ジェリー・ニューマン・レコーディングス 1941年

Jerry Newman Recordings 1941

ジェリー・ニューマン

コロンビア大学のジャズ好きの学生ジェリー・ニューマン(Jerry Newman)がアセテートのディスクに直接カッティングできる「ウィルコックス・ゲイ・レコーディオ」(Wilcox-Gay recordio)という持ち運びできる「ディスク・カッター」を使って、「ミントンズ」や「クラーク・モンローズ・アップタウンハウス」において、非正規の録音を行ったもの。録音自体は1940年から行われ、1942年くらいまで続けられた。これらの録音はビ・バップの温床と言われた「ミントンズ」や「クラーク・モンローズ・アップタウンハウス」における後にビ・バップの重要な立役者となるミュージシャンの録音を捉えていたことから極めて重要である。
1941年が最も多く録音がなされたようだが、ビリー・ホリデイのものは「ビリー・ホリデイ 1941年」、重要なチャーリー・クリスチャンのものは「チャーリー・クリスチャン 1941年」、セロニアス・モンクのものは「セロニアス・モンク 1941年」、ディジー・ガレスピーのものは「ディジー・ガレスピー 1941年」で取り上げたので、ここではそれ以外のレコードについて取り上げよう。

<Date&Place> … 1941年1月 ジェリー・ニューマンが録音

<Personnel>

Clarinetハービー・フィールズHerbie Fields
Alto saxウィリー・スミスWillie Smithタブ・スミスTab Smith
Tenor saxジョー・トーマスJoe Thomasバディ・テイトBuddy Tateスキッピー・ウィリアムスSkippy Williams
Others不明Unknown

<Contents> … "Harlem odyssey"(Xanadu 112)

A面3.明るい表通りでOn the sunny side of the street
A面4.身も心もBody and soul
「明るい表通りで」
ピアノ・トリオの伴奏でAsがメロディー吹奏からソロへと進む。自身はないがウィリー・スミスではないかと思うが、解説ではタブ・スミスとしているようだ。
「身も心も」
前曲同様スタンダード・ナンバー。こちらはTsのテーマ吹奏からソロへと進む。解説ではバディ・テイトをフューチャーしているという。

「ホット・リップス・ペイジ/アフター・アワーズ・イン・ハーレム」レコード・ジャケット

<Date & Place> … 1941年 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジャム・セッション(Jam session)

Trumpetホット・リップス・ペイジHot Lips Pageジョー・ガイJoe Guy
Guitarタイニー・グライムスTiny Grimes
Others不明Unknown

<Contents> … "Hot Lips Page/After hours in Harlem"(Onyx records 207)

A面5.「いい娘を見つけた」(I've found a new baby)
ガイのTpのイントロで始まる。続いてグライムスのGtソロとなるが、エレキ・ギターを弾いている。心なしかクリスチャンに似ていて、クリスチャンのフォロワーのような気がする。続いてペイジのミュートTpソロから合奏になる。

[Hot Lips Page/After hours in Harlem]レコードA面

<Date & Place> … 1941年 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジャム・セッション(Jam session)

Trumpetホット・リップス・ペイジHot Lips Pageジョー・ガイJoe Guy
Alto saxルディ・ウィリアムスRudy Williams
Others不明Unknown

<Contents> … "Hot Lips Page/After hours in Harlem"(Onyx records 207)

B面2.「オールド・ヤズー」(Old Yazzo)
ペイジのヴォーカルから始まる。スキャットも交えて歌いまくり、ルディのAsソロに移る。ルディのソロは少しぎくしゃくしている感じがするが、それが売りなのだろうか?続いてTsソロになるがこれは誰か不明だという。そしてペイジのスキャット・ヴォーカルとなり、バックをバンドがリフで盛り上げる。。

[Hot Lips Page/After hours in Harlem]レコードB面

<Date & Place> … 1941年 ニューヨークにて録音

<Personnel> … ジャム・セッション(Jam session)

Trumpetホット・リップス・ペイジHot Lips Page
Others不明Unknown

<Contents> … "Hot Lips Page/After hours in Harlem"(Onyx records 207)

B面4.「コンク」(Konk)
アップ・テンポのブルース。パーソネルはペイジの他は全く不明という。Tpのリフから始まり、Tsなどが合わせていく。まずソロはDs、続いてTs、ペイジのオープンによるTpソロと進む。さらにリフをバックにピアノ、続いてBのウォーキング・ソロから合奏によるリフとなり、リフをバックに再びTpソロが盛り上げ、全員によるリフとなって終わる。

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