| Band leader & Piano | … | セロニアス・モンク | Thelonious Monk |
| Trumpet | … | アイドリース・シュリーマン | Idrees Suliman |
| Alto Sax | … | ダニー・ケベック・ウエスト | Danny Quebec West |
| Tenor Sax | … | ビリー・スミス | Billy Smith |
| Bass | … | ジーン・ラミー | Gene Ramey |
| Drums | … | アート・ブレイキー | Art Blakey |
モンクは初めての録音をセクステットにすることにし、ミントンズやそのほかで知っているメンバーを選んだ。アイドリース・シュリーマン、ジーン・ラミー、アート・ブレイキーは既に拙HPで登場済み。ホーンの2人はレコーディング・スタジオに一度足を踏み入れたことのない若者。アルトのウエストはアイク・ケベックの従弟で、テナーのビリー・スミスは「ブルックリンの若者」とだけ書いてある。ものすごく一般的過ぎる名前なので、後にディヴ・ブルーベックのグループに参加する人物と同一かどうかは分からない。ただスミスは当時ニューヨークのジュリアード音楽院に通っていた時期なので、ニューヨークに、ブルックリンにいた可能性はある。バンドのリハーサルは、モンクの家というひどく狭いところだった。
| Vol.1 CD-12. | ハンフ | Humph |
| Vol.2 CD-6. | イヴォンス | Evonce |
| Vol.2 CD-5. | サバーバン・アイズ | Suburban eyes |
| Vol.1 CD-7. | セロニアス | Thelonious |
ロビン・ケリー著「セロニアス・モンク/独創のジャズ物語」によれば、10月15日スタジオに集合した時誰一人として演奏するナンバーをマスターしていなかったという。
このセクステットによる演奏は、どの曲もモンクらしさ満載であり、モンク臭がプンプン匂ってくる実に迫力があるもの。「ライオン夫妻とウルフはその出来栄えに興奮した」と書かれているが、本当にそうだったのだろうと思う。ここで演られているパフォーマンスは間違いなくこれまでどこでも演られたことのないパフォーマンスだと思う。ジャズはジャズだが、スイングでは毛頭ない、と言ってビ・バップでもない。正にモンクス・ミュージックとしか言いようのないものだと思う。
「ハンフ」 … モンクの作で、一度しか録音しなかった数少ない曲の一つ。「アイ・ガット・リズム」と似ているが、異なる点は普通のコード・チェンジを下降する半音階コード進行に置き換えている点だという。風変りなテーマに続いて、As、Tp、Tsそしてモンクとソロが廻る。モンクのソロは「ミントンズ」以来ずっと演奏し、それ以降も使い続けているストック・フレーズが満載だという。基準に達するレベルになるまで3テイクを要したという。ライオン夫妻とウルフは、余りに興奮したために9日後にもう一度モンクの演奏を録音することにするのであるが、これは尋常のことではない。通常ブルーノートのようなマイナー・レーベルはまず数曲録音し、SP盤を発売して売れ行きが良ければ、それを資金に次の吹込みをするのが一般的である。それがレコードが出る前に、3回も吹込みを行い、14曲を完成させるのである。
| Band leader & Piano | … | セロニアス・モンク | Thelonious Monk |
| Bass | … | ジーン・ラミー | Gene Ramey |
| Drums | … | アート・ブレイキー | Art Blakey |
| Vol.2 CD-9. | ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット | Nice work if you can get it |
| Vol.1 CD-3. | ルビー・マイ・ディア | Ruby my dear |
| Vol.1 CD-10. | ウェル・ユー・ニー・ドント | Well you needn't |
| Vol.1 CD-5. | 4月のパリ | April in Paris |
| Vol.1 CD-2. | オフ・マイナー | Off minor |
| Vol.1 CD-11. | イントロスペクション | Introspection |
6曲中4曲がモンクのオリジナル。カヴァー曲は最初の「ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット」と「4月のパリ」。
「ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット」 … ガーシュイン作の有名なナンバー。モンクはこの曲を好み長年演奏し続けた。1941年ジェリー・ニューマンが録音した"Harlem Odyssey"でも演奏していた。多分モンクはこういう愛奏曲を心から楽しんで演奏していただろうことが伝わってくる。
「ルビー・マイ・ディア」 … 有名なオリジナル曲。この後何度も録音している。多分モンクにとってとても大事な曲なのだろう。
「ウェル・ユー・ニー・ドント」 … これも有名なオリジナル曲。弾き慣れた曲をスインギーなリズムに乗って楽しそうに演奏している。
「4月のパリ」 … ヴァーノン・デュークの作で、後にカウント・ベイシー楽団の演奏が有名になる。
「オフ・マイナー」 … かなり前に作った曲で、「ワット・ナウ」いうタイトルだったという。バド・パウエルがこの年の1月にトリオで吹き込んでいる。「バド・パウエル 1947年」を参照。モンクの演奏はどこか楽し気に弾いている感じがする。
「イントロスペクション」 … ロビン・ケリーはこのセッション中最も想像力に富む挑戦的なナンバーだという。満足する仕上がりまで、4テイク録ったという。この曲は一連の47年の吹込みがLP化される時初めて世に出た。多分時代的に難しすぎるというのが原因ではないかという。
ここまで10面分を録音しているが、まだ1曲もレコードとして発売はされていないどころか発売する準備もなされていない状態であった。しかしライオンはまたもやレコーディングを行うのである。ライオンは後に「モンクが余りに素晴らしいので、彼の持っているすべてを吐き出させたいと考えたのだ」と語っている。
| Band leader & Piano | … | セロニアス・モンク | Thelonious Monk |
| Trumpet | … | ジョージ・テイト | George Taitt |
| Alto Sax | … | サヒブ・シハブ | Sahib Shihab |
| Bass | … | ロバート・ペイジ | Robert Paige |
| Drums | … | アート・ブレイキー | Art Blakey |
前回のトリオの後には、クインテットで録音しようとモンクは決めていたという。続けて参加したのはブレイキーだけである。サヒブ・シハブは拙HPでも以前登場しているが、ジョージ・テイトとロバート・ペイジは全く無名のミュージシャン。ただモンクとは仕事をした経験があり、モンクの音楽をよく知っていたという。
| Vol.1 CD-6. | イン・ウォークド・バド | In walked Bud |
| Vol.2 CD-10. | モンクス・ムード | Monk's mood |
| Vol.2 CD-11. | フー・ノウズ | Who knows |
| Vol.1 CD-1. | ラウンド・ミッドナイト | 'Round midnight |
| Band Leader & Tenor sax | … | デクスター・ゴードン | Dexter Gordon |
| Baritone Sax | … | レオ・パーカー | Leo Parker |
| Piano | … | タッド・ダメロン | Tadd Dameron |
| Bass | … | カーリー・ラッセル | Curley Russell |
| Drums | … | アート・ブレイキー | Art Blakey |
テナー・バトルに飽き足らなくなったのか今度はバリトン・サックスのレオ・パーカーとのバトルを試みている。
| CD-1.&CD8-1. | デクスターズ・リフ | Dexter's riff |
| CD-2. | セッティン・ザ・ペイス・パート1&2 | Settin' the pace part1&2 |
| CD-3. | ソー・イージー | So easy |