トミー・ドーシー 1944年

Tommy Dorsey 1944

僕の持っているトミー・ドーシーの1944年の録音は2曲だけである。ドーシーはヴィクターの看板アーティストだったので、録音はヴィクターだけになる。1944年11月13日ヴィクターはAFMとの契約書にサインし、和解が成立する。Webのディスコグラフィーによれば、ドーシーの1944年最初のレコーディングは11月14日に行われた。和解成立を待ちかねての録音だったのだろう。ところが、記載のデータによれば1944年8月13日に録音されたとある。これはどう考えてもあり得ないことである。そもそもこのレコードはデータに間違いが多すぎる。

<Date&Place> … 1944年11月14日 ハリウッドにて録音

<Personnel> … トミー・ドーシー・アンド・ヒズ・オーケストラ(Tommy Dorsey and his orchestara)

Band leader & Tromboneトミー・ドーシーTommy Dorsey
Trumpetロジャー・エリックRoger Ellickミッキー・マンガーノMickey Manganoデイル・ピアースDale Pierceジョージ・シーバーグGeorge Seaberg
Tromboneウォルター・ベンソンWalter Bensonネルソン・リドルNelson Riddleテックス・サッタ―ホワイトTex Satterwhite
Clarinetバディ・デフランコBuddy DeFranco
Alto saxシド・クーパーSid Cooperゲイル・カーチスGale Curtis
Tenor saxアル・クリンクAl Klink
Baritone saxブルース・ブランソンBruce Branson
Tubaジョー・パークJoe Park
Pianoミルト・ゴールデンMilt Golden
Guitarボブ・ベインBob Bain
Bassシド・ブロックSid Block
Drumsバディ・リッチBuddy Rich
Violinアレックス・ベラーAlex Bellerレナード・アトキンスLeonard Atkinsバーナード・チンテロウBernard Tinterowピーター・ディミトリアデスPeter Dimitriades
マニー・フィドラーManny Fiddlerルース・ルーベンシュタイン・グッドマンRuth Rubenstein Goodmanジョゼフ・グッドマンJoseph Goodman
Violaデヴィッド・ウチテルDavid Uchitelミルトン・トーマスMilton Thomas
Celloフレッド・カメリアFred Camelia
Harpレバ・ロビンソンReba Robinson
Vocalザ・センチメンタリスツThe Sentimentalists

<Contents> … 「RCAジャズ栄光の遺産シリーズ/ザ・サウンド・オブ・スイング」(RCA RA61)&「オリジナル・トミー・ドーシー・ベスト・コレクション」(RCA RA-9007-08)

record3-A7&record2-B7.表通りでOn the sunny side of the street
record3-B1&record2-B6.作品1Opus 1
「表通りで」
よく知られたスタンダード・ナンバー。サイ・オリヴァーの手腕が冴えわたったナンバー。この日の録音から、ストリングスが入るようになる。総勢11人の豪華なストリンスとミュート・ブラスが柔らかなハーモニーを奏で、バリトン・サックスがアクセントをつける。ワウワウTpが短いソロを取り、ブラスのソリから、パイド・パイパースに代わって加わった、センチメンタリスツが見事なコーラスを聴かせてくれる。
「作品1」
サイ・オリヴァーの作品の中でも最も有名なナンバーの一つという。実にカッコいい曲だ。クラリネットのソロは、新加入のバディ・デフランコ。デフランコはこの後モダン期に至るまで、見事な活躍ぶりを見せる逸材。ともかくオリヴァーのペンに感嘆させられる作品。

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