トミー・ドーシー 1944年
Tommy Dorsey 1944
僕の持っているトミー・ドーシーの1944年の録音は2曲だけである。ドーシーはヴィクターの看板アーティストだったので、録音はヴィクターだけになる。1944年11月13日ヴィクターはAFMとの契約書にサインし、和解が成立する。Webのディスコグラフィーによれば、ドーシーの1944年最初のレコーディングは11月14日に行われた。和解成立を待ちかねての録音だったのだろう。ところが、記載のデータによれば1944年8月13日に録音されたとある。これはどう考えてもあり得ないことである。そもそもこのレコードはデータに間違いが多すぎる。
<Date&Place> … 1944年11月14日 ハリウッドにて録音
<Personnel> … トミー・ドーシー・アンド・ヒズ・オーケストラ(Tommy Dorsey and his orchestara)
<Contents> … 「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ/ザ・サウンド・オブ・スイング」(RCA RA61)&「オリジナル・トミー・ドーシー・ベスト・コレクション」(RCA RA-9007-08)
| record3-A7&record2-B7. | 表通りで | On the sunny side of the street |
| record3-B1&record2-B6. | 作品1 | Opus 1 |
「表通りで」
よく知られたスタンダード・ナンバー。サイ・オリヴァーの手腕が冴えわたったナンバー。この日の録音から、ストリングスが入るようになる。総勢11人の豪華なストリンスとミュート・ブラスが柔らかなハーモニーを奏で、バリトン・サックスがアクセントをつける。ワウワウTpが短いソロを取り、ブラスのソリから、パイド・パイパースに代わって加わった、センチメンタリスツが見事なコーラスを聴かせてくれる。
「作品1」
サイ・オリヴァーの作品の中でも最も有名なナンバーの一つという。実にカッコいい曲だ。クラリネットのソロは、新加入のバディ・デフランコ。デフランコはこの後モダン期に至るまで、見事な活躍ぶりを見せる逸材。ともかくオリヴァーのペンに感嘆させられる作品。
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