなかなか良い、ナヴァロに引っ張られたかな。そしてTsソロと続きアンサンブルに戻って終わる。聴き応えのある演奏である。
「ウィズアウト・ア・ソング」
スタンダード・ナンバー。スロウなナンバーで、ナヴァロのリードするアンサンブルで始まり、エクスタインのヴォーカルとなる。そのままヴォーカルで終わる。

「バッピン・ザ・ブルース」ジャケット

<Date&Place> … 1946年10月18日 ロスアンゼルスにて録音

<Personnel> … アール・コールマン(Earl Coleman)&アン・ベイカー(Ann Baker)

Trumpetマイルス・ディヴィスMiles Davis
Tenor saxジーン・アモンズGene Ammons
Pianoリントン・ガーナ―Linton Garner
Guitarコニー・ワインライトConnie Wainwright
Bassトミー・ポッターTommy Potter
Drumsアート・ブレイキーArt Blakey
Vocal (1,2,6,7,8,9)アール・コールマンEarl Coleman
Vocal (3,4,5,10,11,12)アン・ベイカーAnn Baker

<Contents> … "Miles Davis/Boppin' the blues"(Black Lion TKCB-30490)

「バッピン・ザ・ブルース」CD
CD1.ドント・シング・ミー・ザ・ブルースDon’t sing me the blues take1
CD2.ドント・シング・ミー・ザ・ブルースDon’t sing me the blues take2
CD3.アイヴ・オールウェイズ・ガット・ザ・ブルースI’ve always got the blues take1
CD4.アイヴ・オールウェイズ・ガット・ザ・ブルースI’ve always got the blues take2
CD5.アイヴ・オールウェイズ・ガット・ザ・ブルースI’ve always got the blues take3
CD6.ドント・エクスプレイン・トゥ・ミー・ベイビーDon’t exaplain to me baby take1
CD7.ドント・エクスプレイン・トゥ・ミー・ベイビーDon’t exaplain to me baby take2
CD8.ドント・エクスプレイン・トゥ・ミー・ベイビーDon’t exaplain to me baby take3
CD9.ドント・エクスプレイン・トゥ・ミー・ベイビーDon’t exaplain to me baby take4
CD10.ベイビー・ウォンチュー・メイク・アップ・ユア・マインドBaby won’t you make up your mind take1
CD11.ベイビー・ウォンチュー・メイク・アップ・ユア・マインドBaby won’t you make up your mind take2
CD12ベイビー・ウォンチュー・メイク・アップ・ユア・マインドBaby won’t you make up your mind take3

また、『マイルス・ディヴィスの生涯』によれば、この録音は40年近くリリースされることがなかったという。ということは1986年くらいになってやっと陽の目を見たということになる。僕の持っているCDは1988年の発売されたものなので、このCDがこの録音を収録した唯一のものと考えられる。
曲はいずれも3分前後の短いものだが、マイルスがたっぷりとソロを取っているところが聴き処だろう。ただし素晴らしいと思うようなソロは余りない。中山康樹氏は『マイルスを聴け!』で、”I've always got the blues”のテイク2である4曲目のソロが注目で、「初レコーディングから1年半くらいの間に、マイルスは絶対の自信を身に付けたようだ。この確信に満ちた力強さは、いったいどこから来ているのだろう」と書いている。確かにこのトラックのソロは聴きものである。
全トラックを通じて聴き処を持ったソロを吹くのはテナーのジーン・アモンズだ。前述のように録音後すぐに発売になったわけではないので、売れるようにマイルス名義になっているが、当時もし発売されるとしたら“B”のバンドで史上初のテナー・バトルで名を上げたジーン・アモンズ名義だったかもしれない。このCDはマイルス・ファンなら持っていたい1枚だが、特別マイルスに思い入れのない方には無理におすすめはしないCDである。

「ドント・シング・ミー・ザ・ブルース」
テイクが2つあるが、どちらがマスター・テイクか全く記載がない。ゆったりとしたブルースで、構成はどちらも同じ。ピアノのイントロからマイルスのちょっとたどたどしいソロがあり、コールマンのヴォーカルが入る。中間のソロはアモンズで落ち着いたプレイを展開する。後半のヴォーカルにはこれもたどたどしいマイルスのオブリガードが付く。
「ドント・エクスプレイン・トゥ・ミー・ベイビー」
こちらはテイク4まであるが、例によってマスターがどれか不明。ゆったりとしたブルースで、アンサンブルからアモンズの落ち着いたソロが入り、ヴォーカルとなる。中間のソロはマイルス、倍テンポで奏される。このくらい少し速いテンポの方が、この時期のマイルスには向いているような気がする。テイクを重ねるごとにマイルスは良くなっていくような気がする。
「アイヴ・オールウェイズ・ガット・ザ・ブルース」
こちらはミディアム・テンポのブルース。3テイクがあるがこれもマスターの記載がない。ただテイク1は途中で止まるので、2か3であろう。アンサンブルのイントロからアンのヴォーカルとなる。オブリガードはアンサンブルである。中間のソロはガーナーとアモンズ。この二人のソロはなかなか良い感じである。一度ヴォーカルに戻り、マイルスのソロが入る。この曲でのマイルスは、割と良い。さらにもう一度ヴォーカルが入り、アンサンブルからエンディングに至る。テイク3では、ヴォーカル前に短いBのパッセージが入る。
「ベイビー・ウォンチュー・メイク・アップ・ユア・マインド」
これも3テイクある。アンサンブルからアンのヴォーカルとなる。中間のソロはガーナー。後半のヴォーカルのオブリガードはアンサンブルが付ける。

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