1944年ジョー・ブシュキンで初レコーディングを経験して以来の登場である。シムスは1944年初レコーディング後兵役に取られ、1946年に除隊、その後アーティ・ショウ、スタン・ケントン、バディ・リッチのバンドで音楽活動に復帰する。そしてどういう経緯かは不明だが、西海岸でジーン・ローランドが結成した2度目の4本テナーのバンドに加わった。この4本テナーとは、スタン・ゲッツ、ハービー・スチュアード、シムス、ジミー・ジュフリーの4人であった。この新生ローランドのバンドは、スパニッシュ・ボールルームに出演し、ラテンもので客席を沸かせ、4本テナーによる種々の実験を重ねていた。この4人の共通項は、4人ともレスター・ヤングに魅せられていたことである。
この新しいバンドを最初に魅せられたのは、ウディ・ハーマン楽団のアレンジャー、ラルフ・バーンズだった。そして新しいバンドとサウンドを考えていたウディ・ハーマンに紹介するのである。ハーマンは早速聴きにやって来て魅せられ、このユニークなサックス・カルテットをそっくりそのまま新しいバンドで使おうと引き抜くのである。ハーマンはゲッツ、スチュアード、ズート・シムスを雇ったが、ジュフリーは雇わず、バリトン・サックスのサージ・チャロフを入れた。そしてジュフリーには、このリード・セクションをフューチャーする新しい曲を書くことを依頼する。こうしてできたのがウディ・ハーマンのセカンド・ハードの代名詞「フォア・ブラーズ」なのである。こうしてシムスは「フォア・ブラーズ」の一員として、人気バンド、ウディ・ハーマンのオーケストラでプレイを続けるのである。
| Band leader , Alto sax , Clarinet & Vocal | … | ウッディ・ハーマン | Woody Herman | ||||||||||||
| Trumpet | … | バーニー・グロウ | Bernie Glow | 、 | アーニー・ロイヤル | Ernie Royal | 、 | アーヴ・マルコヴィッツ | Irv Markowitz | 、 | ショーティ・ロジャース | Shorty Rogers | 、 | スタン・フィッシェルソン | Stan Fishelson |
| Trombone | … | アール・スォープ | Earl Swope | 、 | オリィ・ウィルソン | Ollie Wilson | |||||||||
| Bass Trombone | … | ボブ・スィフト | Bob Swift | ||||||||||||
| Alto sax | … | サム・マロヴィッツ | Sam Marowitz | 、 | ハービー・スチュアード | Herbie Steward | |||||||||
| Tenor sax | … | スタン・ゲッツ | Stan Getz | 、 | ズート・シムス | Zoot Sims | |||||||||
| Baritone sax | … | サージ・チャロフ | Serge Chaloff | ||||||||||||
| Piano | … | フレッド・オーチス | Fred Otis | ||||||||||||
| Guitar | … | ジーン・サージェント | Gene Sargent | ||||||||||||
| Bass | … | ウォルト・ヨンダー | Walt Yoder | ||||||||||||
| Drums | … | ドン・ラモンド | Don Lamond | ||||||||||||
| Vocal | … | マリー・アン・マッコール | Mary Ann McCall | ||||||||||||
| Arrangement | … | ラルフ・バーンズ | Ralph Burns |
1946年12月10日からの移動。
Trumpet … カッピー・ルイス、コンラッド・ゴゾー、ボブ・ペック、チャック・ピーターシュ、アル・ポーシノ ⇒ バーニー・グロウ、アーニー・ロイヤル、マーキー・マルコヴィッツ、ショーティ・ロジャース、スタン・フィッシェルソン
Trombone … ラルフ・ヘフナー、ビル・ハリス、エド・キーファー ⇒ アール・スォープ、オリィ・ウィルソン
Bass Trombone … ボブ・スィフト ⇒ In
Alto sax … ジョン・ラポータ ⇒ ハービー・スチュアード
Tenor sax … フリップ・フィリップス、ミッキー・フォーラス ⇒ スタン・ゲッツ、ズート・シムス
Baritone sax … サム・ルビノヴィッチ ⇒ サージ・チャロフ
Piano … ジミー・ロウルズ ⇒ フレッド・オーチス
Guitar … チャック・ウエイン ⇒ ジーン・サージェント
Bass … ジョー・モンドラゴン ⇒ ウォルト・ヨンダー
ほぼ総入れ替えである。これでバンドはどうなったかと言えば、ファースト・ハードでは、史上類稀なる陽気でエキサイティングなスイングを持っていたのに比べて、より地味で内向的な傾向が強い。一口に言えば、ファースト・ハードは「バップ・バンド」で、セカンド・ハードは「クール・バンド」と言える。では実際に演奏を聴いていこう。
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| record3 B面3. | キーン・アンド・ピーチー | Keen and peachy | 12月22日 |
| record3 B面7. | アイヴ・ゴット・ニューズ・フォー・ユー | I've gotnews for you | 12月22日 |
| record3 B面4. | レイジー・ララバイ | Lazy lallaby | 12月24日 |
| record3 B面5. | ザ・グーフ・アンド・アイ | The goof and I | 12月24日 |
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